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リリムと贖罪  作者: 霧野うみ
第二戦 ステップを合わせて
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5号機・2号機 起動



 警報のアナウンスが、人々が避難をしていなくなった街中をこだまする。

 高速道路は、渋滞に巻き込まれた自家用車であふれ、何台ものヘリコプターや艦隊が、上層軍部の者から彼らを運ぶ。

『現在、非常事態避難勧告を発令中です。住民の方々は、お近くの指定シェルターまで避難をしてください。繰り返します。現在——』

 支部内でも、(すさ)まじい警報が鳴らされる。

『総員戦闘態勢。繰り返す。総員戦闘態勢』

 2号機と5号機が固定を解除され、射出台に固定された金属音が、ケージに鳴り響いた。

 二機のディスプレイから、サクラの声が聞こえる。

『二人とも、準備はいいですか?』

 二人は当時に返事をする。

『はい』

 スズはうなずいたあと、彼女の名前を呼ぶ。そして、ディスプレイ越しのカエデもうなずいた。

 二人は呼吸を合わせて、前を向く。

『ウーゼ5号機、起動』

『2号機、起動』

 ヴヴンッと、鈍い起動音がケージ内に響き、固定された二機は、激しく火花を散らしながら射出をされる。

 凄まじい速度で加速をし続け、地上へと向かって行った。

 続けて、主任が報告する。

『最終リミッター、解除!』

 コックピットの後方から、鈍い金属音がした。

 ウーゼの二機の肩や腰を固定していた装置が、ミサイル発射のような、バシュッと、短い音をたてて解除される。

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