第1話 突然の異世界召喚
今日からできるだけ毎日投稿していきます!
「ピピピッ、ピピピッ、ピピピピッ」
「ん〜。うるさいな⋯」
「ピピピッ、ピピピッ、ピピピピッ」
「ああ、もう!」
目覚まし時計を止めて見ると朝の6時だった。
最近は猛暑で蒸し暑い。
まだ学校に行くまで1時間以上あるし、二度寝しようかな⋯?
いやいやいや、起きるんだ私。
このままじゃ遅刻常習犯として内申点に響いてしまう⋯。
仕方ない、起きよう。
眠くて起きない身体にむちを打ってベッドから這い出る。
昨日家に帰り着いたのが22時で、それからお風呂に入ったりしていたので、結局寝たのは午前1時だった。
そのせいでめちゃくちゃ眠い。
でも大和が嬉しそうだったからいいのだ。
それよりも宿題が終わっていないほうがまずいんだよな。
先生に土下座する勢いで謝ろう。
顔を洗って、コーヒーを飲んで眠気を覚ます。
両親は私を残して海外(?)赴任中だ。
娘の私でも詳しい事情を教えてもらうことができなかったので良く理解していない。
朝食は何にしようかなー?
お米は昨日炊いておいたのを使うとして、おかずは昨日の残りでいいか。
「ごちそうさまでした」
1人でのご飯は相変わらず寂しい。
母さんたち、いつ帰って来るかな⋯。
よし、二人が安心して帰ってくることができるようにしないと!
身支度を整えて、学校に行く準備をする。
前髪が上手く決まるか決まらないかで1日のモチベーションが決まるんだけど―
今日は結構上手くいったな。
「行ってきまーす」
家に鍵をかけた、ん?かけたよね?え、大丈夫だよね?
うん、多分大丈夫だ。もう気にしたら負けな気がする。
私が通う高校は自転車で行ける距離にある。
ただ、この時間だと爆速でこがないと遅刻するな。
ふう⋯。なんとか間に合った。
しかし、上手くいったと思った前髪は見事に爆散⋯。
前髪を直しながら早歩きをしていると幼馴染の朝日大和と会った。
「大和おはよー。昨日買ったネックレスつけてきてくれたんだ」
「おはよー、優海もつけてくると思ったから」
と照れくさそうに答えた。
ちょっと嬉しい。
「あ、そうそう。大和は宿題終わった?」
「徹夜で終わらせた。だからすげぇ眠いんだよ」
「マジ!?あの量を?」
「優海は?」
「あとちょっと終わってないから、先生にめっちゃ謝って許して貰おう作戦立ててます」
「ものすごくタフだな」
「えへへ」
そんなこんなで教室に着くと親友である月川星奈が話かけてきた。
「おはよぉ~!うみに会えなくて星奈、ちょ~寂しかった!」
「おはよ、星奈〜。私も寂しかったよー!」
今日も星奈は可愛い。
なぜなら星奈は日本の有名俳優とモデルの1人娘なので超絶美少女なのだ。
しかも性格良し、才色兼備と来たら誰も星奈には勝てまい。
2人で久々に会えたことを喜んでいると友人である日暮真が後ろに立っていた。
「ちょっとお二人さん。イチャイチャしているとこ悪いんだけど、そこどいてくれないかな?教室に入れなくなっちゃってるから。なぁ、大和?」
「ん?ああ、うん」
大和は寝ぼけていたのか適当に返事をした。
ちなみに真は星奈の彼氏だ。
なぜかハイスペック男子なのである。
ほぉほぉ、これは星奈ちゃんを取られたやきもちですかなー?
「真おはよー。なになに〜?久々に会えた彼女ちゃんを取られて嫉妬してるのー?」
「おはよう、うみちゃん。そうだよ。星奈が誰よりも何よりも大切だからね。っていうか早くどいてよー、入れないんだよー」
星奈の顔と耳が茹でダコみたいにどんどん赤くなっていく。
「もう!うみは茶化さないでよ!まことも恥ずかしいからそんなこと言わないでよぉ〜」
星奈が今までにないぐらい照れているだと⋯!?
彼氏パワーすげぇ。
「うみ?うみ!ほら行くよ!」
「は~い」
教室の自分に席に着く。
星奈は前の机の席に座っている。
顔は真っ赤なままである。
「星奈、やっぱり照れてるじゃん」
「うみ、なんか言った?」
星奈の目が笑ってない⋯
やばい、失言を放ってしまった。
「い、いや~。なんでもないです⋯」
「ふ~ん。ま、いっか。あの気になってたんだけどさ。うみと大和の胸元のネックレスってお揃いだよねー??もしかして、付き合ったとか?うみずっと大和のこと好きだったもんね!」
ぐっ⋯。
今度は私が茹でダコになってしまう。
「つ、付き合ってないよ!これは大和への誕プレで私とお揃いにしただけ!ただの自己満足だから!」
「ちぇ、ようやく付き合ったのかと思って期待したのに〜」
「星奈も真と付き合う前にお揃いのブレスレットしてたでしょ?あれと同じだよ」
大和との関係を否定したはずなのに、どんどん星奈の顔はニヤけていく。
「へぇ〜、ふ~ん。とうとう2人もそこまで来たのかー!」
「だから違うってば!」
朝の予鈴がなった。
「やば、ホームルームまであと5分じゃん。戻らなきゃ。後でちゃんと話聞かせてよね!」
星奈は自分の席へと戻っていった。
ふぅ、危ないところだった。
こうなった星奈は話が通じないからな。
担任がやってきて、委員長が号令をかける。
今日の1限目の数学で宿題が間に合わない人は昼休みに提出するように、とのことだった。
HRが終わり先生が出ていくと全員が動き始めた。
「初っ端から数学かよ」
「だるすぎ〜」
みな文句を言いながらも、次の授業の準備をしていた。
星奈と私も準備をしながら立ち話をしていた。
「で、大和のことはどう思ってるのよ」
「そ、それはぁ」
私が言いかけた瞬間、教室の時計から謎の光が現れた。
「きゃああああああ」
「なにこれ!?」
「逃げろー!!」
悲鳴が飛び交う中、私達は必死に脱出しようとしていた。
「なんで開かないの!?星奈そっちは開きそう?」
「こっちもびくともしないよ!まこと、窓ガラスは開きそう?」
「開かない!大和、非常口は開いた?」
「全く開かない!どうなっているんだ!?」
だめだ、どこも開かない。
そうこうしている間に光はどんどん大きくなっていく。
次の瞬間もっと大きな光が現れ、私達は光に飲み込まれた。
目が覚めるとそこは教室ではなく、大広間のような場所だった。
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