第17話 階位の上昇と到達報酬
私、作者は過去をちょっと入れる前に気づいたんです。
戦闘シーンが…足りないッ!
とのことでこの話は主に戦闘です。
一応最後に過去は入れます。(ネタバレ?
「おらっ!」
俺は深淵剣でダンジョン内のに出てきたモンスターを叩き潰した。
今俺のいる場所はは98階層でそろそろこの階層も終わりに差し掛かってきた
このダンジョンは95階層からさらに強くなっているから、俺レベルでも下手なことはできない。
しかし、今は【創リ出ス者】があるおかげで色々な魔道具なども作れるようになった。
いや、俺は魔道具なんて要らないだろ。と最初は思っていた。
だが数々のダンジョン内での効率化が可能になる魔道具はそれはもう助けられてきた。
前みたいにあれ?迷ったわ。と言って座標指定で今では自宅兼拠点となった草原に帰るハメになっていたが、魔道具の地図っぽいものがMPを消費しないでいくらでも使えるっていう点がいい。
俺はとんでもない量のMPを持っているが、それでも無限という訳でもない。
一方俺のとんでもスキルの一つ【創リ出ス者】で魔道具を作ったらあとはいくらでも使えるのだ。
まさにチートを体現したようなスキルである。
と、そこに新たなモンスターがのこのこやってきた。
ふっ、ああいい鴨だぜ…!
とここで俺は最近力技ばかり使っていたがようやく【定メル者】を戦闘で使ってみることにした。
(自分の周りを旋回する細長い空間を指定して…)
空間分離を付与するとどうだろうか。
いくつもの見えない刃。空間が通った場所にいるモンスターがどんどん細切れにされていく。
空間分離は相手との空間を分離して通らせないようにするための機能だが、こんなふうに使うと絶対の刃になる。
モンスターの集団をボコボコにするという面では圧倒的なコストパフォーマンスと効率を誇る。
下手したら【常闇時空】より強いかもしれない。
いや、もしかしたら未来視系持ちの敵だったら通用しないかもだが
そうなったら常闇時空で倒すことになるだろう。
なんだって見えないのだから。
見えなければ未来視も意味をなさない。
しかも強化した霧闇は俺のアンチダークじゃなきゃ見えない仕様だからな。
未だに正義制裁が使えていないのは『悪』が存在しないからか?
だとしたらダンジョン自体を悪と捉えればいいのか?
今のところよく分からないがまあ時期に使えるだろう
とそんな考えを膨らませているところにめちゃくちゃなレベルのゴブリンの集団に遭遇した。
具体的に言えばダンジョンの迷路のような構造の中、角でばったり会ってしまったみたいな状況だ
「…【武器創造】!!」
俺はいずれか使うと考えていた大量の剣をゴブリンのある方向に向けて俺の真下からゴブリンに向けて地面を突き破って出てくる。
「グギャ!」
分かりやすくいうと俺の下からゴブリンたちに向かってたくさんの剣が地面から突き出てきたとしか言いようがない
ゴブリンたちに向かって突き出る剣はまるで針地獄のようだった。
この攻撃だけで3割の勢力の反応がなくなったが、まだまだゴブリンらの雄叫びが聞こえてくる。
「ちっ!しぶとい奴らだな!【座標指定】!」
俺はこの階層全体を指定して範囲内で存在する武器を全て俺の支配下に置くというMPでゴリ押す荒技を使った。
そう、今地面から突き出ている武器も対象にしてある。
出していた剣を全て地面から引っこ抜いて音速でゴブリンたちに飛ばせる。
「グギャギャァ…!!」
ふう、ようやく仕留めたか。
全て【確定必中】を付与しているので外すことはあり得ない。
確定必中と聞けば敵に当てるスキルだと勘違いするかもしれないが、これは指定した場所に当てるスキルだ。
例えば投げたブーメランは必ず俺の手元に帰ってくるようにできる。
そうこうしているうちに俺に大きな変化が起きた。
『傲慢保持者の階位が上昇しました。』
来たぞぉ!念願の階位のランクアップ!
ランクアップといえばいいか分からないが取り敢えず俺は人の領域から一歩踏み出したのだろう。
「ステータスオープン!」
久しぶりに言った言葉に満足感を覚えるがそれもまた一興。
進化したステータスをまじまじと見つめる。
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ユウヤ
種族 :堕天使
称号 :【傲慢保持者】
HP :20000
MP :11280
筋力 :1000(MAX)幸運 :E
耐久 :1000(MAX)魔導 :A
敏捷 :1000(MAX)
NEW 階位解放報酬
第一階位 資格者の試練。
第二階位 HP1万超え可能。その他全てMAX値
第三階位 MP1万超え可能。
第四階位 基礎ステータス限界値超え可能。
第五階位 【傲慢】の権能の進化。
〜〜
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…まさか階位の上昇でMPが上がるとはな。
俺も驚くほどのことだ。
そもそもMPが5桁台まで行っている人を見た事がない。
ランキングのトップランカーで4桁だ。
しかも階位の上昇によって今後の傲慢の成長方針が開示されたのか?
これは素直に嬉しいのだが一つ疑問として引っ掛かる事がある。
…これは誰が考えて作ったシステムなんだ?
鑑定補足は大罪スキルは神の管理下から離れたスキルだという。ていうことはこの解放した時に成長する部分の開示なんて出ない筈だ。
仮にも俺は神に敵対している身だからな。
考えられる要素としては鑑定補足が有力候補なのでもう直接聞いてしまえばいい。
『…私、鑑定補足は【傲慢】スキルに関しては一切関与していません。』
何故か狙ったかのようなタイミングで俺に助言をしてくるな。
『推測ですがこれは【傲慢】のスキル自体が作り出したシステムではないでしょうか?』
え?
まてまて!急に爆弾発言するな!
つまり?傲慢は知性を持っていると?
『もともと大罪スキルは人々の悪感情が固まったものです。そこに知性が芽生えても可能性としてはあります。』
…俺がいうのはおかしいかもしれないが鑑定補足が間違った推測をするとは言えない。
仮に間違ったとしても限りなく答えに近いだろう。
(…わかった。その可能性は考えてはおくよ。)
万が一にでも急に傲慢のスキルが反抗してくるなんて嫌だからな。
今の俺は傲慢のおかげで成り立っているようなものだからな。
…いや、でもここまで来れたのは俺の力だ。
そんなこと今ここで考えても仕方がない。
今は一刻も早くダンジョンの最下層に行くべきだ。
それから迷路という迷路を翼で飛び回った。
時にはあの時のゴブリン集団を見たいにばったり会ったこともあったが、その時は背中の高度収納術式に入れていた深淵剣で断ち切った。
一匹でも弱点を狙えばあとは剣自体に備わっている魔法が処理してくれるからな。
そうこうしているうちにあるルームに着いた。
「おっ、次の階層の術式発見〜!」
ようやくこの98階層はとにかくこれが迷宮と言える程迷路な道が続いていた
陰陽の草原にある階層移動の術式は95階層からできなくなるのだ。
このせいで俺は迷路という迷路を歩き回っていたからな。
まあこれも魔道具を作る前までだがな。
長かった道のりが終わりを告げて転移術式を潜る。
術式がある部屋が光に満ちてきて…
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「よし!行ってきます!」
「…いってらっしゃい。」
俺はしっかりと妹の無愛想な返事を聞き入れてから、通っている高校までの道のりを歩き始める。
食パンを口の中に詰めるようにして食べてから出たので登校中に何度もむせた。
ったく起こしてくれたって良いのに。
うちの家族は両親共に働いていたが父が胃がんで早くに亡くなってしまった。
俺は病室で何度も生死を彷徨っている姿を見ると、俺まで辛くなってきてたくさん泣いたなあ。
そうして亡くなった時のの胸の喪失感を思い出す。
その時は考える事ができなくなった
頭の中が真っ白になって、胸にぽっかりと穴が空いたように、
俺の心に絶望がくっついて離れなかった。
そんな中、母さんが俺のことを何度も励ましてくれたが、俺は何にも答えられなかった。
何もかもやる気力がなくなってきて…
それでも母さんは一人で働いてくれていた。
毎晩遅くまで仕事やバイトを掛け持ちして少しでも負担を減らそうとしてくれていた。
俺も自暴自棄になりかけていたところで一本の電話がかかってきた。
『もしもし?どちら様ですか…』
『もしもし、こちら××病院の者なのですけど穂村様の息子さんですか?』
『はい。そうですけど…?』
『今、穂村さんの母親が過労で倒れて今病院にいるんですけどこちらに来れますか?』
その言葉を聞いて俺はすぐに立ち直って自転車ですぐに向かった
母が寝ている病室に着くとすぐに俺と母さんを隔てるドアを開けた
『母さん!』
『ゆうくん…』
『なんで母さんまで…!』
『母さんは大丈夫だよ…。だから、ゆうくんは強く…生きて。』
その言葉を聞いて俺は二度と何も失わない覚悟をした。
もう何も…苦しまないで済むように。
その後、母も亡くなった。
俺の手を握ったまま優しく微笑みながらいってしまった。
俺はそこから現在に至るまで最後の家族の妹を守る為に必死こいて働いている。
でもまだ高校生だ。
働き詰めは良くないことは今までのことで良く実感している。
次入るシフトはいつだっけなと悩んでいるとあっという間に学校に着いた。
受験は必死に勉強したし、母さんがお金を家に残しておいてくれていたのだ。
その時はたくさん泣いたなあ
と感慨深いものを感じていると
「おーい!穂村ー!」
とても響き渡る声が俺の耳から聞こえてくる。
「お!上沢じゃん!この時間に来るのは久しぶりじゃないか?」
「ま、まあ、色々家でやっていた事があるからね。」
こいつのやることなんか大体わかるがあえて言及しないでおく。
俺はいつも登校時間ギリギリで来ている。
毎朝起きるのがつらくて余裕がないからな。
一方で上沢は朝には無敵のパワーを持っているらしく、いつもピンピンだ。
あぁ。俺も無敵の力が欲しいなぁ。
「ふふ、穂村その顔は朝中々起きれないと自白している顔だよ?」
「な、何故バレた!?」
そんなお互いが笑い合えるような日常が過ぎて行った。
微妙な感じになっちゃいましたが次にしっかり終わらせます汗
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