↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リリムと贖罪  作者: 霧野うみ
初戦 出会い
36/260

反撃

 この物語は、十三歳(中学生)の橘スズちゃんが、パイロットとしての存在を自問しながら、平和維持組織のノヴァ日本支部の室長の青年や、パイロットたちと協力する話です。



 カエデは苦しそうに、両手で(ひたい)を押さえていた。

 5号機の電力が急に落ち始め、キュウウウンッ、とコックピットが薄暗くなり、すぐに、ヴヴンッ、とコックピットを(にぶ)い音が包み込んだ。



 5号機は、ナイフをエンジェルに振り下ろすが、右腕をつかまれ、折られる。

 スズは反射的に叫ぶと、カエデの代わりに操縦桿(そうじゅうかん)をつかんだ。

「ダメッ! カエデはやらせないんだから!! 早く、パイロットを〈変更〉してよ!」

 スズは再び出現したディスプレイに向かって叫ぶと、迷わず〈変更〉のボタンを押そうとしたが、自動的に切り替わった。彼女は振り上げかけた握り(こぶし)を、すんでのところで止めると、目と口を開いた。

「えっ?」

『行けるのか?』

 ディスプレイの〈VOICE(ボイス)ONLY(オンリー)〉からは、青年の声が聞こえた。先ほど、室長と呼ばれていた青年だ。

 スズは彼に噛みつくように、尋ねた。

「これ、私がやるしかないよね?」

 室長も、スズの心意気に首肯(しゅこう)したようだ。

『わかった。バックアップは任せてくれ』

「助かる! ていうか、武器どこ!?」

『腰の辺りに、何かないか?』

 スズは、自身の左手を腰の辺りに当てる。すると、何か硬いものに、触れたような感覚がした。

 きっと、ナイフの装備らしいものだ。

「これだよね? あったよ!」

 5号機は残った左手で新しいナイフを装備し、横殴りに刺そうとする。

「当たれ!」

 エンジェルのプロテクトを、それは破壊したが、エンジェルの上半身が分かれる前に、エンジェルの左腕に止められ、ナイフの切っ先を変えられた。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


 スズちゃんは、みんなのことを知りたいと思いながら、ほかのみんなは、他人にあまり話せない秘密を持っていたりするので、新米のスズちゃんに話すべきなのどうなのか、そこの調整が難しいんです……。

 一方、スズちゃんも、他人には話せない過去がありますので、本人も悩んでおります。

 一見、優秀な登場人物でも、実はとても悩んでいたり……など、人間関係の難しさを表せられたらいいな、と思っております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。