表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で、変身ヒーローやりました。  作者: ヤガミタケト
77/80

69話 バイト3日目、アドリブでいこうか

「本来ならばチハヤ様が伺う予定でしたが、計画に万が一、ということを考慮され、私と一時的ではありますが、業務を交替いたしました……と、伺っていませんでしたか?」

「一言も伺っておりませんが。で、そのヨシノさんの上司はどちらへ行きやがりましたか?」


オレは怒ってはないぞ? ほら、ですます口調だろ? 丁寧語になってるだろ?

ほら、かの悪の帝王も戦闘力の説明ではこう言っている。


私の戦闘力は53万です、っと。



……すみません。さすがにちょっとは怒ってます。10段階中の3くらい。

だから、ヨシノさん。ちょっと怖い顔してましたでしょうか?

小さく「ひっ!」とかビビらせてすみません。


「え、と。……失礼いたしました。チハヤ様はしんかい、『神の階段』と書いて神階ですが、そちらにて私の業務を行っております。と言っても、部下の指導のみですが」


おや? ヨシノさん。まさか偉い人、いや神ですか?


「私は未熟なれど、位階、つまり神格といわれる部分についてはチハヤ様、ヤクサ様の次に当たります。ヤマトでは確か……学業、商業の神として奉られております」

疑問が顔に出てたか?

それにしても、だ。


はい、偉い神キター。っておかしくね? 神の上下関係、つまり部下と上司の関係のことね。


チハヤは確か最高神の一柱で、美とか。生活とか言葉とかを無視すればいいのかもしれないが。

そして、ヤクサは美の神だったよな? ロリ巨乳なのに。


なぜにそこから学業とか商業の神?

教えて偉い……、これはマックスでは対応できない気がするので、頭のいい人でいいや。

頭のいいヤマトの人! 教えて!



……いいだろう! つまり、それは白衣! 白衣さえあればっ!



だめだ。その幻聴は頭のいい人ではなく頭の痛い人、だ。


オレの幻聴は今のところ危険すぎるな。この幻聴はぶち殺しでお願いしたい。

どこかにいないものかそんな……、いや、なんかそいつハーレム野郎な気がする。会わなくていいや。


とりあえず、現実を見よう。現実を。

ここに、学問と商業の神様という名の美人秘書巫女がいるという事実を!

ならば、やることは1つ!


「すみません。ちょっと拝ませてもらっていいですか?」

「はい?」


どうか、色々勉強が出来て、雇われ料理人としての仕事がきっちり今後もこなせますように!

ご利益ありますように。



事務所から、外へ出る。うん、いい天気だ。

祭りのときもこの天気が続くと、天気予報が言っていた。

ユーナ予報も同様だったので、天候面に不安はない。

「後は、計画通りに外へ出て、イブキさんの前で仲睦まじくおこなえばよい、というわけですね」

「ああ、って、距離が近くないか? というかさりげなく今、手つなごうとしたよね?」

「……仲睦まじく、とはそれくらいは当然では?」

む。むむ。むむむむむ。

ちょっと待て。ちょっとだ。ちょっと。ちょっとちょっと。じゃなくて、待て。


そこまでいくと、仲が進展しすぎてておかしくないか?

仲睦まじく、だから、会話が弾むとかじゃないか?


どうなんだ? ヤマトでは普通なのか? いや、一般的に普通といわれるものなのか?


教えて、って今日そればっかだな。

やめよう。



世の中、聞いて教えてくれる、ということに甘えていては自分の成長につながらない。

というか、聞けば何でも教えてくれるという世の中があると思うな。


そう、グーグ○博士に聞いても分からないことはたくさんあるんだ!



「とりあえずスキンシップは節度ありまくりの方向でお願いしたい。つまりあんまり近づきすぎてもどうかと思う。あくまで人から見て『オレの知り合いもしくは友人』となるくらいでいい」


「ふむ……。ではこの計画書からは多少外れてしまうのですが大丈夫ですか? ここに『肉食系女子であるの

で隙あらば、全ての神々に感謝して本気で頂きますというかゲットだぜ!』と」


……なるほどな。よし、バ神どもよ。デザートとか没収な。

あと、ユーナはユナイトのシステム関連を強制的に見直し、性能向上をしてもらう。強制的に。

遊びなんぞ入れさせんぞ。徹底的圧倒的絶望的にやってもらうからな。

と、そっちの処置は追々煮詰めるとして。


「その計画書、破棄しろ」


まずは、目の前の問題を駆逐するのみ。


「はあ。いえ、……いいのでしょうか? チハヤ様から、この計画書に沿って、行動せよとのお達しをいただいたのですが」

「燃やせ消せ証拠隠滅むしろこの世からどころかどの世からもデリートを」


時によっては上司にすら背かなければならないのだ。



世界の平和のために。そう、平和のために!


具体的にはオレの世界というか心理的な平和のために。

いいでしょうか? というかいいですね? はい、破ってください。

あ、懐に入れるんですね?

それだと破るとか出来ませんし、オレ、手出しできませんけど。

まあ、いいですけど。



「私の好みなんですけどね……って、おっと聞かれたでしょうか……、大丈夫みたいですね」


聞こえなかったぞ聞こえてないぞ聞いてないからな? いいな? オレ。

今の小声には反応するな。



とりあえず、これからミッション、スタートだ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ