第2話 調査の価値
〜自衛隊視点〜
「これより!新宿ダンジョンの調査を始める!」
「「「はいッ!」」」
言い渡された号令に仲間達は鋭く応える。
「ん?はい。」
その中の1人だけ、気怠そうに応えていた隊員がいた。
「おい、お前!やる気はあるのか!」
「いや、どう見たって政府は自衛隊をこき使う気満々じゃないですか。大体まだどんなところかわかったもんじゃないのに…」
「おいおい、そんな事言うなって。まあ俺たちは国民を守ることが仕事だからな!」
頑固な先輩が注意を飛ばしてきたが、それをものともせずのらりくらりと口八丁に言い訳を並べる。
これは生来の性格だから仕方がない。
「まあまあ。先輩ももう少し柔軟な思考を持ちましょう?いつにも増して気怠そうなこいつが言っていることも理解できますし」
「…これも任務だ。調査するだけかもしれんが気を引き締めていけ。」
そう言って別の隊員を叱咤しに向かった。
ナイス同期!流石は心の友!
「だがお前ももう少し気を引き締めてくれ。これじゃあ注意が飛んでも仕方がないようなものだ。」
「…わかってるよ。」
俺だって一端の大人だ。いくと決まった以上全力で任務を取り組む。
そのとき
「…斥候班で問題が起きた。少し確認を取る。」
仲間にそう伝えて行ってしまった。
なにがあったのか周りに聞き耳を立てていると
「おいおい、斥候の奴らの反応がないらしいぜ?やっぱ危ないんじゃないか?」
「そうだが俺たちがどう言ったっていくことには変わらないからな。」
反応が取れない?
そんなはずはない。今回はかなりの安全マージンを取りながらの調査のはずだ。それに奴らとの付き合いは長い。あいつらはおちゃらけているが斥候としての実力は保証できる。
もしや想定外の事態か…?
やがて斥候班の確認と調査を並行して進める事になった。
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「おいおい、なんだよこれは!」
俺は自衛隊の仲間が1人化け物にやられたところ見た先輩隊員が「撤退だ!!」と叫んでから出口へと走り出した
…俺の推測だと斥候班は化け物にやられた。
斥候班は比較的弱そうな奴らなら間違いなくやれるだろうと考えたと思う。
だが奴らに現代武器、少なくとも銃や手榴弾は効かなかった。
今回の調査で分かったことが山ほどある!
…まだ死なない。
この思いを胸に逃げ続けていた
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『政府が行った自衛隊による大穴調査は50名中無事に生還できたのは6名いたとされています。生還した自衛隊隊員の話を聞くと…』
ニュースでダンジョン調査を行った自衛隊の情報が波乱の種となっていた。
俺は朝のトーストを口に咥えながら話を聞いているとやはりダンジョンの中には人類に危害を加える生物がいるらしい。
ニュースには、ダンジョン内の生物には現代武器が効かないとされていた。じゃあどうやってそいつらを倒すんだ?と思う。
さらにダンジョンは何回層もある。終わりが見えないなどダンジョンの謎をさらに深めるようなものばかりだった。
あと、ダンジョンの壁や地面などは未知の成分が含まれるらしい。
ダンジョンの床を掘って進むなどの荒技は使えないっぽい?
結局ダンジョンは謎のまま日々の日常に戻るのであった。
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