アオの助言
この物語は、十三歳(中学生)の橘スズちゃんが、パイロットとしての存在を自問しながら、平和維持組織のノヴァ日本支部の室長の青年や、パイロットたちと協力する話です。
アオは、考え込む室長の顔を覗き込むと、今度はサクラに話しかける。今の彼に話しかけても、鬱陶しそうに、邪魔をするな、と言われそうだからだ。
「ねえ、林主任。僕の1号機(改2)は出撃させなくていいの?」
「え? ああ、そうなりますね」
「ふうん。そっか……」
アオは、左手の曲げた人差し指の節をあごに添える。
「じゃあ、あとは、0号機と2号機と5号機の三機になるね。まあ、僕はあまり出番ないけど……、ウーゼの同時攻撃ってのも、方法としては、時間をかけずに攻撃できそうだけどね」
アオは室長の青年に向かって、口の端を上げるニヤリとした、意味ありげな笑みを浮かべた。
ハルトは、とある作戦を思いつくと、うつむいた顔を上げる。
「何か思いついたかしら? 山田室長?」
アカネに問われたハルトは、一瞬、一斉に見られた。
そのときは、少し緊張気味だったが、ある決意をした。
「司令。この作戦なら、エンジェルを殲滅させることが確実な方法と考えられます」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
スズちゃんは、みんなのことを知りたいと思いながら、ほかのみんなは、他人にあまり話せない秘密を持っていたりするので、新米のスズちゃんに話すべきなのどうなのか、そこの調整が難しいんです……。
一方、スズちゃんも、他人には話せない過去がありますので、本人も悩んでおります。
一見、優秀な登場人物でも、実はとても悩んでいたり……など、人間関係の難しさを表せられたらいいな、と思っております。




