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神様にお願いされた151歳 【仮】  作者: なるる
第1章 史上最強の神獣と言えば? カーバンクル!!編 
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第十五話 「謀(はかりごと)大好きなカーバンクル」

「ラルチェ、アリス ただいま帰ったぞ!」

「タケル様~。おかえりなさいです~。」

「・・タケル様・・・・おかえりなさい・・。」


出迎えてくれたのは二人だけでルル様がいない。この時間は特訓しているはずなのじゃが?


「二人とも特訓は?それとルル様は?」

「特訓はもう終わりました~。ルル様は大分前ですが「目が覚めましたね」と言って奥に行かれましたよ~。」

「・・すぐにおわった・・。」


どうやらルル様は用事が出来て二人の特訓を終わらせて奥へ行ったらしい。

珍しいと言うよりも初めてじゃな。

ドSなルル様が特訓を辞めるなんて何があったのじゃ。


「タケル聞こえていますか? あら。今なにか善からぬことを考えましたか?」


なぜわかるのじゃ・・・・いかん。平静を装わなければ。


「滅相もございません。ちゃんと聞こえております。ルル様はどちらにいらっしゃるのですか?」


「そうですか。不信な感じがしたのですが。まっ良いでしょう。

それよりも、私の元へいらっしゃい。

先程、アルタさんが目を覚ましましたので紹介します。」


アルタさんとは神人:黄龍 アルベルタ・ディータ様のことじゃな。


「わかりました。以前の場所で宜しいのでしょうか?」

「違います。あれから移動してますので転移しますね。」


ルル様が言うのと同時に魔法陣が現れて吸い込まれた。



いきなりとは・・・あいかわらずじゃのぉ・・・ルル様は。

目の前には巨大な七色の宝石と中に黄金の龍がいた。


「タケル、来ましたね。紹介します。アルタさんです。」


ルル様は巨大な宝石に自分の宝石をくっ付けている。


「初めまして、神人:黄龍 アルベルタ・ディータ様。

 わしはヤマト・タケルです。」


「はじめまして!僕は神人:黄龍 アルベルタ・ディータだよ。アルタって呼んでね。

 あれ、君も龍タイプなんだね。まだ・・居たんだ。嬉しいよ。」


まだ・・居た?

もしかして龍タイプは絶滅しておるのかもしれん。

たまも様の知識ではどんな動物でも良いとあったので選んだがこれはまずいかもしれん。


「珍しいのですか龍タイプは?」


「うん。珍しいよ。そもそも龍タイプや竜タイプの絶対数が少ない。

 そのかわり全種族の中でもトップクラスだよ。

 成人までに様々な条件を満たすと変態の時に龍か竜のどちらかのタイプになれるんだけどね。

 

 龍は、全ての能力を高くなるから力のコントロールしやすい

    でも竜タイプよりも攻撃力は落ちる。


 竜は、物理・魔法攻撃などの攻撃力がすば抜けて高くなるけどコントロールが難しい。

    ほとんどが広範囲・高火力になってしまうから見方を傷つけやすい。


 そして条件の中に<強さへの一途さ>があって、大抵は竜タイプになるんだ。」


なるほど、全種種族からでもなれるのか。

<強さへの一途さ>かぁ。確かに攻撃力が高いのは解り易い力じゃな。

しかし、攻撃・防御・回復などのあらゆる面で対応できるのも力じゃ。

誰にも負けたくない、最強になりたいなどは・・・竜タイプ

守りながら戦える力が欲しい、どんな任務でも達成したいなどは・・・龍タイプ


うむ。龍タイプで良かったわい。仲間を傷つける攻撃など迂闊に使用出来ん。


「なるほど、アルタ様、大変勉強になりました。」


「あっ。僕のことはアルタでいいよ。そのかわりタケルって呼びつけするから」

「タケルで結構です。わしはアルタ様と呼ばせていただきます。」

「えっーー。アルタって呼んでよ。言わないとタケルの致命的な欠点教えないよ。」


致命的な欠点じゃと・・。致命的とは穏やかではない。ここは引くか。


「わかりましたアルタ。致命的な欠点を教えていただけないでしょうか?」


「うん。いいよ。あと敬語もダメだからね。

 タケルは変態後の性行伝授の義を受けてないでしょ。

 受けないとタイプ固有の【能力】が使えないよ。

 当然、他の人にも性行伝授の義は出来ないからね。

 龍タイプの固有【能力】がなかったからあれっ?と思ってたけど

 【能力】に【性行伝授】がなかったからそれでわかったんだ。」 


「なっ。・・なんですとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!

 どういうことじゃルル様ーーーーー!!!!」


「あら知らなかったのですか。わたしに聞かないからてっきり知ってると思っていましたよ。」


万遍の笑みをわしに向けながらルル様が言った。


このアマ上等じゃーーーーー!! 

わかっていて条件をつけたのか!!!

20階層クリアできてもわしには【性行伝授】がないから儀式が出来ん。

まるで条件をクリアして大喜びしたわしを奈落の底へ落とす所業じゃ。

きっと血の涙を流していたじゃろう。

ドS・独占力・ツンデレ・ヤンデレ・・・・もうどうでもよい。

ゆ・る・せ・ん!

今度ばかりは、許すわけにはいかん。

例え勝てなくても男としては引けない戦いじゃ!!


わしは初めて本気の殺意をルル様に向けた。

ルル様は笑顔でわしの睨みを受けている。

まるで何か?と言っている様じゃ。

舐めおって・・・・・。


どれ位睨みつけていたのじゃろうか・・・。


「二人とも辞めなよ。タケル大丈夫だよ。僕が性行伝授の儀をしてあげるからね。」

「本当かアルタ。何時やるのじゃ」

「今でしょと言いたいけど・・・・・・」

アルタの言葉にルル様が動揺し会話を遮った。


「アルタさん何を考えているのですか。ダメです。

 タケルの童貞はわたしが散々焦らして焦らして、数十年楽しんでから頂くのですから。」


とんでもない事を言い出しおったぞこのアマ!!しかも長期計画をも立てておる。

もしかして、50階層クリア後の大陸へ行ける魔法陣も嘘なのかもしれん。

どんな手を使ってもわしを逃がす気はないのじゃろうな。

このアマは!!!


「他人に奪われるくらいなら、わたしが・・・・・

 いえ・・。タケルを食べてしまえば一心同体ですわ。

 いえいえ。食べなくても宝石に封印してか洗脳すれば私だけのタケルに出来ます・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・」


怖い・・・・・・この人・・・・・妄想・欲望がダダ漏れになっておる。

漫画やドラマでは見たことがあるが実際いるのじゃな・・。


「えっっと。ルルお姉ちゃん。タケルはみんなの者だよ。

 食べたり、宝石に封印とかしたら・・・・

 たまもちゃんや天狗のおじぃとかいろんな神々が黙ってないと思うよ。

 ただでさえ異世界人って珍しいのに性格もそんなに壊れてないからみんな興味があるもん。」


そんなにって、わしは壊れているように見えるのか。

それよりも・・あのアマを止めねばならん。頑張れアルタ。


「はっ・・そうですね。わたしとしたことがはしたない。

 アルタさん。取り乱してすみませんでした。

 タケル・・・。

 ダメですまだ、タケルには早いですわ」


「ルルお姉ちゃん。タケルが可哀想だよ。

 ちゃんと努力してレベルを上がっているし、

 今までの行動を見ても永久奴隷にする程の問題も起こしてないよ。

 そろそろ本来の力を解放してもいいはずだよ。

 それと・・・お姉ちゃんが暴走している間にみんなと念話をしたけど

 たまもちゃんやサラちゃん達が立候補しているよ。」


よく言ったアルタよ。もう親友じゃ。いや、心の友と書いて<心友>じゃな。

そして、やはりわしを時間をかけて試していたのか。

問題あれば永久奴隷をして、問題なければ、本来の力を解放する。


「なんですって!余計な事を!! 

 アルタさん。タケルは知らなくていいことまで!」


何やら念話をしているようで「結構です」「だまらっしゃい」「余計なお世話です」「来たらどうなるか判っていますわよね」「結界を張らないと・・」

などと物騒な事を言っておる。


「タケル時間がありません。あの子達が来てしまいます。

 それては、今からでも・・・・

 いえ。最低一晩は身を清めないと・・・・・・

 それでは明日、わたしが性行伝授の義に行います。

 いいですねタケル!!!!」


わしはアルタが良かったが、「断ったらどうなるかわかっていますよね!」と目で訴えているルル様に圧倒されてうなづいてしまった。


「うん。それがいいよ。僕はまだ動けないから裏技になっちゃうし。

 タケルごめんね。でもルルお姉ちゃんが相手するから・・・

 ・・・・・・・・・・死なないでね。」


最後に不吉な事を言っておったぞ。聞こうとすると足元に魔法陣が現れた。


「タケル。今晩は尻尾をお貸しできません。

 宝物庫に食料(秘薬等)と布団や毛布がありますから使用して下さい。

 わたしは、これから身を清めますので戻れません。

 後、二人には当分、特訓はありませんのでゆっくり過ごしてくださいと伝えてください。」



アルタに聞けずに転送させられた。

わしは、ラルチェやアリスに説明をして一緒に寝床を作ることにした。

後でバレるじゃろうと思い【性行伝授の義】をすることも伝えた。



「タケル様~。まだ童貞だったんですか~。151歳なのに~。

 龍タイプだからですか~。

 どんなことをするのか後で教えてくださいね~。」

「・・・・・童貞・・フッ・」


「性行伝授の儀はしていないだけで100人斬りはしておるわい!!!」


「・・・タケル様・・・・それは・・・・・・」

「・・・・・最・・低。」


なぜか二人はわしから離れて、ドン引きしていた。


なぜじゃろう。目からしょっぱい汗が流れていたのは言うまでもない。

次回はついに<性行伝授の儀>を公開します。

R18になるので詳細は省略すると思います。

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