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元魔王が生徒会長に!?  作者: DAI
第一章 プロローグ
7/11

渡したいもの

この物語の構成は、名前「」と言ったもの以外はセリフではありません。

六時間目も終わり、各自部活があるものとないもので別れていく。


俺は、部活には入っていない。

単純にめんどくさいのだ。

ちなみに、叶美は弓道部……真央は剣道部に入っている。


部活がないから普段は帰る……所なのだが、今日は違う。

凪李に生徒会の仕事を任されている。

ーーー普通に俺が悪いんだがな。


生徒会室へ歩を進めていると何か人だかりを見つけた。

その中央にいたのは…………凪李だった。

とても困った顔をしており、紫音が周りに注意を促しているようだ。


助けてもいいんだが、生徒会室はすぐそこだし…早く作業に移したいから無視することにした。

…………あ。

生徒会室までの道はここしかない。

……………はぁ…ここ通るのか。


意を決して、その人だかりに突っ込むのであった。


凪李「あ…………朔!ちょっと待って…!」


ーーーーバレてしまった。


ここで無視するのは、印象的に良いとは言えない判断だろう。


人だかりにいた奴らも俺の方へと視線を移す。

ゆっくりと凪李の方を見て、言った。


朔「何の用だ…?俺は今忙しいんだが………」


なんで呼び止められたんだ……こんな沈黙長いなら、早く行かせて欲しいんだけどな。

かれこれ2分ぐらいは見つめあってる気がする。

そうこうしている内に、凪李が口を開いた。


凪李「あの………さっき他の生徒会メンバーと喋ってたんだけどさ…」


凪李はモジモジしながら視線をそらした。

顔が俯いたせいか、表情は伺えない。


凪李「私達生徒会で………どっか旅行しない?」


俺は、小さく「へ?」と呟いた。

今まで生徒会とは旅行といった類のものはしてこなかった。

多分これからもないだろうと思っていたが……予想外だった。


朔「お……おう」


こんな緊張しながら言っているのだ……こう言うしかないだろう。

目の前で、息を吐いている凪李が見えた。

そんなに安心したのか……?


朔「それじゃあ俺は仕事片付けてから帰るから」


そう言い手を振る。



ーーーーーー生徒会室。


俺一人しかいないこの部屋に、ペンを走る音と時計の音が聞こえている。

時々背伸びをしながら……書く。

ついさっき、半分は終わらせた。

外を見ると、もう暗くなっているようだ…。


朔「ふぅ…………どうすっかな、この資料」


俺は辺りを見渡して見る。

そういえば、こんな感じでゆっくりと生徒会室を見る機会がなかった。

ふと、とあるものに目が行った。

…………それは…。


朔「なんだこれ……?」


それは、紙だった。

そこには文章が書いてある。

一瞬誰のやつかと思ったが、すぐ分かった。

ーーーーーー紫音へ。


朔「アイツ………手紙なんか書きやがって…らしくねぇ」


笑いながら、手紙に目をやりそう言った。

ーーーーーー凪李より。

最後にそう書いてある。

勝手に読んだことには罪悪感はあるが、珍しい一面を見れたことは嬉しかった。


朔「でも、なんでこんなもんがここに……」


多分凪李のことだ。性格上まだ渡せてないのだろう。

そっと手紙を生徒会室の凪李の机の中に入れて置いた。


朔「よしっ!早く終わらせて俺も帰ろ!!」


そう意気込み、俺は資料に向かうのであった。

今回のこのストーリーは、現実世界とファンタジーが交差する物語となっております。これからもバンバン話を投稿していく予定なので見て頂けると幸いです。

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