第十四話 お前は一体何者なんだ?
しばらく期間が空いてしまいました。申し訳ありません。しかし、また少しづつ再開していきます。
皆様ものらりくらりお付き合いしてください。
それでは第14話ご覧ください。
盗賊達にした時と同じような動作をしたが、ブラッドドラゴンは風圧に耐えていた。
俺が剣を振り抜かず、振ろうとする動作のみで風圧が生まれる。人には耐えられないような風圧でもドラゴンのようなモンスターには効かないようだ。もし、これがモンスターではなく魔法のようなものを使う魔物であれば全く効かないのだろうか。そうなった場合には本格的に技術を磨かなければならない。
「ショーリ―。やる前に一言かけてくれ。私はショーリ―の実力を知っているが、隊員たちは知らないんだ」
「ごめんごめん。そうだよな。俺もよくわからないんだけどな」
呑気に話してはいるが目の前にドラゴンがいるため注意をそちらに向ける。
「皆の者!ショーリーは規格外の強さを持っている気にせずワイバーンと対峙するのだ」
ん?
「サリー。あれがブラッドドラゴンでは?」
「あれをどう見たらドラゴンになるんだ!どう見てもワイバーンだろ!ブラッドドラゴンはコウモリのような見た目をしているんだ」
そうであった。ナビも言っていた。この世界のモンスターの基準がわからないため、ドラゴンの話をしている際に出現したためドラゴンと勝手に勘違いしていた。
《そもそも、こいつはそのままワイバーンなのね》
そう考えている間に、優秀な討伐隊の隊員たちは勝利の発言に疑問に思いながらも、すぐさまワイバーンと戦うために隊列を整えている。ワイバーンもすぐに体勢を整えて戦う姿勢を見せてくる。
お互いがけん制し合う形になる。ワイバーンが先に動き出した。
前衛の隊員達は盾を構えて前方へ突き出す。
ワイバーンは構わず突撃してくるも隊員たちの盾はワイバーンの突撃をはじき返す。ワイバーンははじき返されてもすぐに体勢を整える。その繰り返しになっている。
俺も手伝いたいと思い、ワイバーンに突撃していく。
「ウォォォォォォォォォォォ」
ズザァァァァァ。
盛大に転倒した。それはもう盛大に。
更に、転倒した場所が悪かった。ワイバーンの目の前で転倒してしまった。
「痛いなぁ」
完全に油断していた。しっかりとしたモンスターとの戦いが初めてだったため、すぐに起き上がることができなかった。前を向くと目の前にワイバーンの尻尾が迫っていた。
避けるには間に合わないため、両手を前でクロスし防ぐ。盛大に吹っ飛んでいく。
ちなみに剣で防ぐことも反撃することも忘れていた。木にぶつかるまで止まることがなく転がり、それを見ていた隊員達は驚いた顔をしていた。
そんな隊員達に俺は大丈夫と片手を挙げて答える。
その隙にサリーはワイバーンに攻撃を仕掛けていた。サリーの抜いた剣が光っている。そして繰り出される斬撃には炎が宿っていた。不思議なものである。これが魔法なのかもしれない。
なんとワイバーンを一刀両断してしまった。
「な、何今の」
「魔法だよ。ショーリーは本当に何も知らないんだな。今度教えよう」
勝利がサリーに話しかけている間も討伐隊の隊員たちはワイバーンの解体作業をしていた。
なんでも、討伐したワイバーンはどの部位も高く売れるらしい。その売却した素材は冒険者や隊員たちの装備費に充てられるらしい。個人で売却したものは個人の懐に入るが、部隊で討伐したものは部隊のために使用される。今回のほとんどがサリーの貢献ではあるものの任務で来ている以上部隊の功績として扱われる。
ワーバーンの解体を眺めていると、村の方から、人が1人走ってきていた。
「騎士団の皆様~」
そんな大きな声と共に近づいてくる男が、俺たちの前で立ち止まった。
「あっ。ガーディー様。あなた様が来てくださったんですね」
《サリーじゃなくてガーディー?》
疑問に思うも周りのみんなはそれが当たり前のような反応だ。
お前は一体何者なんだ?
魔法の存在が明らかになりましたね。そしてガーディーは何者?
今後の展開に注目です。
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