生徒会長4
この物語の構成は、名前「」と言ったもの以外はセリフではありません。
生徒会室の扉を開けると、いかにもお嬢様という格好をした少女がそこにはいた。
生徒会【副会長】、名前は【桜瀬 凪李】
凪李「私ね、貴方の分まで生徒会の仕事をしたの」
目の前の少女は笑っている。
目に光がない状態で……。
よく見たら隣に紫音も立っていた。
朔「そそそういえば、他のメンバーはどうしたんだ?」
話を変えようと必死に手を振り、目を泳がしながら、そう聞いた。
だがそれも全てお見通しのようで……
凪李「話を逸らさないの……ちなみに他のみんなは生徒会の仕事を真っ当にやって、今日は仕事をお休みにするつもりよ…貴方とは違ってね。」
本格的にキレ散らかしてる……。
別に怖くはない……怖くはないのだが…。
このパターンは前に1度だけやったことがある。
……そう、このパターンは…
凪李「ふふふ。これぜぇーんぶやっといてね…貴方のだから」
そう言いながら、何枚も重ねてある資料やら色々を机の上に置いた。
やっべ、こんな溜まってたん?
普通に生徒会長になったの後悔しそうだ……。
朔「やるのは帰りでいいか…?今昼休みだし」
時計を見ながら、そう伝える。
そして俺はそこにずっと突っ立っている奴に視線を移す。
朔「ところで、紫音…お前はいつまでそこにいるんだ?」
凪李は今も尚、紙とペンを動かして作業をしているが…紫音に限っては、何かしている様子でもないのだ。
それどころか、一寸たりとも動いたりしていない。
紫音「私はお嬢様の護衛でもあるので……それにお嬢様の許可なしで発言など、出来ませんので…。」
そうだった……コイツ、凪李のメイドだった。
今は制服だが、普段着はいつもメイド服だった記憶がある。
…………詳しい内容は分からないんだがな。
朔「紫音、少しは自分の意思を持った方がいいぞ」
そう言ってやるが、まったく反応がない。
俺は自然と呆れたような表情になる。
それは凪李も同じだったようで……………
凪李「紫音……たまには私に逆らってもいいのよ…?」
凪李は紫音の方向を、顔は動かさず目だけで見て、口を動かす。
でも決して作業を中断することはなかった。
凪李「朔、こんな感じで何度言っても無駄なのよね…」
紫音だけに向けてた視線を、俺の方にも向けてきた。
凪李はようやく動かしていたペンを置いて、席を立った。
そうして紫音にも「さぁ行くわよ」と言い、俺の前まで来た
…………俺もふと時計を確認した。
朔「お……もうそんな時間なのか」
見ると、もうすぐ昼休みも終わり、次の授業が始まる所まで来ていた。
凪李「それじゃ、朔も帰り…そこに積んである資料をよろしくね……私たちは帰るから」
凪李は指で大量の資料を指差し、俺にそう伝えた。
「了解」という顔をし、凪李を見ると…満足したのか、この生徒会室を去っていった。
俺も、この部屋から出て…自分の教室に向かう。
その途中で、こんなことを思った。
「そういえば、今日は生徒会の仕事が休みって言ってたのに……なんでアイツは作業をしてたんだ?」………と。
今回のこのストーリーは、現実世界とファンタジーが交差する物語となっております。これからもバンバン話を投稿していく予定なので見て頂けると幸いです。




