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小さな愛が灯る場所  作者: 浮世雲のジュン
第7章『春の風が、そっと触れる朝

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470話 「灯台守りの血脈」

470話 「灯台守りの血脈」


その夜、凛は湊と灯室で語り合った。

湊はギターを爪弾きながら、


「この話、曲にしよう。『雪乃の扉』……失ったものを胸に、未来の光を招く曲」 凛は微笑み、悠真の遠い存在も思い浮かべながら、新しい詩を書いた。


雪乃の血脈

白い雪に 溶けゆくように

雪乃は 灯台に立ち

失った夫の影を 胸に抱き

清吉という命を 温かく迎えた 守るだけでは 光は冷たい

扉を開け 温もりを分かち合うとき

灯は 強く 遠くへ届く 私はその血を 受け継ぐ者

冬の雪女は 春の桜の下で

夏の祭りの夜に 秋の風の中で

誰かの帰りを 静かに 呼ぶ 灯台荘よ

あなたは止まらない


雪乃の灯火は 今も

私の胸で 回り続ける


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