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神様にお願いされた151歳 【仮】  作者: なるる
第2章 ぶらり途中下車の旅編
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第二十五話 「若者たちの行く末を考えたら、何故か龍に巻き付かれていた。」

今回の最後に龍と人の異種があります。

生理的に合わない方は当然いらっしゃると思います。

かなり、短くしました。

読みたくない方は、青春のくだり辺りで読むのを止めて頂いても内容はわかると思います。

わしの裁きが終わり、祭りを宣言したので村人達は歓喜を上げて騒いでいる。

暫らくすると準備の為にそれぞれ家に帰って行ったのでわしらも外道領主の館へ向かった。


外道領主の館に戻ると眷属達によって新築同然に直されていた。

うむ。さすが眷属じゃ。この程度では驚かん。

こんなに綺麗であれば、しばらくここを拠点にしても良いかもしれん。

今後について考えながら食料庫に行くと事件が起きた。


そこにはあるはずの食料が予想していたよりも無かったのじゃ。

村人の人数を考えると祭りどころか宴会しか開けない。

歓喜している村人達に祭りは後日でとは、とても言えん。

わしの威厳にもかかってしまう。

熟考した結果、あれを使う事にした。


わしは眷属達を集めて、神妙な顔をしてみんなの前に立った。


「助けてください。思っていた程、食料が無くて祭りどころか宴しか開けません。

 どうかお力をお貸しください。」


わしは土下座をして眷属達にお願いした。

その辺の土下座とわしの土下座は年季が違う!一緒にしてもらっては困る。

伊達にルル様の怒りを鎮めておらんわ。


わしの土下座に心を打たれたのか?呆れられたかはわからんが、眷属達は笑って協力してくれた。


協力を得たわしは、ラルチェとアリスに村人が来たら誤魔化す様に指示を出した。

アリスならうまくやってくれるじゃろう。

眷属達には、館の中で金目になる物を集めてもらう。

外道領主の先祖や家族の肖像画、その肖像画に書かれていた装備品、ドレス、装飾品等も出てきたが構わず売ることにする。思い出の品など他人から見たら関係ないのじゃ。


かき集めた財宝とわしらをネルリンに食べさせて、走り屋に貿易都市まで走らせた。

原生林を通る予定なので食料になる動物や果実など手に入れる為、眷属達は原生林に降りた。

その時にネルリンを起こして原生林全体に【龍の威嚇】を使うよう指示を出した。

アルタの眷属なので心友の証を使えば起こすことは可能なのじゃが後が面倒で普段していない。

今はわしの威厳にかかわって来るので仕方がない。


わしは貿易都市の商業ギルドの前に降ろして貰い、ルル様とアルタの心友の証を装備して入って行った。

受付で誰?みたいな顔をされてしまった。

なんじゃと。時間もないのにと焦ったわしは、誤って【龍の威嚇】と【龍のブレス】を使ってしまった。受付の奥の豪華な扉を大破してしまった。

焦ったわしは、中の人を助けようと部屋に入った。

天井から音がしていたので崩れてはいけないと九尾鞭を振ったら何故か豪華な服をした人を縛り上げていた。ギルドカードを見るとギルドマスターじゃった。

気絶していたので再生魔法を使って起こすとギルドの職員達は心を入れ替えたように快く協力してくれた。

うむ。偶然とは恐ろしいのぉ。フォフォフォ。


流石は商業ギルドじゃ。職員総出で30分以内に買い取りと酒類・調味料を用意してくれた。

わしに感謝しているかギルドマスターと職員総出で見送りをしてくれた。

中には泣きながら手を振っていた者もいた。

扉については弁償しなくても良いと言われた。

流石は商業ギルドじゃ金があるのじゃろう。

帰り際にルル様とアルタの名を出して「挨拶に来ないのはルール違反じゃと思うぞ」と言葉を残した。

わしがネルリンに食べられる時に誰かが倒れる音がしたが今は気にしてられない。


ちなみに扉が大破した時に雇われた傭兵達が何十人も押し寄せたが走り屋に睨まれて気絶していたらしい。さすが江戸っ子。ケンカっぱやい。


ふう。何とか1時間強で眷属達も回収しながら館に戻れた。


ラルチェとアリスから村人達の代表者が訊ねて来たので、上手く誤魔化せたと報告を受けた。

アリスが機転を利かせて、とりあえず食料庫の中身を全部持たせた。

さすがはアリスじゃ。

村人達が広場でお祭りの準備をしているので手に入れた食料・酒・調味料を運ぶ事にした。

眷属達にも手伝って欲しかったのじゃが、これ以上は手伝えないと言われてしまったのでお礼のキスをして帰って頂いた。当然、横に居るラルチェとアリスにもした。


わしとアリスの劣化アイテムボックスだけでは全部は無理なので、広場から人を借りることにした。

広場で食料などを出すと拍手喝采じゃった。

村人に食料運びを頼むと喜んで運んでくれた。


日が完全に暮れたので、初級光魔法で光球を数十個作り、灯りを確保する。


料理は完成していないがある程度揃ったので周りを見ると、みんな酒や食べ物が欲しく涎を垂らして待っていた。


うむ。限界じゃな。わしは【龍の威嚇】と【龍の飛翔】を使って広場の真ん中に飛んだ。


「皆の者。待たせたな。

 今日は特別な日じゃ。

 外道領主とその一味を倒して村に平和が戻った日じゃ。

 皆、5年間、辛かったであろう。苦しかったであろう。

 忘れろとは言わん。忘れられないことも多々あったはずじゃ。

 しかし、今日くらいは忘れても良いと思うぞ。

 忘れられない者は、酒を飲んで忘れなさい。

 酒を飲めない者は旨い物を食べて忘れなさい。

 それでも忘れられなかったら踊って忘れなさい。

 祭りは酒や食料が無くなるまで終わらん。

 皆の者、飲んで、食べて、踊ってバカになるまで騒げ。

 この祭りは、わしからの大盤振舞じゃゃゃ!!!!」


「おぉぉぉぉ。」

「酒じゃゃ。酒が飲めるぞーーー」

「肉だよ。肉があるよ。」

「腹がはち切れるまで食べるぞーー」


皆一斉に騒ぎ出して楽しんでいる。

村人の代表者達がわしに酒や食べ物を持ってきた。

わしはラルチェとアリスを左右に座らせて挨拶に来る者達を出迎えた。



祭りは3日が過ぎた頃、酒が尽きたのでお開きになった。

皆遊び疲れているので片付けは明日にすることにした。

ちらほら家ではない所へ向かう男女が居たが皆、皆見ない振りをしていた。

そうそう。この3日間で性行伝授の儀を受けていない男は居なくなった。

元々、性行伝授の儀はめでたい事なのでお祭りと一緒にやって縁起でも担ごうとしたのかもしれん。

いつのまにか集団で性行伝授の儀をしていた。

性行伝授の儀の時は妊娠しないので旦那がいる女性も参加していた。


性行伝授の儀に刺激されて、集団戦が始まったが、特に咎めを受ける者は少なかった。

元々、田舎では祭りの時に集団戦になることがあるらしい。


しかし、少なくないと言っても0ではないので咎められる者もいる。


それは・・・。


わしと村人Aじゃ。二人して仲良く正座中じゃ。


わしは、女達に頼まれて相手をしているうちにいつの間にか集団戦になっていた。

村人Aは性行伝授の儀を終えると集団戦に加わっていて、それを村人Bにバレたらしい。

うむ。どうやら、わしが原因で集団戦が起きたらしい。

ラルチェとアリスも初めは許していたがあまりにも放置が長かったのでキレてしまった。


【愛の伝道師】を持つ者とすると乳の出が良くなるとの言い伝えがあるので、牛タイプの乳牛や山羊タイプの乳山羊には絶大な人気がある。


わしはいつもの様にラルチェからの物理攻撃とアリスからの精神攻撃を受けている。

ラルチェは痛いだけじゃがアリスは足の感覚を調節して痛痒い状態をキープされる。

わしはいつもの事なので問題ないが隣の村人Aが拙いかもしれん。


「最低だよ。私との約束を忘れて他の人としているなんて。

 私が見ている前でもすぐに止めないなんて・・・・。

 バカ。

 アホ。

 もう知らない。

 結婚なんてしないんだから。

 ・・・・・・さようなら。」


バチィーンといい音をさせて村人Bがビンタして泣きながら離れて行った。

頬をさすりながら呆けている村人Aを見るとこれは拙いぞ。


なんとかせねばなるまい。ラルチェとアリスの怒りが静まるまでには時間がかかる。

それでは遅い。村人Aはなぜすぐに追いかけて行かんのじゃ。


村人Bもゆっくり歩いているのは、追いかけて欲しいとサインを出しているじゃろう。

気付け村人Aよ・・・・。


仕方ないアドバイスするかと村人Aに近づこうと動く。


「タケル様~。動いてはメ~。」

「反省がたりませんね。タケル様。フフフ」


二人に邪魔をされた。

何、二人とも見ていなかったのか、隣で破局の危機があったのに。

普段なら三度の飯よりも大好きなのにそんなにわしを拷問するのが良いのか。

これは・・・ルル様の愛情表現の影響じゃな。


このままでは村人ABが破局してしまう。

確かに村人Aが悪い。

村人Bに見られているのに「あと少しで・・」「ラストスパート」とか言っていたなぁ。

はぁはぁ荒い息をしながら、すっきりした顔で村人Bと話すなんてバカじゃ。

しかし、あの若さでは仕方がない。

しかも、あのサルになってしまう年齢で5年間も我慢にしていたから仕方がないかもしれん。


ここは、じじいが何とかせねばなるまい。

まずラルチェとアリスを黙らせるか。


わしは全力で再生魔術を使って一瞬で体を治癒した。

ラルチェが近寄って来たので立ち上がり全速力で向かっていたった。

ラルチェはわしの突然の行動に驚き、スピードが鈍る。

ラルチェに低空タックルをする。

途中で角度を変えて腰に抱きついて勢いを利用して担ぎ上げる。


担ぎ終えるとアリスに向けて九尾鞭を振る。

アリスでは9本は避けられず鞭に縛られた。

二人の動きを封じると二人を担いて木陰に移動した。


即座に【弱点看破】を使い二人を攻めたてる。

二人は最初だけ抵抗したが直ぐに体を開いたので全力を出した。

【愛の伝道師】【弱点看破】【錬丹術】のコンボで二人を瞬殺した。

わしのパトスがファイティングポーズを取ったが今は村人Aじゃ。

わしは、鋼の意思で沈めてから村人Aの元に行った。


「何をしている。早く追いかけるのじゃ。」


「えっ。でも、今更追いかけても追いつけないし。

 追いついても何を言っていいのかわからないし。

 本当、俺はバカですよね。」


「ここに居てどうする。バカならば体を動かせ。

 お前に魔法をかけるから追いつけるじゃろう。

 追いついたら黙って抱き締めろ。

 暴れても離すな。

 そして、好きなところをありったけ大声で言え。

 言い終わったら反論されないようにキスで黙らせろ。

 良いか絶対に照れるな、声を小さくするな。

 ・・・・・・・・・・・・・・・。

 そして、男は大事な時にバカになれるかで価値が決まる事を覚えておけ。」


わしは中級光魔法を最大限まて高めてから、村人Aにかけた。

村人Aの身体能力が10分間3倍近くまで上がる。



「行け。若者よ。」


「はい。ありがとうございます。」


わしにお礼を言って、村人Aは矢の如く村人Bを追いかけて行った。

うむ。作戦も与えたうまく行くじゃろう。

まさしく、青春じゃな。うんうん。



若者たちの行く末を考えているとわしの周りだけ日陰になっていた。

上を見るとネルリンがわしの頭上に居た。


「・・・祭り・・・終わった・・・・いた・・だく・・。」


一瞬でネルリンに食べられた。


目が覚めると外道領主の部屋に居た。

わしの全身を小さくなったネルリンが巻き付いている。


ネルリンの姿は龍のままじゃ、体は冷たいのでわしの頭が覚めて行く。

前に面倒と言ったのこの事じゃ。

ネルリンは【龍への道】を解かないでわしとしようとするのじゃ。

わしにそんな趣味がないのはわかっているはずだが、起きている時に襲われる事が有る。

懸命に動いているが、冷たい体が全身を這いづくばっていると興奮よりもマッサージの様に気持ちが良くなる。


「・・E・・・・D・・・・・E・・・D・・。」


そしてこれじゃ。反応しないわしに対して的確にダメージを与える。

なぜ、わしの世界の言葉をっているのじゃ。

一度反論したら、締まるのが強くなり全身骨折した事があるので、迂闊に喋れない。


1時間経過したが辞める気配がない。いい加減諦めて欲しい。 


「タケル様~。」

「ご無事ですか?」


ラルチェとアリスが豪快に扉を開けて入って来た。


「わぁぁぁ~。ネルリンさんと~。タケル様~。すごい~」

「あらあら。これは。ネルリン様、私たちもお手伝いしますね。フフフ」


アリスが服を素早く脱いでベッドに上がった。

ネルリンもいきなり上がって来るとは思っていなかったのか驚いている。


「フフフ。やっぱり冷たいのですね。このウロコがたまりませんわ。」


アリスは、感触を楽しんでいる。


「アリスちゃん。ズルいです~。わたしも混ぜて下さい~。」


二人が入って来たのでネルリンは絞まり緩めて、場所を開けた。

わしの両腕も解放されたのは良いが仰向けからは動けないでいる。


わしは二人の攻めに負けて反応した所を一瞬でネルリンに食べられた。



流石に反射神経が凄い。


わしはそんなことを考えながら新しい扉が開いていくのを身を震わせながら待った。


夜が更ける頃には、わしは新しい扉の中に入って行った。

毎回、どこまで書いて良いのか迷います。

今の所、運営からお叱りを受けていないので消していません。

もし、お叱りを受けた場合は、即編集します。

ご了承して頂ければ幸いです。

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