7.似合わねぇ僕の歓迎会 後編
文字数(空白・改行除く):2,243文字
終わったー。
ご飯の美味しさがハンパなかった。
全てが感激。
ふああああ。
部屋のソファでもたれてゆっくりしてると眠くなるんだよな。
あ、そういえば、スマホ。
「なあ、リク」
「なんだよ」
「スマホ、もらったんだけど。リクは持ってる?」
「持ってるよ。はいこれ、メルアドと電話番号」
「早いな。用意してたのか?」
「ん?ああ、もらってくることは予想済みだ」
すげーな。予想できるのか。
えっと、紙はどこだ?
あったあった。
メルアドと、電話番号を、書いてっと。
「はい、どうぞ」
次は登録。
名前をリクにして、メルアドと電話番号を入力して、っと。
よし、できた!
「なんかあったら電話、かけろよ?」
「ああ」
なぜ、俺が訊かれる?
普通、逆だけど。
まあ、いいか。
寝る準備しよう。
寝る準備は終わったけど、なんか眠気が覚めちゃったんだよなあ。
「なあ、ルイ」
赤いパジャマに、ボンボンのついた帽子をかぶってリクが僕に訊いてきた。
「お前さ、自己紹介の時、魔力20って言ってなかったか?」
自己紹介の時?
あ、歓迎会中に魔力とか訊かれた時の話か。
「言ったけど」
「お前、魔力10じゃなかったか?」
「そうだったよ?学園でこの国の王子様に魔力をもらった」
「ふーん。良かったな。魔力は最大値が上がらないとずっと低いからな」
「へー」
「寝たら回復するし」
「リクは魔力どれくらいなんだよ?」
「俺?俺の魔力は26」
リクの方が高い⁉︎
ちょっと、悲しい。
……ああ。負けたのかー。
「そういえば、この国の名前って何?」
「この国の名前はフィヌレースだ」
「へー」
「お前、学園会には会ったか?」
「うん」
「猫耳の紫のローブ着てただろ?」
「うん」
「この国では、猫は導きの象徴なんだ。神のように崇められてる。王家の紋章にも猫があしらわれてる」
「へー。じゃあ、この世界にペットはいるの?」
「ペット?ああ、いるぜ。猫はダメだけど、犬とか、他は魔獣とか。魔獣をペットにしてる奴は変わり者だけどな」
やっぱり、猫はダメなのか。
ふむふむ。
あ、そういえば。
「双子世界って言っただろう?」
「ああ」
「双子世界ってことは、同じ時間から始まったんだろう?」
「ああ」
「じゃあ、どうして季節とか月が違うんだよ?人間界は夏だっただろう?」
「人間界も場所で季節は違うだろ。まあ、この国は日本と同じ季節の流れだがな。一回、時空の能力を持っている人が時間を止めたんだ。季節が一つ過ぎるぐらいの長い時間。ったく、迷惑な話だよな」
「うん」
えーっと、何か、訊かないといけなかったんだけど。
あ、そうだ。
「部活、プログラミング同好会にしようと思うんだけど、いい?」
「ん?ああ。プログラミング同好会ならいい」
良かった。
部長さんや、部員さんの個性が強すぎてどこに入るか迷ったんだけど。
魔術を使う部活は、入れないし。
うーん。色々、疑問解決したけど、まだ眠くないんだよな。
「なあ、クイズしようぜ?」
クイズ?
「いいけど」
「じゃあ、第一問はお前な」
「なぜ⁉︎」
「いいじゃんか。な?よろしく」
はあああああ。
クイズ、って言ったってなあ。
んー。あ。
これ、いいかも。
「ちょっと、紙貸して。あと、ペンも」
「これか?」
「うん」
さあ、書いて、っと。
書けた。
「丫、なんと読む?」
「は?これ?Yにしか見えねえけど」
「Yじゃない」
「はああ?ヒントは?」
「これ、漢字」
「漢字⁉︎てか、ヒントになってねえ‼︎」
初めて見る、リクのパニック状態。
なんか、面白い。
ていうか、怒ってる?
「…………降参。答えは?」
お。リクが負けを認めた。
珍しい。これから、見ることがないかもしれないよな。しっかり、覚えとこう。
「答えは、音読みだと、ア。訓読みだと、あげまき」
「なんだ?その漢字」
「漢検1級で出てくる漢字だよ。意味はふたまた、木のまた、あげまき、つのがみ、昔の子供の髪型、とか」
「ふーん。面白いな」
「だろ?」
「お前が知ってるのは不思議だがな」
おい!
「次、第二問は俺な」
うん。
「おしるこに、ご飯を入れたら美味しいか、まずいか」
「はあ?」
ぜんざいじゃなくておしるこなんだな。
汁ありか。
おしるこは餅を入れるよな。だから、ご飯を入れても美味しいのか?
餅も結局、お米だもんな。
「美味しいと思う」
「Final answer?」
「Yes」
答え方って、“yes”でいいのかな?
「ブー!答えは、不味い、でしたー」
そうなの⁉︎
ていうか、基本的にお米を入れることなんかないし、別にどっちでもいいんだけど。
「いや、本当に不味いんだって。おしるこの汁の甘さが、米の周りを薄ーくまとわりついていて、汁が甘すぎるわりに、食べてるのは汁より甘くない米で―みたいな。とにかく、不味い」
これは食べたことあるっぽいな。
リクの顔がちょっと歪んでるし。
不味そうだな。
「第三問はお前」
「また、僕?うーん」
これにしよう。知ってる人も多いらしいけど。
「ユーラシア大陸、ってあるだろう?その語源って何か、知ってるか?」
「うーん。聞いたことあるけど、忘れたな」
やった。僕の方が色々、知ってる!
「なーんてな。ヨーロッパとアジアを合わせた言葉だろ?」
知ってたのか。
「じゃあ第四問、俺」
よーし。頑張るぞ!
「三択な。簡単だろ?」
「うん」
「お前の好きな人は誰?1、生徒会の同級生の女の子。2、フヌさん。3、人間界のクラスメート。さあ、誰?」
「はああ⁉︎誰が答えるんだよ‼︎」
もう。
バタン。
あんな質問してくると思ってなかった。
そういえば、明日、アユミ先輩に会いに行かないといけないんだった。
早く寝よう。
おやすみ〜。
…………誰に言ったんだろう?
こんにちは。
風葉 千尋です。
歓迎会をタイトルにしたのにもかかわらず、ほとんど関係なかったこと、本当にすみません。
さて、今回は久々のリクの登場です。リクのファンの方々、楽しんでいただけましたか?(リクのファンがいるのかな?)
クイズでリクが出題した、おしるこにご飯。あの組み合わせを私、やりました。
ひどかったです。
興味のある方は是非やってみてください(不味いだけですよ)。
さあ、姓名占いに移りましょう。サイトは、『みんなの名前辞典』、URLはhttps://mnamae.jp/です。
今回はエヘント兄妹です。姓がラストネーム、名がファーストネームですよ。
そしてゲストにカルさんに来ていただいています!どうぞー!
「よろしくー」
「じゃあ始めていきますよ!」
「オッケー」
カルさんからです!
『40点。
前世から受け継いだ運 8画(吉)
資産家の家系。まとまりが強く、地域社会で活躍してきました。
他人はどう見る? 5画(大吉)
いつもニコニコ。反面、人を見る目が厳しい。損をする人とは付き合わない,というように見られています。
性格 4画(大凶)
報われない人。頼まれると嫌と言えず、自分を捨てて他人に尽くすが見返りがない。
あなたも知らない裏の顔 4画(大凶)
一匹狼。負けず嫌い。苦労性。楽器や歌,踊りなどが得意。
まとめると 12画(大凶)
12歳までに病気をします。芸術家タイプ』
「病気になったんですか?」
「病気?秘密ー」
「なんか、大凶が多いですね」
「そうだね。別にいいけど」
「そうですか?次はミコちゃんです!」
『76点。
前世から受け継いだ運 8画(吉)
資産家の家系。まとまりが強く、地域社会で活躍してきました。
他人はどう見る? 5画(大吉)
いつもニコニコ。反面、人を見る目が厳しい。損をする人とは付き合わない,というように見られています。
性格 5画(大吉)
円い性格。常識を大切にする。石橋をたたく用心深さ。弱気になると、他人の悪口やグチを言ってしまう。
あなたも知らない裏の顔 5画(大吉)
手先が器用。理想が高い。理屈っぽい。責任感が強い。計画的。まじめ。負けず嫌い。周囲から信用されます。
まとめると 13画(大吉)
サービス精神が旺盛。気苦労が多い。他人の犠牲になってしまうことも』
「さすがミコちゃん、大吉が多いですね」
「だな。凶が一個もない」
「だね」
リアート姉弟に引き続き、エヘント兄妹を占ったけど、その兄弟らしい。
今回はここで終わりです!
では、またー!
「「バイバイ」」
……あ、ハモった。




