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『楽園』
この物語は、十三歳(中学生)の橘スズちゃんが、パイロットとしての存在を自問しながら、平和維持組織のノヴァ日本支部の室長の青年や、パイロットたちと協力する話です。
彼女の脳裏には、炎がはぜる音と、番人と言う男の声が蘇った。
番人は、黒紫色の槍の石突きを地面に立てた。
「私はおまえを追い出し、『〝楽園〟』を守るという任務をつかさどっている」
そして、番人は、ユキを見下ろすように睨めつけた。
「おまえは、〝原罪の力〟を持つようになったのだからな」
ガラン、と甲高い音が鳴る。
「槍……」
ユキが驚いたように声を発すると、番人は燃え盛る『楽園』を見た。今まさに、地面に大樹が倒れようとしている。
「おまえ……あの炎と同じ瞳だな」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
スズちゃんは、みんなのことを知りたいと思いながら、ほかのみんなは、他人にあまり話せない秘密を持っていたりするので、新米のスズちゃんに話すべきなのどうなのか、そこの調整が難しいんです……。
一方、スズちゃんも、他人には話せない過去がありますので、本人も悩んでおります。
一見、優秀な登場人物でも、実はとても悩んでいたり……など、人間関係の難しさを表せられたらいいな、と思っております。




