先のお話
この物語の構成は、名前「」と言ったもの以外はセリフではありません。
そうして授業は順調に終わり、下校時間。
俺は生徒会室に呼ばれていた…。
凪李「朔も来たわね……」
生徒会室には、俺、凪李、紫音、柊来の合計で4名が集められていた。
生徒会メンバーはまだまだ居るはず……
朔「他の奴らはどうしたんだ?」
椅子に座りながら聞いた。
柊来「生徒会で行ける面子と言えばこの4人しか居ないよな」
凪李「いや柊来、まだ後二人来るわよ」
あと二人か……俺は生徒会の奴らとはそれなりの仲になりたいと思っている。
その分、今までそんな喋って来なかった人と喋りたいのだ。
その瞬間生徒会室の扉が開いた。
???「来たぞ、凪李」
入ってきた人物とは…
生徒会の【会計】の"藤咲 萌夢"だった……。
彼女とは、生徒会の中でも親しい部類にはいるだろう。
常に無表情で何考えているか分からないのが、不思議ではあるが…………
っとその後ろにさらに人影がある。
正体は、生徒会【議長】である"白石 千隼"
柊来「おー!千隼も来たんか…!」
柊来は楽しそうに喋っている。
凪李「よし、全員揃った所で話しましょうか」
一瞬何だろうと思ったが、簡単に予想できた。
昨日のことを思い出しながら聞く。
朔「旅行のことか?」
旅行………そう、俺は昨日誘われてOKした。
そのことを話す…計画を立てるのだろう。
俺の言葉への周りの反応を見る限り、全員知っていそうだ。
ーーー旅行ということを。
凪李「とりあえずみんな行ける曜日を教えてくれるかしら?冬休みか春休みには行きたいけど…」
それぞれが言っていく。
柊来「俺はいつでもいいぜ!」
萌夢「私も」
千隼「俺もだ」
ここにいる奴らはなんでもいいらしい。
それに俺も続く。
朔「俺もどこでもいいかな」
凪李は目を瞑り頷きながら、肩を組む。
目を開き俺らを見ながら、口を開く。
凪李「じゃあ冬休みか春休み……どっちに行きたいとかある?」
分かりきった質問だった。
冬休みは短いし、旅行するとしても寒い。
俺は寒いの苦手だ。
それに比べ春休みは丁度いい。
二年生に上がる前の休み。
それに気温も丁度いいし、長さ的にもうってつけだ。
満場一致で春休みになった。
まあだろうな…。
日にちはまだ決まっていないが、今からでもワクワクする。
旅行というものを俺は今までしてこなかったからな。
そうして俺たちは生徒会室を後にする。
その間際に、期待に胸弾むような言葉が聞こえてくる。
生徒会のみんなも楽しみらしい。
それを思うほど、俺の口角は上がる。
なんでだろ……魔王時代にはこれほどまでに人の幸福で幸せになることはなかった。
俺も変わって来ているということかな……。
ーーーーー俺は帰路に着くーー。
いつも通る道は、月明かりに照らされ…いつもとは違った雰囲気が漂っていた。
俺は、その間旅行のことしか頭に残っていない。
多分楽しくなる。
生徒会の奴らと行く旅行……絶対無駄にしたくないな…。
俺は歩きながらそのようなことを考える。
ーーウィンー
目の前から、聞いた事のない音が聞こえてきた。
下を向いてた俺は咄嗟に顔を上げる。
俺は"それ"を見て絶句した。
…………だって。
朔「これは……禁術の…」
目の前には、空間を歪ませ…黒い渦が出来ていた。
そこには人一人分が入れる大きさをしている。
俺は知っていた……。魔界で本を読み漁っていた時代に見た。
この禁術は…………。
すると突然その中から、誰かが出てきた。
その人物を見て、更に固まった。
だって…………それは。
朔「ゼフィ…………?」
今回のこのストーリーは、現実世界とファンタジーが交差する物語となっております。これからもバンバン話を投稿していく予定なので見て頂けると幸いです。




