表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で、変身ヒーローやりました。  作者: ヤガミタケト
40/80

33話 せめて、均等に分けましょうよ

……あれ? 思ったより展開が遅い(涙

ヤマト初のパワードスーツ。ヒーロー『マックス』。

白いスーツのヒーローの話は、ネットにもニュースにも出てこない。


彼らとの邂逅から、2日たったそんな朝。


彼らのことはユーナが調べているが、何せヤマトの特務の所属。

そう簡単には調べられないようで、そちらは進展なし。


相変わらず、オレは平常運転。


変身を解除し、洗面台で髭をそる。

顔を洗う。

髪などを軽く整える。整髪ジェル? する意味ないので却下。

寝癖など、水もしくは濡れタオルでなんとかなる。


「ま、こんなもんか。変身」

特にポーズなど決めず、厨房に向かいながら『ユナイト』になる。


よし、今日も一日、食事作りますか!

朝食作りは、まず気合から。


そんな朝から、今日もスタート!



喫茶店の平日の朝は、ほとんど常連客だ。

人数も大体、変わらない。朝の10時くらいなんてそんなものだ。

たまに穴場探しに、とか、久しぶりに、とかそういう人たちがプラスしてご来店。

神社の帰りにという人も増えたが。


イブキは基本的に平日は休みにしている。

学生は学業に専念! 特に将来のために!

頑張れ巫女さん!


そうしないとオレみたいに、何のとりえもない事務職になり。

使えない人間と、上からそして同僚からレッテルを貼られる。


そんな残念な日々を送ることになる。


真面目に生きれてば、とは言うが。

少なくとも不良とか犯罪者よりはいいかもしれないが、真面目でも駄目なのが今の日本だ。

色々改善する余地はあるが、残念ながら今……って重いな。


そもそも世の中、というかそんな日本だから。

ヤマトに来たら、しかもスキルとかあれば、そりゃあはっちゃけるよなあ。

年齢とか性別とか関係ないなー、なんて。

オレ? オレは……もしかしたら、それはあるかもしれないが。

今のところ、ここの生活を向上していくことが目標で。

そんなはっちゃけに用はない。


っと、いけないな。

よし、集中集中。

モーニングセットの準備と。パンもしくはおにぎり。

トースト+小倉+生クリーム、そしてバター。これ鉄板。

あるいは神。チハヤ絶賛。

おにぎりはシンプルに梅とツナマヨ。

そしてサラダ。

味噌汁もしくは……今日はコンソメスープ。

で、ゆで卵。

で、ヒロシのコーヒー。

もしくは空間圧縮を利用した生絞り機によるオレンジジュース。


こんなもんだな、うちのは。

手の込んだものでもいいが。

品数を多くしてもいいが。


もう一品は……オレの経験上作っていいか分からない。


作ると残す人もいるかもしれないし。

うーん。どうすべきか。

他の喫茶店のモーニングを食べ歩きしてみようか。


給料はそれなりにヒロシから貰っているし。基本、服と本に消えるが。

あと、自分の好きな料理ネタのためにお菓子とか。


そういえばようやく、1人で買い物へ行ってみた。


そのときに、きのことたけのこのようなものを見つけたんだが。

ヤマトだと、マツタケとエリンギになっていた。

……きのこが勝利してた! たけのこよ! 何故だ!

と思ったらエリンギがたけのこみたいな感じだった。


第二次の対戦はマツタケ対エリンギか。おそろしいきのこ同士の内輪もめだ。


っと、今日はいろいろ考えすぎかもしれない。

……よし、モーニング完成!


「ハカセー! お客さん!」


……アヤの声。朝からお客さんとは、ヒロシも大変だな。

そういえば、マックスのことを問いただしてみたら。


「ヤマトの特務か……いい加減動くと思ったが、まあ、『ユナイト』の敵じゃないな! 白衣の上に下着を履くレベルだ! 気にするな!」


例えが変態だ。そして、気にはしないぞ。

いかん。ヒロシのことを思い出しただけで、白衣のことを色々思い出す。

やめよう。忘れよう。


「佐々山博士、ご無沙汰しております。いえ、しておりマーックス!」


ってなんじゃそりゃー! 何で言い換えた! ってこの声というより、この言い方はアイツしかいない!

ヤマトのヒーロー『マックス』。爽やかの見かけに、暑苦しい+シャツのセンスがおかしいあいつだ。

って、見えてないけどなんで、こんなに分かりやすいんだよ!

じゃない、どうしてここにいるんだよ! お前もツッコミどころが多すぎる!


「失礼します。あ、モーニング2つ、和食で」

この声はクールビューティこと、推定マックス夫人か!

ってあんた、普通に注文するな! いや、しても問題ないが……、なんか違うだろ!

「あーい! ヒロユキー! モーニング和食2!」

「……とりあえず、前の注文のモーニングあるから」


もう、朝からなんだこいつら。

混沌でしかない。

よし、とりあえず。

仕事終わってから考えよう。そうしよう。

こうして、オレはモーニングの和食セットを用意することにしたのだった。



「ったく、嗅ぎ付けるのが早いな。ヤマトの狼さんたちよ」

マックスたちを午前中一杯まで待たせて、客間に通す。

客間と小さな会議ルームを兼ねた場所で、いざと言うときは客室にも変わる。

ベッドソファーとテーブルが2セットあるだけの部屋だ。

テーブルが多いのは、実はこのテーブルが椅子兼用なのだが。

「いや、まさか喫茶店とは盲点。すぐに見つけられない時点で、犬よりも劣りますよ俺たちは」

今回はテーブルはテーブルとして利用。

「佐々山博士、私たちはこのたびヤマト製戦闘用パワードスーツ、バトルスーツによる戦闘を行っております」

マックスの社交辞令から、いきなり夫人(仮)の説明。

事態は切迫してます、って感じだな。


オレは今、昼休みも兼ねてユーナの遠隔……いや、盗聴しております。

『後から、概要まとめてお伝えしますけど』

いや、ヒロシが関わるのは大体面倒なので、ダイレクトに聞いておいたほうがオレが速攻で突っ込める。

後からでは、いつの間にか大惨事になりそうな気がする。

相手がマックスの時点で。

最悪、白衣ヒーロー・マックスという訳の分からないヒーローが出来上がるかもしれない。

口癖が、今日の白衣もホワイトが溢れ返るくらいマックスだぜ! って感じで。


変態と暑苦しさが融合したら、どうなるか予測がつかん。

それは、阻止する。

『ユナイト』の新武装を使ってでも!

『まあ、いいですけど。あ、アヤがもうそろそろ食べ終わりますよ』

おっと。そっちの皿洗いとか食後のデザートを。


「ふん。……私の元に来たと言うことは、機能不足もしくは能力不足といったところか。元組織に所属していた人間に聞くところはそんなところだろう」

「手厳しいご意見ですが、その通りです。現時点で戦闘能力や耐久性・即時判断能力に優れた隊長、彼―-コードネーム『マックス』がテストを兼ねて戦闘しましたが、こちらの資料をご覧ください」

「……ほう。ユニークな機能をつけているが、制御不可か。それにスーツの性能は高いが、特筆すべき点がないな。強いてあげれば、装着者の生命優先というのはよい点だが」

「ミサト! 俺のマックスなソウルネームは『大地マックス』だと! 全く、佐々山博士が困るだろうが!」

「……すみません博士。改めて自己紹介を。私は田中ミサト。旧姓は高野ですが、先日彼と結婚しまして。で、このマックスの彼が」

「戸籍上は田中ジロウで、真なるマックスソウルネームが『大地マックス』! 博士、よろしくお願いしマックス!」


盗聴しているから、どうしようもないが。

突っ込みいれたいのはたくさんあるぞ。もう本当、山のように。

たとえば、ソウルネームとか。

「ヒロユキ! おかわり!」

「デザートのおかわりはございませんので、もうそろそろ仕事準備頼む」

「のぉぉぉぉお……」

アヤの催促は、最速で一蹴! ツッコミ成分をこっちで発散だ。

新作デザートのイチゴミルク大福はあくまで試作品だ。残念だが、時間もないので仕事の準備をして欲しい。


にしても、新情報が多すぎる! そして、まだ話し合いは続くのか?

午後の仕事が始まるが、最初は客もないから掃除系統になるのが救いだが。


そして。

そういえば、ヒロシ。

お前、午前中ラストから、今現在まで全く仕事してないからな!

流れとして、マックスたち待たせる → 1人だけ早めに食事 → コーヒーブレイク → 応接室(今)。

流れは問題なさそうに見えて、このコーヒーブレイク。標準がなんなのか分からないが、長い。

少なくとも、オレがイチゴミルク大福を作り始めて終えるくらい。

この間、アヤも仕事中だったので、仕方ないので変身解除して、2人にサービスと称してジュースを配った。


ったく。仕事、後から振ってやるからな。

ご意見ご感想、ご評価などお待ちしております。


PVが1,000超えました! 新年早々感謝とうれしさ一杯です!


マックスもとい田中夫婦がようやく名前出ました。

ジロウさんは、次郎なんですが長男です。

ミサトさんは、美沙斗ですね。

あと、マックスの言葉の語尾ですが、あれはマックスがわざと言ってます。

普通に話すことはできるんですが、あくまで印象付けのためです。


この2人。それぞれにそれなりに思い入れのある名前です。

元のネタ? 

分かった人は感想でお願いします(笑

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ