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浮気をされたら  作者: こたつむ
彩華の場合

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7/15

家事が愛情の押し付けになっていないか

 父の事務所を手伝いながら、インテリアコーディネーターとしてのブランクを埋める。

 私が働いていた頃は、シューズクローゼットは、スタンダードではなかったが、ベビーカーやゴルフバッグの収納に欠かせない、シューズクローゼットは今や必須である。

 昔は、そのスペースがあれば、もっと他のスペースを広くしたいと思っていたが、主婦をしたことで、気づけることが増えた。


 私が実家に戻ってから、母の家事は2倍となる。

 父の建築事務所は、実家の1階にあるため、3度の食事の支度も大変だ。

 私は、毎日の食器の片付けと土日の食事の支度をかって出た。


 専業主婦の母に自分を重ねる。

 夫に尽くすだけの人生は寂しい。

 母は、体調が悪くても、家事を休んだことはない。

 その母を父が労うことはあったのだろうか。

 私が見ていないだけかもしれないが、母が、自分のために時間を使うことはなかったと思う。

 私も、専業主婦の母を見て育ったため、体調が悪くても、家事をすることは当たり前にしていた。

 夫に家事を労ってもらったことはない。

 子供に風邪をうつされて、寝込む状況の時でさえ、家事をし、子育ても行う。

 夫は、風邪をうつされないよう、ベットを別にする。

 家事はしなくても、家事の負担を軽減させようと、ご飯を買ってくるなりしてくれたら、どんなに楽だっただろうか。

 浮気され、家事の意味を考える。

 

(父に子供を預けて、母を歌舞伎に誘おうかな。)

 母の世界を広げたいと思った。

 母が、父から離れて、自分の時間を楽しめるようにしたい。

 家事をすることが当たり前となっている母、父には母の支えをしっかり認識してほしい。


「紗羅、忙しい時は、無理しないで。

 自分が無理して続く生活って意味ないよ。

 『旦那のために』って、頑張るから腹が立つんだよ。

 相手はそれに感謝してくれてる?

 無理して、旦那のためにやることって、旦那にとっては、愛情の押し付けじゃないかな。

 愛情として捉えられる人なら、浮気しない。

 夫婦にとって、心の自立も大事だと思う。

 相手に依存せず、自分ファーストで生活した方がいいよ。

 疲れてるから、家事ができないことを受け入れない相手に、家事をする意味あるのかな。」

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