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リリムと贖罪  作者: 霧野うみ
第三戦 他人との距離
156/261

手伝い

 この物語は、十三歳(中学生)の橘スズちゃんが、パイロットとしての存在を自問しながら、平和維持組織のノヴァ日本支部の室長の青年や、パイロットたちと協力する話です。



 ユキは静かに、みんなのあとに着いていく。

 そこから、左側にあるリビングに三人は案内される。

 まだ、引っ越しの片付けが終わっていないらしい。

 ダンボール箱が山積みになり、潰していない箱には、私服や、支部に関係しているような書類が隙間から見えていた。

 三人は、テーブル席に座るようにサクラに促された。

 彼女が周りの物を片付けをしているのを、三人はそれぞれ見ていた。

 だが、気まずくなったスズが、彼女に手伝いを申し出る。

 スズは、自身の髪を黒いゴムで縛ろうとして、自身の増えた二束の黒髪に触れた。あ、真白さんに縛ってもらったから、もう縛らなくてもいいのか……なんか毛先が、うなじに当たってるけど。

 スズとカエデは、ダンボール箱を潰す作業を頼まれると、指につく焦げ茶色のガムテープを引き()がしてから、ダンボール箱を畳む。

ユキも、三人を見ながら作業を淡々と進めるが、指にガムテープがベタベタと剥がれなくなった。

 それを剥がそうとすると、何か髪に痛みを感じるが、何かはわからなかった。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


 スズちゃんは、みんなのことを知りたいと思いながら、ほかのみんなは、他人にあまり話せない秘密を持っていたりするので、新米のスズちゃんに話すべきなのどうなのか、そこの調整が難しいんです……。

 一方、スズちゃんも、他人には話せない過去がありますので、本人も悩んでおります。

 一見、優秀な登場人物でも、実はとても悩んでいたり……など、人間関係の難しさを表せられたらいいな、と思っております。

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