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リリムと贖罪  作者: 霧野うみ
第三戦 他人との距離
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思い出

 この物語は、十三歳(中学生)の橘スズちゃんが、パイロットとしての存在を自問しながら、平和維持組織のノヴァ日本支部の室長の青年や、パイロットたちと協力する話です。



 スズは前の家では、なかなかしてほしいことを躊躇(ちゅうちょ)して言い出せなかった。しかし結局、養母(ようぼ)春風(はるかぜ)オウカに、なんでも言いなさい、と言われた。それに、トシヤさんにも似たようなことを言われたことがある。

 そんな母親代わりの、オウカにスズは髪を縛ってもらったことがある。だがそのときは、三つ編みにされた。彼女はそのまま登校した。それから、結局、自分には三つ編みは似合わないと自分自身で思い、それ以来、ひとつにまとめた髪しか縛れなかった経緯がある。

 ちなみに、その日から学校では、一時期話題になったので、クラスメイトの女子からは、やいのやいの口々に、かわいい、と言われて、スズは、顔から火が出そうなくらい、とても恥ずかしい思いをした経験があった。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


 スズちゃんは、みんなのことを知りたいと思いながら、ほかのみんなは、他人にあまり話せない秘密を持っていたりするので、新米のスズちゃんに話すべきなのどうなのか、そこの調整が難しいんです……。

 一方、スズちゃんも、他人には話せない過去がありますので、本人も悩んでおります。

 一見、優秀な登場人物でも、実はとても悩んでいたり……など、人間関係の難しさを表せられたらいいな、と思っております。

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