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リリムと贖罪  作者: 霧野うみ
第二戦 ステップを合わせて
133/260

アオと「変わり者」

 この物語は、十三歳(中学生)の橘スズちゃんが、パイロットとしての存在を自問しながら、平和維持組織のノヴァ日本支部の室長の青年や、パイロットたちと協力する話です。



 アオは医務室の前を通り過ぎようとしたが、その中から聞こえた、ぎこちないスズの鼻歌に対して、カエデが穏やかな声で話す中の様子に気取られた。

「でさ……その本の展開が面白くてね?」

 と、スズが返す。アオには、よくわからなかったが、スズは好きな文庫本について、カエデと話しているらしい。

 すると、カエデは穏やかに笑う声が聞こえる。、

「へえ、そうなのね?」

 それに、スズがうなずく声が、医務室の外にいるアオにも聞こえた。



 アオは、ユキを救わないといけない。それは神話ともいえる、『楽園』に発端がある。アオの失踪後、ユキは世界を放浪していたらしいと聞いた。

 その頃、アオはノヴァ本部で幽閉、その後、ノヴァ日本支部に身柄を引き渡されることになった。



 だが、この少年を出迎えたのは、当時、ノヴァ日本支部の中でも「変わり者」といわれていた家内いえうちショウだった。

 アオの印象は、肩までの黒髪を髪ゴムで束ねている、たばこ臭い男だった。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


 スズちゃんは、みんなのことを知りたいと思いながら、ほかのみんなは、他人にあまり話せない秘密を持っていたりするので、新米のスズちゃんに話すべきなのどうなのか、そこの調整が難しいんです……。

 一方、スズちゃんも、他人には話せない過去がありますので、本人も悩んでおります。

 一見、優秀な登場人物でも、実はとても悩んでいたり……など、人間関係の難しさを表せられたらいいな、と思っております。

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