第八話 こいつは馬鹿だ
しばらく時間が空いてしまいました。皆様覚えていますかね?
忙しさに拍車がかかり、なかなか更新ができませんでした。なので文字数は少し多めです。
ここからは少しずつこの世界についてわかってきます。登場人物も徐々に増えてきます。
大きな戦いも…
ぜひお付き合いください。
周りの人たちが死んでいるのに何を手伝えば良いのだろうと思う。しかし、サリーの動きを確認していると落ちている武器を拾っていた。なるほどと納得する。盗賊団を討伐した戦利品ということだろう。自分もサリーに倣って武器を集める。一通り集め終えるとどうするのか確認する。
「この討伐証明の武器はどうするんだ?」
「は?討伐証明?」
「ん?盗賊団倒したって証拠を持っていくんだろう?」
「売るんだよ。そしたらお金になるだろう。討伐したって死体も残っていないから証明なんてできるわけがないだろ。盗賊団が何の武器を使っているかなんてわかるわけがないんだから。」
盗賊団一人一人がどんな武器を使っているのかは自治体でも把握していないため、賞金首を持っていく以外討伐証明にならないらしい。だったら、死体がないから武器を売った方がお金になるとのこと。
「でも、こんなに沢山の武器をどうやって運ぶんだ?」
「決まっているだろう。あの馬車の中に入れるんだよ。」
忘れていた。馬車の中の人は大丈夫だろうか。いや。待てよ。馬車の中に人が乗っているのに武器を入れるのか?
「中の人は良いのか?」
「人なんているわけがないだろ。」
えっ。馬車の中を見てみる。何も入っていなかった。なんのための馬車だよ!お前騎士だから中の人守っていたんじゃないのかよ!
そういえば…サリーは一度も騎士だとは名乗っていなかった。俺が見た目で騎士と言っていただけであった。そう考え聞いてみることとする。
「お前…「早く運んでくれ」なのか?」
「ん?すまん何か言ったか?」
「後でいいや」
とりあえず運んでしまう。
「さっき聞こうとしたことだが、サリーは騎士じゃないのか?」
「さっき名乗ったろ。ソレイユ・ド・サリーレだ。一応騎士爵だ」
騎士爵とは何だろう。全くわからん。そこの説明を求めようとする。だが遮られる。
「とりあえず早く移動するぞ。あいつらが来る前にな」
馬車に乗せてもらう。日本でなら絶対に関わりたくないタイプだ。だが、こいつに付いていくしかないのだ。やっと見つけたこの世界の初めての住人だ。それも騎士爵という大層な称号がついている。
大きな門に到着する。門番がいるが、サリーを見ると敬礼をして通していく。列になっている人々も道を開けていく。道なりに進んでいく。辺り一面は中世ヨーロッパのような見た目をしている。不思議な感覚だ。日本では見かけない光景だ。
辺りを見ていると急に馬車が停止した。
「着いたぞ」
降りてみると目の目に大きな門がある。町に入った時よりも大きな門だ。その奥には城が建っていた。遠くからでも大きく見える。
「ソレイユ・ド・サリーレただいま帰還した!御屋形様へのお目通しをお願いしたい!」
門が勝手に開いた。この世界に自動ドアはないと思う。ということは魔法だろう。それしかない。どんな原理になっているのか分からないが、門をくぐり進んでいく。馬車は入り口でお留守番だ。
歩く。歩く。城まで歩く。
遠い!なんでこんなに遠いの。馬車お留守番させないで城まで乗っていけば良かったと思うが、防犯上仕方ないのかもしれない。
そんな事を考えていると城へ到着する。やっと着いた。長い道のりだった。
たどり着くと目の前に黄金の鎧を着た一人の男が立っていた。
「サリー。また勝手に外へ出ていたのか。我らの役目を忘れるな。そして、何故知らない奴をここへ連れてきた。場合によっては覚悟してもらうぞ」
「堅苦しいんだよ。お前は。こいつは助けてくれたんだよ。そして喧嘩だけは売るなよ」
「喧嘩っ早いお前がそこまで言うなんて相当できるんだな」
勝手に進めないでいただきたい。
「説明欲しいんだけど」
「後で説明してやる。とりあえず御屋形様の元へ行くぞ」
サリーの言う御屋形様のへ会うために城の中へ入っていく。
「サリー。何で自分の部隊を連れて行かなかった?」
「大勢で行ったら意味ないだろ。それに馬車持って行ったら変な虫が釣れると思ったんだ。正解だった」
そんな理由で馬車があったのかよ!
「着いたぞ。ここだ」
黄金の鎧を着た騎士が止まる。
とりあえずわかった。こいつは馬鹿だ。
黄金の鎧を着た騎士は誰なんでしょう?
そして騎士爵とは何か皆様はわかりますかね?諸説ありますが、ここではまた後程語られます。もちろんサリーの過去と一緒にですね。乞うご期待ください。そして、少しずつ更新頻度を上げたいです。皆様に忘れ去られないように頑張りますので、是非とも今後ともお付き合いよろしくお願いいたします。




