アオと「変わり者」
この物語は、十三歳(中学生)の橘スズちゃんが、パイロットとしての存在を自問しながら、平和維持組織のノヴァ日本支部の室長の青年や、パイロットたちと協力する話です。
アオは医務室の前を通り過ぎようとしたが、その中から聞こえた、ぎこちないスズの鼻歌に対して、カエデが穏やかな声で話す中の様子に気取られた。
「でさ……その本の展開が面白くてね?」
と、スズが返す。アオには、よくわからなかったが、スズは好きな文庫本について、カエデと話しているらしい。
すると、カエデは穏やかに笑う声が聞こえる。、
「へえ、そうなのね?」
それに、スズがうなずく声が、医務室の外にいるアオにも聞こえた。
アオは、ユキを救わないといけない。それは神話ともいえる、『楽園』に発端がある。アオの失踪後、ユキは世界を放浪していたらしいと聞いた。
その頃、アオはノヴァ本部で幽閉、その後、ノヴァ日本支部に身柄を引き渡されることになった。
だが、この少年を出迎えたのは、当時、ノヴァ日本支部の中でも「変わり者」といわれていた家内ショウだった。
アオの印象は、肩までの黒髪を髪ゴムで束ねている、たばこ臭い男だった。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
スズちゃんは、みんなのことを知りたいと思いながら、ほかのみんなは、他人にあまり話せない秘密を持っていたりするので、新米のスズちゃんに話すべきなのどうなのか、そこの調整が難しいんです……。
一方、スズちゃんも、他人には話せない過去がありますので、本人も悩んでおります。
一見、優秀な登場人物でも、実はとても悩んでいたり……など、人間関係の難しさを表せられたらいいな、と思っております。




