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自民党「失われた30年の愚策集」 それでも責任を取らなくていいロジックとは?  作者: 中将


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8/10

番外2:「海外支援」は効果があるのか? 検証と国民との議論を!

筆者:

 これは外交上の問題やサプライチェーンなどもあるので必ずしも「愚策」かどうかは分からないので「番外」とするのですが、ODAなどの「海外支援」を行い、さらに一部に関しては「勝手に免除している」という事があるのです。挿絵(By みてみん)



質問者:

 え!? そうなんですか!? 挿絵(By みてみん)



筆者:

 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/jisseki.html こちらのサイトにもよりますと2024年現在の二国間政府開発援助ベスト10でみますと、


※円換算は155円


1位インド          33.4億ドル(5177億円)

2位バングラディッシュ    16億ドル(2480億円)

3位イラク          12億ドル(1860億円)

4位フィリピン        9億ドル(1395億円)

5位インドネシア       8.3億ドル(1286億円)

6位ウズベキスタン       8.2億ドル(1271億円)

7位ウクライナ        4.6億ドル(713億円)

8位ミャンマー        3.8億ドル(589億円)

9位エジプト          3.5億ドル(542億円)

10位パナマ          2.8億ドル(434億円)


 などとなっています。


 ちなみにODAについて https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/index_hyouka01.html ここに評価が書いてありますけど、何がどれぐらい効果があったのか金額ベースではよく分からないんですよね。


 理念的に「成果が出ました」という事が延々と書かれてはいますけどね。挿絵(By みてみん)



質問者:

 でも、ODAってかなりの低金利とは言えほとんどが貸付けじゃないですか? 一度貸したお金が戻ってくるのであれば問題無いのではないでしょうか? 挿絵(By みてみん)



筆者:

 ところがですね。日本政府って言うのはお人好しなのか知りませんけど、意図もたやすく「債務免除」という事をやってのけるんですよ。


 ここ https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/keitai/enshakan/saimuhouki.html では2004年から2024年までの債務免除について一覧があるんですけど、合計で約2兆3000億円の免除がされているんです。


 このように回収できない可能性もあるわけで、貸しているからOKとかそういう問題でもないと思います。

 しかも国民の許可なく勝手にこんなにも免除してしまっているんです。利息なんて0.01%以下とか微々たるものしかとっていませんから確実に赤字です。


 1954年から2019年の総計をみると前半は「敗戦国だから実質賠償金」という側面もあるかもしれませんけど、支出総額が67兆円、純支出が49兆円と相当な金額になっています。https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/tokushoku.html 挿絵(By みてみん)

 


質問者:

 えぇ……純支出の方が遥かに多いとか帰ってきている金額の方が少ないじゃないですか……。挿絵(By みてみん)


 支援のための原資は一体何で出しているんですか?


 

筆者:

 ODAの二国間贈与の財源は財政投融資であり、財政投融資の原資は国債です。


 僕自身は「国債は日銀が借り換えればいい」という考えを持っていますが、

 一般的には「国債は税金で返済しなくてはいけない」という考え方の方が大多数であり、「税金で海外を支援している」という見方で問題ないと思います。挿絵(By みてみん)


 

質問者:

 それに関して議論をしている感じも無いですし、国民に聞くことも無いまま勝手に貸し付けて勝手に免除するってどうかしています……。挿絵(By みてみん)



筆者:

 貸した先の財政状況とかそう言うのを見ているのでしょうけど、「実質的な踏み倒し」を喰らっているわけですからね。半ば「モラルハザード」みたいなことが起きているわけです。


 あとこれは「ODAだけの金額」に過ぎませんからね。


 「民間投資」の金額で見たらもっと凄いことになっていると思いますよ。

 例えば現在支援額1位のインドなんて https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA023270S6A700C2000000/ この記事によると日本は22年から3年で5兆円投資して、今後さらに10兆円投資するって言うんですから驚きです。挿絵(By みてみん)



質問者:

 なんと……民間投資含めると本当に次元が違いますね……。挿絵(By みてみん)



筆者:

 これを日本に投資、又は賃上げに寄与してくれたらどんなに日本経済は上向くんだろう? って思っちゃいますけどね。

 これは「トランプ関税」に対する80兆円以上のアメリカへの投資についても言えると思います。


 ただし、これらの支援や投資は全くもって無駄では無いと思います。


 なぜなら、国際的な関係についてはお金では測れない要素と言うのもあると思うからです。

 経済協力や資源協力についてはの流れと言うのは一朝一夕の外交では難しいです。


 ですが一つ前の項目で見た通り「防衛の要」と僕が分析している「旧敵国条項」を完全廃止に持ってこれていないわけですから、

 「国際支援」とやらをこんなにもやり続けて本当に意味があったのかな? と思いますね。


 ちなみに、中国に対しても長い間国際的には「発展途上国」という扱いだったために、日本は中国に対してODA新規支援を2018年まで3兆3000億円の貸付、1500億の無償援助、1800億の技術協力を行い続けてきたわけですが、 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/chiiki/china.html

 「旧敵国条項完全廃止と引き換えに支援する」とかそう言うディールをやるべきだったんです。


 そう言ったカードを出すことなくただ単に漫然と支援し続けてきたようにしか見えないわけです。

 手札を捨てたり「高市発言」で悪くした後に「旧敵国条項廃止しろ」と高市総理が国連で言っているのは本当にどうかしていると思います。挿絵(By みてみん)



質問者:

 当事者の方たちは「そうでは無い!」と必死に主張するでしょうけど、結果から見るとODAで多額の支援をしても成果が出ていないようにしか見えませんね……。挿絵(By みてみん)



筆者:

 これは完全なる僕の憶測でソースは無いんですけど「海外に不透明なお金」を使うことによって「懐に入れやすい」そんな構図があるんだと思います。現状、お金の流れが見えにくい以上そう言われても仕方ないと思います。

 

 支援をするなとか債務免除をするなと言っているのではありません。


 支援について費用対効果や債務免除の経緯などを国民に対して説明責任があり、不透明なお金の流れをもっと透明性を上げてくれと言っているわけです。

 ODAなどの海外支援もかつては「実質的な戦後賠償」の一面があったために、実質的な赤字はある程度は仕方ないと思います。


 しかし今はもう80年以上経ったわけです。いつまでも先の大戦を引っ張っている状況ではないはずです。


 状況が変わっている中で”何でもアリ”の状況を一刻も早く辞めて欲しいという事です。今は国民も苦しい状況なんですからね。納得が得られないとダメだと思います。挿絵(By みてみん)



質問者:

 確かによく分からないうちにODA支援を決めて、更に免除までしてしまう――現状では不審を持ったとしても仕方ないですね……。挿絵(By みてみん)



筆者:

 ネットでは「減税は検討や議論しまくるのに海外にはポンポンと金をやっている!」という批判がありますが、貸し付けた後に免除していることからかなり当たっていると思いますよ。

 

 とにかく現状では効果や不透明が非常に高く、国民から他国への支援が総叩きにあっても仕方のないことだと思いますね。

 

 次の項目では愚行を積み重ねた挙句どのようなロジックで自民党は言い訳を続けているのか? という事について語っていこうと思います。挿絵(By みてみん)

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