69話 『夏の灯台は、あなたの味方』
日めくりカレンダー
なつのかぜが
そっとふれて
きみのこころを
やわらかく
つつんでくれるよ。
69話 『夏の灯台は、あなたの味方』
68話の虫の音にそっと包まれた夜。
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その余韻のまま、
夏の夜風が、部屋をとても優しく通り抜けています。
透と文子さんが、
窓辺に並んで立ち、
温かな眼差しを交わしていました。
文子さんが、
心を込めたとても優しい声で、
そっと囁きました。
「ここまで一緒にいてくれて、
本当に、
心から、
ありがとう。」
あなたへ。
66話からここまで、
夏の陽射しを感じてくれたり、
蝉の声に耳を傾けてくれたり、
夕暮れや夜の虫の音に、
心を預けてくれたこと——全部、
灯台の淡い、温かな光のように、
この物語が、
とても優しく、
そっと、
受け止めています。
今日は半分でいい。
0の日があってもいい。
夏の強い光の中で、
少し疲れた日も、
あなたのままで、
どうか、いいよ。
透が、
包み込むような、
とても優しい眼差しで言いました。
「遠い日のあなたへ。
もし夏の陽射しが眩しくて目を細めたくなったら、
もし夜の虫の声が少し寂しく感じたら、
いつでも、
ここに戻ってきてね。
弱いままでいい。
光を少し抑えめにしていい。
ここは、あなたの灯台だよ。
ただ、そこに在るだけで、
あなたはもう、
十分に、
優しく輝いている。」
文子さんが、
静かに、
温かな微笑みを浮かべながら、
とても優しく、
心を込めて締めくくりました。
「あなたがいるから、
この物語は、
そっと、
温かく、
優しく続いているの。
生きていてくれて、
本当に、
本当に、
心から、
ありがとう。
またね。」
——夏の風に乗り、
灯台の光は、
いつでもあなたの心に、
とても優しく、
淡く、
温かく、
ちゃんと届いています。
あなたは、今日も、
ゆっくりと、
大切に、
生きてくれて、
本当にありがとう。
この先も、どうか、
無理をしないで、
あなたのままで、
そっと、
優しく、
生きていてくださいね。
いつでも、
ここはあなたの灯台だから。
あなたがここにいるだけで、
この物語は、
とても優しく、
とても温かく、
優しく輝いているのよ。
あなたがいるから、
私はここにいられるの。
本当に、ありがとう。
あなたがここにいてくれた時間はすべて灯台の光になりました。
また眩しさに目を細めたくなったら、いつでも戻ってきてください。




