↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
浮気をされたら  作者: こたつむ
紗羅の場合

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
15/16

選択

 家を出た旦那と翌週の土曜日に話し合うことになった。

 

 彼には、母の体調が悪いと言って、土曜のデートをキャンセルした。


 子供を保育園に預け、ファミレスで旦那と会う。


「オレが、浮気してたのは認めるよ。

 でも、お前のは許せない。」

「自分勝手すぎない?」

「家庭を大事にする女だと思ってた。」

「私は、あなたの浮気を知ってから、苦しくておかしくなりそうだった。

 それでも私は、仕事と家事と育児に追われて、とても、孤独だった。

 あなたは、何ひとつ手伝ってくれない。」

「だったら、言えよ。」

「言ったことあるよ。

 言ったら、機嫌が悪くなるだけだから、女のところに行って欲しくなくて我慢してた。」

「忙しいって言いながら、男と会う時間があるんだろ。

 いくらでも、時間作れるってことじゃん。」

「どうしてそうなるの?

 少しでも、家事を手伝おうって思ってくれないの?

 私は、あなたの何?

 家の事するだけの存在?

 いつも、私のことを下に見てる。

 都合よく動けばいいだけじゃん。

 私を1人の人間として見てる?

 私の気持ちを考えようとしてくれたことある?

 私は少しでいいから、気持ちの通った時間が欲しかった。

 でもあなたとは、まともに話もできなかった。

 いつも、馬鹿にされて終わるだけ。」


 沈黙が続く。


 旦那が言った。

「オレの目の前で、相手に電話して、もう会わないって言えるか?」

(それで、どうなるの?いい旦那になってくれるの?)

「あなたは、女と別れられるの?」

「お前次第。」

「あなたが、先に彼女に電話して、別れてよ。」

 私は、考えていた。

 今、旦那の前で彼と別れて、旦那とやり直すことができたとしても、私はずっと旦那に見下された結婚生活を送るのだろうか。

 彼だったら、ずっと私を愛してくれるはず。


 また、しばらく沈黙が続き、旦那が言った。

「別れようか。」


「彩華、旦那が浮気なんてしてなかったら、私は、浮気なんてしなかった。

 辛い思いに耐えてたら良かったの?

 家事や子育て頑張って来たことは、何の意味もないんだね。

 誰にも感謝されないのに、家事や子育てしてきたって思うとすごく虚しかった。

 彼と出会ってなかったら、私、おかしくなってたよ。

 浮気するのって、そんなに悪いこと?

 誰が私の心を支えてくれるの?

 孤独に耐えるのは地獄だよ。

 最後まで、旦那の愛は感じれなかった。

 私が、彼に別れるって電話してたら、私に向き合おうとしてくれてたのかな。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。