34話 天才と馬鹿、どちらも扱い要注意
連続投稿も今日までです。4日からは仕事の都合で執筆が遅くなります。
アヤのイチゴミルク大福については、生クリームの導入を検討。
ミルクというか練乳がどうしても、時間経過すると、あんまりな感じだ。
なので、生クリームの導入で、ある程度の時間でも、小豆・イチゴソース・練乳・生クリーム・イチゴ、というバランスを保ちたいのだ。
どう作るか? これは企業秘密だ。
と、そうではなくて。
マックスの本名が、山田ジロウ。あるいはコードネームなのか本気なのか、大地マックス。ヒーロー『マックス』の中の人。
クールビューティもとい、本当に山田ジロウの奥さんの田中ミサト。
2人ともヤマトの特務……、なんだったか。の人たちだ。
で、ヒロシに相談、と。多分話の流れから、『マックス』の強化依頼だろうか。
ヒロシが簡単に受けるかどうか、だが。
白衣がからまないからな……。微妙。
『おおよそは正解ですね。ちなみにヤマト国特務・治安維持隊が正式名称です。主な任務は警察組織などで手が負えない場合に対しての抑止力ですね。個々人の能力は平均して自衛隊一個中隊程度相当。現在の任務は対異世界人ですが、ほとんどが後手に回ってます』
え、ってことはあのマックス夫妻、めちゃ強いってこと?
じゃあ、『ユナイト』いらないじゃん!
やった。これで戦わないですむ! って前もこれ、言った気が。
『残念ながら彼らの対策はほとんど後手。唯一の先手が、『マックス』と呼称される戦闘用パワードスーツの開発ですね。異世界人のパワードスーツとスキルについては、対策が全くされてません。破壊後の補修などで、そちら関係の仕事が増えているため土木関係の業者は金銭的にはうれしいのですが、人材的には不足しているので悲鳴ですね』
特務……。何やってんの? って感じだが。
『ちなみに、特務という言葉だけあって基本的には組織構造や構成人員など全て重要機密ですよ』
え? でもあの人たち普通に名乗ってたけど。あのマックスたち。
そういうのって、ばれたら死ぬか殺すかとかそんな感じじゃ?
『もしそういうことになっても、マスターなら組織ごと壊滅できますのでご安心ください。それに彼らは特務の隊長とその補佐ですので、権限については問題ありません。むしろここで正々堂々名載らないのなら、私たちの共同作業としてぶっ飛ばしましょう』
……冗談だよね?
『いいえ? 私たちの幸せを邪魔するならそれくらいは当然かと』
よし、もうそっちの点についてはほっといて、仕事準備のほうを頑張ろう。
「というわけで、佐々山博士の力をお借りしたいのです。できてもできなくてもマックスに!」
「おいおい……。私の専門分野は知っていると思うが空間制御だぞ。パワードスーツなど門外漢だ」
「では、『シルバーコード』について教えていただければ。彼とのつながりのある博士ならば、連絡もとれるでしょう?」
……うわ、オレに飛び火してきた! 回避っ! 回避をっ!
困ったときのユーナさん! なんとか! なんとかできないか!?
『とどけ ゆないとてれぱしー びびびびびっ(笑)』
そんなんで届いたら、神もチハヤもいらんわっ!
しかも、笑、って! ……あ、どうあがいても無理ってことな。
『正解です。商品は私を愛する権利を……あ、既にお持ちでしたね』
その権利、罰ゲーム用もといヒロシ用に作った、コーヒーに見せかけた激甘な飲料水の中に溶かしてやるよ! くっそー!
砂糖・ガムシロ・メープルシロップ・サッカリンに蜂蜜加えて召し上がりやがってくださいな!
……想像したら、気持ち悪くなった。
他人のラブラブ見て、砂糖吐くレベルを超えた。
「……外見的特長や私と一緒にいたという目撃証言、か。なるほどな、『シルバーコード』とはこれはまた……センスのないひねりもない、面白くもないコードネームだ。もう少し白衣の機能性を見直してから名前はつけたまえ」
「長考の後に、それですか」
「ま、そりゃそうさ。ミサトさん、よく考えてみてくれ。そんな名前、安直過ぎてマックスさが足りないことなんて俺だってわかるさ」
「……ちなみにジロウだったらどうするのよ」
「頼むんで大地マックス、でお願いします。シンプルに『色合い逆マックス』とか?」
「却下。分かんないわよ」
「……惜しいな。そこで白衣を絡めて『色合い逆だけど白衣着ればマックス』とかだったらいけたな」
この馬鹿ヤローっ! 何このやり取り! さっさと先に進めろよ!
ミサトさん、早く巻いて巻いて! さっさと先に!
「なるほど。確かにコードネームだからある程度分かりやすくも隠蔽性は必要と」
そっちに喰い付いたーっ!? あかーん! それ、駄目なやつ!
「なるほど。参考にさせていただきます。で、博士。やっていただけるのかそれとも」
おお、さすがミサトさん。話の急展開ぷりはもうあなたにしか任せられません。
少なくとも、天才的変態と間違った方向の熱血系の対応を全面的にお任せします!
できれば、今後ともお願いしたい!
「ちっ! 逃げられると思ったが仕方ないか……、面倒だが」
ヒロシ、そんなんで逃げが可能なら、ヤマトの特務は末期だぞ?
日本の警察の不祥事とかが、可愛く見えるレベルになるからな?
「おおっ! なら」
「ただし、こちらも手の内を開かすのだから、そちらも……分かるな?」
「マックスに! いや、マックスを超えてでも!」
「……ジロウ、あなたねぇ。いえ、隊長であるマックスが言うのであれば、ヤマトの名と特務のこの印章に誓って、我々は博士にご協力を頂きたく思います。また、こちらの出来る範囲での補助援助は惜しみません」
「というわけで、だ。どうせユーナから聞いているんだろう? そのままでいいから来ていいぞ、ヒロユキ」
バレてるのかよ! やはり変態でも天才か。
客も誰もいないからいいか。
アヤに、席を外すことを伝え、客間のドアを叩く。
どうせ、お茶も出すつもりだったからタイミングとしてはいいだろう。
「お茶お持ちしました」
ドアを開けてお茶搭載のお盆を持って、オレ参上。
「……いやマジか、ってしまった。マックス言うの忘れた」
「……えぇぇぇぇええ」
座ったままポカンとした田中夫妻。目を開いたまま、行動をしない。
言っとくが、ドッキリじゃないぞ。するつもりもなかったし。したつもりもない。
「あ、お茶冷めるんでお早めにどうぞ」
「……おい、ヒロユキ。そのまま帰らずに座ってくれ」
ちっ! オレの最後の作戦が!
お茶出して、それでは失礼しました、って逃げる作戦だったのに!
『マスター……それせこくないですか?』
戦略的撤退だ。せこくないったらせこくない。
こうして、『ユナイト』はヤマトのヒーロー『マックス』と協力することになったのだ。
ちなみにこの話し合い。
あくまで仕事の合間ごとにやったので3日かかった。
会議が長く続いたのは……、思い出すのも面倒なので割愛させて欲しい。
ただ、天才変態と馬鹿熱血は、波長が合うと本当に止められない、ってことだけ言わせてもらう。
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正月三が日の更新はこれにて終了します。
明日から平常運転どころか、ペースが落ちます。月初めの仕事は激務なので。
仕事辞めれば平常運転(ぇ
マックスについては、強化というよりは機能不全部分の補強になるので強くなるわけではありません。
あくまで安定する、というだけです。
ヤマトの特務ですから生身でも十分強いです。
さて、次からはマックスが戦いの主役に!
ヒロユキ=戦いたくない できれば観戦むしろ仕事場に戻りたい
マックス=ヤマトの平和は俺が守る マックスに戦うぜ
そりゃ、マックスが戦いまくるわけで(汗




