↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リリムと贖罪  作者: 霧野うみ
第二戦 ステップを合わせて
76/261

護送ヘリ

 この物語は、十三歳(中学生)の橘スズちゃんが、パイロットとしての存在を自問しながら、平和維持組織のノヴァ日本支部の室長の青年や、パイロットたちと協力する話です。



 映像が自動的に切れ、勝手に切り替わった外部スピーカーで、カエデは二人に呼びかけた。

『ハルトに助けを呼んだわ。これから、護送ヘリが来るそうよ』

 再び、スピーカー越しに、主任の声が聞こえる。

『2号機・5号機を確認。これより、回収します』

 上空には、二機のヘリコプターが回転翼で突風を吹かせていた。

 ヘリコプターに乗り込むときのユキは、三人の黒スーツの男女に付き添われていた。

 だが、スズとカエデも、別なヘリコプターに乗り込む。

 その三人とは別に、こちらに近づいてきた女性職員は、スズとカエデに気づくと、女性職員は、親しげに会釈する。

 ユキは連れ立っているほかの支部関係者らしき人物ともに、ヘリコプターに乗り込んだ。

 女性職員はやわらかな笑みを浮かべたまま、スズたちに話しかける。

「お疲れさまー。スズちゃん。カエデさんも」

「え? サクラさん? どうしたんですか?」

 スズが締めようとしたシートベルトは手が離されると、座席に金属音を鳴らして置き去りにされ、まるでヘッドホンの形をした航空機用ヘッドセットも、脇に置かれた。

 そして、彼女は、開け放たれているヘリコプターの横開き扉に近づいてかがんだ。

 スズにとっては、サクラがいつもより頭半分ほど低く見える。

「ちょっと、仕事のついでに足を延ばしにきたんだ」

 サクラは笑顔でそう言いながら、ヘリコプターに乗り込んだ。

「突然すみません。林です。一名追加でお願いします」

 彼女は後ろを振り返ると、ヘリコプターのパイロットに、出発時間を少し遅らせることを了承してもらう。

「すみません、カエデさん。確認をしてもいいですか?」

「ええ」

 サクラはカエデの頚部けいぶに着けられたチョーカーの確認を、持っていたタブレット端末に打ち終えた。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


 スズちゃんは、みんなのことを知りたいと思いながら、ほかのみんなは、他人にあまり話せない秘密を持っていたりするので、新米のスズちゃんに話すべきなのどうなのか、そこの調整が難しいんです……。

 一方、スズちゃんも、他人には話せない過去がありますので、本人も悩んでおります。

 一見、優秀な登場人物でも、実はとても悩んでいたり……など、人間関係の難しさを表せられたらいいな、と思っております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。