表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で最強の能力を得た俺、ただし発動条件が“拍手喝采”  作者: フィッシュよりビーフが好き


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/32

第二十三話 戦場に観客を呼ぶな


【緊急路上公演 開催中】


「戦場で何始めてんだぁぁぁ!!」


 空に浮かぶ巨大文字。

 しかも。

 無駄にキラキラしていた。

 ガルド将軍がこめかみを押さえる。


「……ヴァルガ」


「何だ」


 ドォォォォン!!


「返事に爆発入れるな!」


 ガルドは低い声で言った。


「これは戦場だ」


「知っている」


「ではなぜ告知した」


「客がいないと盛り上がらん」


「ライブ前提で話すな!!」


________________________________________

 ヴァルガは杖を掲げた。

 パァァァァッ!!

 空へ黒い光が飛ぶ。


「何した!?」


「近隣の街へ演出魔法を飛ばした」


「嫌な予感しかしない」


「“今なら最前列”と」


「集客すなぁぁぁ!!」


________________________________________

 シエラが絶望した顔になる。


「最悪だ……」


 リシアは少し感心していた。


「移動式集客ですか」


「学ぶな!!」


「固定会場に縛られない発想ですね」


「演出家同士で会話するな!!」


________________________________________

 一方。

 ガルドは本気でキレていた。


「ヴァルガァァァ!!」


 ズドォォォン!!

 地面が割れる。

 さすが将軍。

 普通に強い。

 だが。

 ヴァルガは涼しい顔だった。


「フッ……怒声の入りは悪くない」


「評価するな!!」


________________________________________

 そのとき。

 遠くから音が聞こえた。

 ざわ……。

 ざわざわ……。


「……え?」


 丘の向こう。

 人。

 大量の人。

 しかも。

『間に合えー!!』

『路上公演だー!!』

『災害級術者いる!?』


「来るなぁぁぁ!!」


________________________________________

 ピコン。

【観客数:12】


「増えた!」


【観客数:53】


「増えるの早ぇ!!」


【観客数:148】


「カウントがライブなんだよ!!」


 その瞬間。

 ボォォォォォッ!!

 俺の炎が一気に大きくなる。


「うわっ!?」


 力が戻る。

 熱い。

 重い。

 怖い。

________________________________________

 ガルドが顔をしかめた。


「馬鹿な……」


 シエラが呟く。


「だから言った……」


「観客を近づけるな、ってか」


「うん」


________________________________________

 すると。

 観客の一人が叫んだ。

『うおおおお!! 本当に戦ってる!!』

 パチパチパチ!!

 歓声。

 拍手。

 熱狂。

【観客熱量 上昇】


「嫌なスイッチ入った!!」


________________________________________

 その瞬間。

 ドォォォォォン!!

 俺の背後に巨大炎翼が出現した。


「戦闘モード早ぇぇ!!」


 観客、大興奮。

『出たぁぁぁ!!』

『翼!!』

『飛べー!!』


「だから飛ばすな!!」


________________________________________

 ヴァルガが満足そうに頷いた。

 バァァァン!!


「納得SEうるさい!!」


「やはり戦場も“空気”だ」


「お前絶対その理論で生きてるだろ!!」


________________________________________

 ガルドは頭を抱えていた。


「なぜだ……」


 兵士たちも困惑している。


「将軍!」


「敵が強化されています!」


「見れば分かる!!」


 しかも。

 観客はどんどん増えていた。

『魔王軍だー!!』

『すげぇ、本物!?』

『近くで見える!?』


「観光地みたいに来るな!!」


________________________________________

 ピコン。

【おすすめ演出:空中戦】


「提案するな!!」


 その瞬間。

 観客が一斉に叫んだ。

『空飛べー!!』


「やめろぉぉぉ!!」


 だが。

 もう遅い。

 ボォォォォォォッ!!

 炎翼が爆発的に広がる。

 ガルドが青ざめた。


「まずい!」


 俺は半泣きで叫ぶ。


「また飛ぶ流れぇぇぇ!?」


ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました!


もし「続きが気になる!」「面白い!」と思っていただけましたら、

下にある**【ブックマークに追加】や、【☆☆☆☆☆】を★★★★★**にして応援していただけると、執筆の励みになります……!


ほんの少しの応援でも、作者にとっては嬉しいものです。

どうぞよろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ