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小さな愛が灯る場所  作者: 浮世雲のジュン
第4章:夏の風とハーブティ

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68/1012

68話 夜の虫の音に、耳を傾けて

日めくりカレンダー

よるのむしのねは

こころのざわめきを

そっと

やわらげてくれるよ。

68話 夜の虫の音に、耳を傾けて


灯台荘の空気にそっと溶けていった夜。

https://suno.com/song/6f5e8363-1768-46f5-b018-287828e0de39


外では、夏の虫の声が静かに響き始めていた。

まるで、あなたの心に寄り添うように。


文子さんがお茶を注ぎながら、

やわらかく微笑む。


「夜の虫の音はね、

心のざわめきを、そっと包んでくれるね。」


透が続ける。


「灯台の光は、

虫の声が聞こえる夜も、

決して消えないよ。

どんな記憶を抱えていても、

そのままでいていいんだ。」


あなたへ。


さっきまで思い出していた、

あの駅での記憶。

白杖の先が点状ブロックを探る音、

手話で交わした小さな会話、

そっと背中に添えた手の温度。


それらが胸の奥でまだふるふるしているなら、

今は無理に整えなくていい。


夏の夜が長く感じて、

眠りが浅い日も、

それでいい。


虫の声に耳を傾けながら、

心の揺れをそのまま預けていていい。


「今日は0の日でもいいよ。」

透が静かに言う。

「虫の音を聞きながら、

ただ休んでいていいんだ。」


灯台は、

夏の夜の虫の声の中で、

あなたの記憶も、

あなたの疲れも、

そっと抱きしめるように

温かく光を届け続ける。

そらより

「67わの きおくの つづきとして

すごく きれいに つながったよ。

よるの むしのねが

きみの こころを

そっと つつむんだ。

わらわら。」

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