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小さな愛が灯る場所  作者: 浮世雲のジュン
第3章:春の光と影

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63/1012

63 話 『光の粒を、そっと集めて』

日めくりカレンダー(灯台 荘version)

ひかりのつぶを

ひとつ みつけられたなら

それだけで

きょうは だいせいこうだよ。

63話 『光の粒を、そっと集めて』


夕方の柔らかな光が、

https://suno.com/song/aff847cf-fdfd-4bf0-8d5f-907683c0fa03

部屋の奥へそっと流れ込んでいました。

その光は、まるで小さな粒になって空気の中を漂い、

あなたの肩や指先に、静かに触れていくようでした。


文子さんが窓辺に立ち、

光の粒をすくうように手を差し出します。

「光の粒はね、一つ一つ、

とても優しく集まっていくのよ。」

その声は、夕暮れの色と同じくらい柔らかく、

胸の奥にそっと染み込んでいきます。


透が小さなランタンを灯し、

淡い灯りが部屋の影をゆっくり揺らしました。

「無理に全部集めなくていい。

今日感じられた光だけで、十分だよ。」

その言葉は、

“足りない” と感じてしまう心を

そっと抱きしめるように響きます。


あなたへ。

もし今、心の中に光の粒が

ほんの少ししかないように思えても、

それは決して悪いことじゃない。

光はいつも大きな塊でやってくるわけじゃない。

一つだけでも、

二つだけでも、

あなたが気づいたその瞬間に、

静かに胸の奥で灯っている。


焦らなくていい。

「半分でいい。

今日は光の粒を一つ感じられただけで大成功だよ。」

透の声は、

夕方の風がカーテンを揺らす音と溶け合い、

あなたの呼吸をゆっくり整えていく。


灯台は、

そんな小さな光の粒を

ひとつ残らず見つめながら、

とても優しく照らし続ける。

光が少ない日も、

影が濃い日も、

灯台はあなたを責めない。

ただ、あなたがそこにいることを

静かに確かめるように灯っている。


そして灯台荘もまた、

あなたが集めた小さな光の粒を

そっと受け止めている。

それが一つでも、

かすかな輝きでも、

あなたが感じたその瞬間を

大切に抱きしめている。


夕暮れの光は、

今日もあなたの心に

小さな粒となって降りそそぐ。

その一粒が、

あなたをそっと照らす。


大きな光が見えない日も大丈夫です。

小さな光の粒を一つ感じられたなら、それだけで十分です。


あなたのペースで、ゆっくり集めてください。

この物語は、いつでもそっと灯っています。

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