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第46話 地獄絵図(2)

 ブックマークありがとうございます!

「あれで決められなかったなら、本気を出さないとな」


 あの実況で聞いたときの技をもってしても全力ではないと?


「【武士道】!」


 するとスカンダの髪が白色になり右目が赤色、左目が青色に変わり持っていた剣が刀のような形状になり服が和服ぽくなった。


「なんだと……」


 なんてカッコいいんだ! 俺もそのスキル欲しい!


「ではそろそろ終わりにしよう」


 するとスカンダの姿が消えた。

 後ろからズサッとやられるのか? でも直感だが、前からくる!

 勘に頼る!


「【疫病神】」


 キィーン!


「やっぱり前から来たか!」


 ウイルスメリケンサックを握った拳とスカンダの刀が衝突したのだ。


「完全に気配はなかったはずだがな」


「勘だ、次は俺の番だ! 【疫病神】!」


 ウイルスの雨を降らす、そして俺はその雨に突っ込みスカンダに攻撃しようとする。

 予想通り、ウイルスの雨は自分に当たる位置に来る物を全て刀で切捨て俺の相手をしようとする。

 だが、まだあるぜ! だが、それもスカンダなら防ぐだろう、だから更にもう一手加える。


「【忍び寄る影】!」


 スカンダが現れてから、ドラゴンとの戦いの中【忍び寄る影】を使った場所に移動していたのだ。


 俺はスカンダの背後に現れ、広範囲にウイルスビー玉をなげて殴りかかる。


 スカンダはストップウイルスのビー玉は防いだが、俺の拳は防げなかった。背後を取られた状況でここまでやるのは凄いな、スカンダが大きく飛ばされた。

 ちなみに【忍び寄る影】で移動中にペインウイルスを自分にかけてあったのだ。そしてスカンダがかなり向こうに着地したが、想定済みだ!


「【万物の造り手】!【世界剣】!」


 薄くウイルスで実体を造っていたものを10本の剣にして【世界剣】で長さを伸ばしてスカンダを突き刺したのだ。どこまでも伸びる剣は流石に全てはよけられなかったみたいだな。HPを半分削った、もともと全回復していなかったからな。

 だが、前準備は全て使い切った。

 ここからが、本当の闘いだ! 


「どうした? スカンダ? まだ決着はついていないが?」


 少し牽制する。


「おもしろいな!」


 スイッチが入ったみたいだ! これでお互い全力だろう! 


 すると、スカンダがものすごいスピードで近づいてきた。


「【行雲水流】!!」


 するとスカンダは風のように動き一瞬で俺の前にきて、剣を流れるように振るう。

 だが、


「【万物の造り手】!」


 懐にしまってあったウイルスビー玉を全て使って創り出す!

 作ったのはサボテンじじいだ!


そして物凄いペインウイルスをまとった砂嵐が吹き荒れる。


「グッ!」


 すると剣で砂嵐を打ち消した。

 そしてサボテンじじいは消え去る。

 物ではなかったためかなりの素材がいった。手持ちのウイルスビー玉は底を着いた。

 ペインウイルスが5回かかったみたいだ、結構HPが削れた。勝てそうだ!

 なら持てるHPをほぼ全部使ってとどめをさすか!

  

「【百の太刀】!!」


 スカンダはこちらに剣を振るすると剣先が無数に分裂する。


「【深淵の闇】!」


 10秒間物理攻撃は効かない、つまりスカンダは魔法スキルを使うために言葉を発さなければいけない、そのすきがあれば出来そうだ!


『疫病神を使ってくれHPをありったけ使って』


 疫病神もスキルが使えるので任せる。


『【疫病神】』


「【万物の造り手】!」


「【多重詠唱】!!!」


 そしてスカンダの剣が俺を襲うが、俺は一瞬でスカンダの背後をとる。


「ありがとよ、イビル!」


 そう俺はイビルを造って装備して回避してもらったのだ。イビルが【形状変化】で第1回イベントの時のようにスカンダを串刺しにした、これを逃したら俺は負ける!

 ほぼスカンダのHPをほぼ削ってイビルは消滅する、俺の拳で決着をつける!

 一瞬現れたイビルに俺は【ウイルス譲渡】でストップウイルスを貸していたので、スカンダはすぐには動けない!


「【高速詠唱】、【暗黒水竜《ダーク・リヴァイアサン》】!」


 何! あれは使えば、死ぬから1日に1回しか使えないし、クールタイムは3時間のはず! 今使えるわけがない! ドラゴン戦で使っていたじゃないか!


「あれは噓だ! 詠唱がいるスキルだから、詠唱なしでスキル名を言わなければ使ったことにならないのだ!!」


 今はストップウイルスで動けないが、あと数秒すれば俺は死ぬ。


「【忍び寄る影】!」


 俺は全力でスカンダから逃げる! 


「くそーー!」


 そしてスカンダが動けるようになり、俺めがけて飛んできて


「【多重詠唱】【世界剣】【空間切断】【ブースト】【真・漸滅剣】!!!」


 スカンダは刀を無造作に振る。だがそれだけで、大爆発が起こり、レーザーあちこちに噴射され、まあ一言で言えば地獄絵図だ


「【忍び寄る影】!」


 さっき使った場所に転移するが、無駄だと言わんばかりにスカンダは先回りしていて俺の後ろに立っていた。


「終わりだ! やとら!」


 グサッ!


 俺はスカンダに刺され、爆発とともにHPが0になった……

 

『ここで終わってたまるか……』

 夜虎は負けてしまったんでしょうか……?

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