??の呟き
※本編のイメージを壊したくない方は、ここでそっとお戻りください。
※読まなくても本編の内容には一切影響ありません。
※作者の「こういうのも面白いかも」という妄想の走り書きです。
必ず報いを受けさせる。
そう言った言葉は、嘘ではなかった。
「うーん。場合によってはあの場で断種、修道院、退位も考えていたけれど……シェリアが望むなら今のままが一番良いかな」
呪術の対価はあの二人の寿命、そして足りない分はその家族にしておいた。
王太子とその妻子は比較的まともなので、除外した。
王家と聖女の血筋の子を望む声は大きいが、いつまでも授からず、本人達が国としてあまりにも使えないなら、教育しても公金の無駄遣い。
とある子爵家は負債で首が回らなくなってきたらしいが、そろそろ破滅するだろう。
侯爵家は世代交代が進んでいる。
「――隣国への移住、もしくはあちらから申し出があった併合も考えたけど、あまり旨味がないからなあ」
愛しの聖女は戦争を望まないだろうし、無血開城には色々と面倒だ。
現状維持の上で中身を入れ替えるのが一番手っ取り早い。
「――早めに絆されてくれてよかった」
隣の部屋で眠る救世の聖女は、彼にとって唯一無二の大切な存在だ。
「真実の愛だとかいう割に、最近はあまり仲良くもないようだし……いつになったら子が出来るのかという心配をあと数年させたら、もういいんじゃないかな」
――不要になったものは、近く処分されるだろう。
「……なあんか、そんな性格だったっけ?」
「うーん、魔王の瘴気を浴びて多少は歪んだかもしれないな。でも聖女が側にいるから、これ以上悪くはならないさ」
「……シェリー、可哀想に……」
「二人とも、応援してくれただろう?」
「まあそうだけど……」
「早まったかな……」
にっこりと、彼は美しく微笑んだ。
「二人とも、望むものを手に入れられたのだから、余計なことは口にしないように」
ある者は口さがない者を黙らせる術を。
ある者は、愛しい人を。
それぞれ対価としてくれてやった。
仲間は決して、裏切らない。
「……まあ、国が綺麗になりそうでよかった!」
「そうね!」
かつての勇者一行の仲間達は、魔王封印を終えてからも、仲良く過ごしていた。
ざまぁ色を追加。
アランとリリアは何故かだんだん美貌が衰えて聖なる力は枯れ果てます。
知らぬは聖女ばかりなり、的な。




