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俺のレベルがさがり続けてるんだけど!!!  作者: 竜神
第一章 勘違いで転移されてもやるしかないよね
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第七話 面倒くさい事に首を突っ込んでしまった

 時間が空いてしまって申し訳ありません。忙しくて中々更新できませんでした。その代わり少しいつもより多めです。今回は内容はあまりありません。この後の話の伏線のようなものです。

 今回の話を見てもらい、疑問に思うところがいくつか出てきます。それを今後少しづつ説明し、紐解いていきますのでお付き合いよろしくお願いします。

「降参するなら今のうちだぞ」


 だから騎士様。あなた僕の、ただ突き出した手で吹っ飛ばされましたよね。どこから出てくるんですかその自信。どうしようか迷っていると変な気配を感じ取る。気が付いたら周りに多くの人が集まり武器を構えていた。どう見ても騎士の仲間には見えない風貌をしている。皆ボロボロの服を着ている。ただ一人真っ黒なコートを羽織、派手な服を着ている人間がいる。そいつがリーダーだろう。


「まさか仲間を呼ぶとは!卑怯者め!」

「だから俺じゃないんだって!」


 本当に頭が硬いと思っていると、リーダー各の男が話し始めた。


「何を喋っている!」


 ご立腹のようだ。

 しかし、この状況がまだ理解できない。何せ何もわからず飛び出したからな。飛び出してから後悔している。敵か味方かもわからない奴らを助け、無駄に争いごとに首を突っ込んでしまった。どうしようか考えていると騎士様はその状況に関係なく飛び出そうとする。

 しかし、俺は騎士の腕を引っ張った。


「何をする!やはり敵の仲間か!」

「急に飛び出す奴がいるか!どんな奴らかもわからないのに」

「何?お前がブラックナイトのノッテを呼び寄せたんだろ?」

 どうやら周りを囲んでいる人たちはブラックナイトという集団らしい。そしてリーダー格の男はノッテという。

「あいつらは極悪犯罪組織だ。我らもあの馬車を護衛していたが、途中で襲われていたのだ」


 どこかの貴族の騎士らしく、主人が舞踏会のようなものに参加した帰りとのこと。その途中で襲われたが、下っ端だったようで返り討ちにして仲間を呼ばれないように殺すところだったそうだ。

 これは完璧に俺が悪い。判断を誤ったようだ。


「すまなかった。俺も今回は助太刀する。ミスを挽回するチャンスをくれ」

「そうやって、だまそうとするんだな!後ろから襲う気だろ!」


 面倒くさいなこいつ。もう一人で逃げるか。こいつら捨てていくか。どうせ貴族の坊ちゃんか嬢ちゃんはあの馬車で守られているんだろ。しばらくは大丈夫だろう。

 いやいや。危なく自分のミスなのに見捨てるところだった。


「そんなことはしない!」


 唐突に嫌な気配がする。反射的に騎士の目の前の空気を、掴むような動作をしてしまう。そうすると手の中には矢が握られていた。何か姿を隠す魔法なのかもしれない。

 あれ?俺魔法の使い方知らないのに。あいつらから聞くかな。それよりもまずは目の前の事を解決しなければ。


「すまない。助かった。とりあえずは信じるかは別として協力しよう。私の名前はソレイユ・ド・サリーレと申す。今は気軽にサリーと呼んでくれ。戦うのに呼びにくいのは困るだろう」

「わかったサリー。とりあえず、陽動として俺が仕掛ける。隙をみて攻撃してくれ」

「俺の名前は上村勝利だ」

「ショ、ショ、ショーリー?」


 それでいいやと諦める。騎士がどんな攻撃をするかは知らないがぶっつけ本番で行くしかないだろう。

 俺は囲んでいる人物たちに、その辺に落ちている剣を振るった。まずは剣の感覚を手に馴染ませるために振るっただけであった。

 大きな衝撃が俺の手に伝わる。正直腕が吹っ飛んだかと思った。涙目になる。そして目の前を見てみると辺りが更地になっていた。

 ナニコレ。コンナニナルナンテオモワナイヨ。

 おっと。驚きすぎて片言になってしまった。辺りが更地になっているが、所々に人間の体の一部が飛び散っている。吐きそうになった。騎士に殺されそうになっていた奴らをかっこよく助けたにもかかわらず、自分がこんなに簡単に殺してしまうとは自分でも想像できなかった。だってあれ攻撃じゃないよ。ただ振っただけだよ。


「お、お、お前…なんだよその威力」


 騎士もびっくりだ。開いた口が塞がっていない。

 そしてそんな騎士を眺めていると、厨二のような名前であるブラックナイトは全滅したのか確認する。リーダー格の男が声を上げていた。


「なんなんだお前は!こんなの聞いてないぞ!」


 そう言いながら男は逃げるように走り去っていった。

 追いかけようとすると騎士が止めに入る。


「待て。追いかけなくていい。今はこちらを手伝ってくれ。」

「でも情報とか聞いたり、相手が仲間に報告しないようにしなくていいのか?」

「そんなのどうでも良い。どうせ、あいつらはまた襲ってくる」


 そうなのね。というより、早くこの面倒くさい環境から逃げ出したいのに巻き込む気満々なのねこの騎士。

 面倒くさい事に首を突っ込んでしまった。


 疑問に思うところが多々出てきたと思います。例えば、どうやって矢を掴んだ?極悪犯罪組織のリーダー各弱くない?その他にもいくつか…

 皆様はいくつ見つけられましたか?

 その謎は今後少しずつ出てきますのでお楽しみに。

 忙しい中でも更新も頑張ります。

 閲覧も増えてきておりとても嬉しく思います。僕が更新を頑張ってしたいと思えるのは皆様のおかげです。ありがとうございます。

 まだまだ続きますので、どうか皆様お付き合いください。

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