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浮気をされたら  作者: こたつむ
彩華の場合

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4/16

浮気してる?

 朝になっても、必ず家には戻っていた夫が、2日続けて戻らなかった。

 連絡も取れない。

 心配した私は、夫の事務所に向かった。


 夫はいない。

 事務所の電話の留守電を聞く。

「葵です。今から帰ります。」

 女性の声。

 机の引き出しには、ラブホテルのスタンプカードと避妊具が入っていた。


 浮気をしている?

 

 そのまま、事務所にいると、夫が入ってきた。

 私の存在に驚く夫。

「何してたの?帰ってこないから、心配になって、事務所に来た。」

「急に、大阪出張になった。」

「電話に女の声が入ってるんだけど何?」

「仕事の電話だろ。」

「これは?」

 ラブホのスタンプカードと避妊具を見せる。

「高橋が、冗談でくれたんだよ。」

 仕事仲間の名前を出す。

「じゃあ、高橋さんに電話して。」


「いい加減にしろよ。今、大阪から戻って、疲れてんだよ。」

 夫は、逆ギレした。


 浮気の疑念を持った私は、それから、夜戻らない夫のスマホに執拗に電話をかけるようになっていた。

 スマホに応答がなければ、事務所にも電話するが出ない。

 そして、家に戻る夫に何をしてたのか問い詰める。

 家に戻る夫は、浮気を疑う私に腹を立てる。

 いつしか、私を怒らせるようなことを言っては、家を出るようになった。

 今、考えると、浮気相手の元に行くために、ケンカを仕掛けられていたように感じる。


 結婚前までは、常に私ファーストで、私に意見をすることもなかった夫が、専業主婦になり、支配欲を満たし、私を蔑む《さげすむ》ようになったと感じる。


「紗羅、辛いと思うけど、、疑いはあっても、旦那を責めたらダメだよ。

 結婚したら、恋愛ゲームはゲームオーバー。

 浮気は、新しいゲームをしてる感覚だと思う。

 家があるから、帰る義務を果たしているだけ。

 義務を果たしてるのに、居心地が悪かったら、浮気相手とのゲームを楽しむ時間を選ぶよ。

 浮気相手のところに行くキッカケを自分が作ったらダメだよ。」



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