第31話 被害者の会
遅くなりましたが、投稿出来ました。
途中で主人公目線では無くなります。
そして無言のまま探索を続けていた、そしてお互いが同時に口を開けた。
「「別行動しないか?」」
「「だってお前強すぎるだろ」」
「「いや、俺は普通だ」」
シンクロしてるんだけど! まあいいか、俺スカンダほど強く無いと思うんだけどなぁ、まあいいか!
「じゃあ、いつかまた会った時戦おうぜ!」
「おう、やとら! 次は俺の方が強くなっているだろうがな!」
「またな!」
「おう!」
そうしてスカンダは走って行った、そしていずれ背中は見えなくなった。
「別れたものの……俺は何をーすればいいんだーー!」
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――イベントが終わって少し経った頃だった――
「今から第1回夜虎被害者の会を始める……」
始まりの町の宿の談話室に響いたこの悲しい声はインフェリアのものだった。
これは、第1回イベントで夜虎に完膚なきまでにボコボコにされたプレイヤーが集まった集会だった。
インフェリアが集ったもので現在総勢21人になるものだった。
「では、まず自己紹介をしようそして自己紹介の次に知っていることを言っていこう」
「まずは俺から行こうかな、俺は黒猫。槍使いでやってるよ、夜虎君はなんといってもまずは強い、そして幾つもの戦い方を持っていると思うよ。
こちらがどんな違う戦い方を試しても全て対応される、共通認識だと思うけど、彼は武器を使わない、拳で戦う。それで恐らく色んなスキルを取得してるんだと思う。その中でも拳を振るだけで衝撃波が来る、そしてそれに当たるとノックバックの効果で体勢が崩れる、そんな感じだと思うよ」
「そんな……」
「あの高レベルモンスターのファイアーボアを単独で倒せるっていうのに……」
「黒猫さんにそんなことを言わせるなんて……」
そうして何人も自己紹介が終わっていき、
「次は私ね! 私は大魔女ウィッチよ! アレは簡単に言うとおかしいヤツだよね。私の全力の攻撃で無傷なんだから…… けど多分ずっとその防御力は保てないと思うのよ! いや少なくともそうであって欲しいよ! それで私のバリアも貫通する攻撃を繰り出した、攻撃力も化け物よ! あんなの勝てるわけがないよね……」
黒猫でもそうだったが、トッププレイヤーが勝ち目がないというとやはりその言葉は重かった。
そうして全員の自己紹介が終わり……
「情報をまとめると、どんな攻撃も効かず額をデコピンしたら物凄く速くなり、拳を振り生じた衝撃波を受けると持続ダメージを受けるということだね」
「化け物……」
「勝てるわけがないよな……」
「静かに! しかし持続ダメージも異常なスピードも全て何か言ってから起きている! つまりスキルだ! だから言う前に止めればいい! そして固定ダメージは効く! 道筋は見えている! 共にあの悪魔を倒そうじゃないか!」
一部反応は優れないが、トッププレイヤー全員が一致団結しているので賛同している者も多かった。
だが今彼らはイビルの存在を知らなかった。
イビルにやられたプレイヤーは意気消沈してしまったのか、この会に1人もいなかった。
いずれ知るだろうが、原時点で知らないというのはかなりの痛手であった。
そう無知は何よりも恐ろしいのだ。




