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第30話 お邪魔虫 キラク参上

第30話 お邪魔虫 キラク参上


今日も第三区は快晴だった

この世界の気候はどうなっているのか不思議だった、無理に考えないでおこう!


朝は日課の入念な柔軟体操と第三区内を軽く長距離走している、基礎体力をつけるためだ。

なんと、カグヤも参加してるではないか超速の進歩だ、ただ三人の数十分の一だけだが。


怪しげな人影を発見、茂みに隠れながら近づいている。


(またベタな登場の仕方だな、ちょっと俺に任せてくれるかな?)

(なにか企んでるでしょ!)

(俺は最近な、楽しみがないのよ!)

(彼に可哀想ですよ、タローさんに慈悲はないのですか?)

(奴をからかうの面白いだろ)

(確かに俺は楽しいぜぇー)

おおおぉ 我が心の友よ!

「何を、お話しされているのでしょうか?」

まぁー まだカグヤには無理か。


近くなったところで超強めの指弾を草むらに放つ、『ウギャー』・・・・・・

人影は普通に脳震とうを起こし気絶した。


カグヤは声がした方へ駆け寄り、驚きなからも倒れた人へ回復錬気をする。


回復して気づいたキラクはおもわずカグヤに抱きついてしまった。


反射的に思わず顔面にパンチをくらわすカグヤ、そしてまたキラクは気絶した。


カグヤは自分のしたことに驚いていた、今までそんな力がないから・・・驚くのも無理なかった。

不幸なのは殴られたキラクの方なのだが・・・抱きつくなど自業自得だけど。


目覚めたキラクは勘違いをした。

「あれーカグヤちゃん! 確か第三区に来てたはずが・・・ いつの間に第一区に来たスかね?」

「いえ、ここは第三区ですよ。間違っていませんわ」


「あぁ頭に衝撃受けて・・・誰かに殴られた気もするけど・・・ 覚えていないス!」

「そ、それは気のせいですわ」

「そっスか、でも衝撃受けたのは間違いないス! 『ガーン』と殴られた間違いないスよ」

「お、おかしいですね、私は草むらにいたの気づいてないですし・・・」

「でも傷があるはず・・・あれ無いス! おかしいな???・・・」


「おい! また何しに来たんスか?」

「先輩つかまえて、『おい』はないスよ。あなたは教育がなってないスね!」

指をさしながら説教をたれるキラク、いまだ上から目線で話しかけてくる。

(何を偉そうに、こいつ殴っていいか!)

(だからダメですって)

ユーキに諭されるタローもどうなの?


「はいはい 分かりました。ご用は何でしょう?」


「この前この僕を騙したスよね。イートンに勝ったら仲間になるって話しス」

「何のことでしょう?、一切記憶にございませんが・・・」

「とぼけるスかー 大人をからかうのは良くないスよ」

どこが大人だ、お前も子供じゃねーか。


「バカに構うほど暇じゃないので、お帰り下さい」


「先輩に向かって『バカ』とは問題スけど、その前にイートンに勝ったなど嘘をついたことスよ」

「間違ったこと言ってませんが、どうされました?」

「この僕は約束通り、イートンに戦いを挑んだス!」

だいたい察しはつくけど、ここは惚けたまま聞かなかったことにしよう。

「相手にしてもらえて良かったじゃないスか。ついでに『バカ』は謝ります」

「そうそう良かった。 ちゃんと謝りますか? 僕は寛大だからね、いいでしょう許スよ!」


「さすが心広き先輩です、許しを頂き感謝致します。では用事も済んだことですしお帰り下さい」

「心広き先輩スか、君達でも分かりますか。ハハハハ 器の大きい僕ス、謝ってますし帰るとしますか・・・・・・違う、違う、違うス。また危なく騙されるところっス」

帰りかけそうになったが、騙されなかったようだ。


「また僕を騙そうなんて君もしたたかっス・・・そうそうイートンの話しだった、彼強くて簡単に負けたス。・・・≪長いので省略≫・・・最後にイートンに聞かれたんスよ、そこで事情話したら君は馬鹿だねと笑われてしまったス。それで気づいた、さすがの僕も騙されと分かったスよ!」


何度も、何度も挑戦して負けた、余りにしつこいからイートンが不思議がって聞いたってことだ。

イートンに謝らないといけないな。ここまでしつこいと、はた迷惑だったろう。

キラクでも一度戦えば相手の強さは見極めれるはず、それでも何度も挑戦し続けるのは特別な事情でもあるのか。諦めの悪い、ただのバカって可能性もあるが?。


「話し長くて・・・ そうそうイートンに笑われたんですね、お可哀想にご愁傷様です」

「そう笑われたん・・・ そこじゃないス!。なんか調子くるうス、君たちがイートンに勝ったなど嘘をついて僕に戦わせるように差し向けるたことっス」


(うるさいし、話し長いし、この面倒くさい性格は何なんだ?)

(ただのお調子者です!ス)

(そうお調子者!ス)

(お調子者だぜ!ス)

(お調子者と想われます!・・ス、ス)

三人が後ろのカグヤに首を振り、驚きの眼を向けた。

初めてカグヤが念話を送ってきたからだ驚くのも無理ない、教えてもいないのに天才じゃねーか!


タローが振り、ユーキ、カレン、ゴートの順に言い方を変えながら続ける言葉遊び。そこにカグヤが初参戦した。


ここでお邪魔虫キラクと言った言わないに問答しても埒が明かない。


「ここでは白黒つけれませんから、イートンさんのところで確認しましょうか。いく予定もありましたからどうでしょうか?」

「僕は構いませんよ、困るのはそっちスから・・・」


「第二区に遠征じゃなく、イートンさんの所を訪ねるから支度してくれないか」

「了解!」


四人とお邪魔虫キラクの一行は第二区へ移動しはじめた。


第二区に四人とお邪魔虫キラクが入ると、場内はちょっと騒めきが起こった。


無理もない、元特待生で『夜の徘徊者』『奇跡の少女』『お付きの人』の三人、院長の子飼いのカグヤ、無謀にイートン立ち向かった間抜けなお邪魔虫キラクの取り合わせだ。みんなの注意を引かないわけがない。

前の対外試合もあったこともあり良くも悪くも注目の的だ。


声援が飛んでる『カレンちゃん』や『カグヤちゃん』、いつの時代でも可愛いと人気がある。


仲良しのアイリンが手を挙げ近寄ってくる。

「カレン 試合しに来たの?」

「今日はね、イートンさん用があってきたの呼んでくれない?」


浅黒く日焼けした青年が片手を上げニッコリと相好を崩す。

「暫くぶり、そろそろ来るだろうと思ってましたよ」


お邪魔虫キラクのせいだな、もともとは、こちらが原因で迷惑をかけた。


「何か誤解されてるキラクさんに説明して貰いたいと思いまして来ました」

「誤解とはなんですか」

「僕達がイートンさんに勝ったと嘘をいったことですね。間違いじゃないのに」

「あぁその事ね、その辺はキラク君に説明してあげるよ。その前に私の名前を勝手に使いましたよね、お陰でえらい迷惑を被りました」

「そのことについて謝ります、申し訳ございません」

まさかシツコク何度も挑戦すると及びもしなかった。あいつバカなのか・・・


「そう簡単に許しませんよ、そうですね迷惑料として二つほど条件を飲んでくれれば許しましょう」

「迷惑料ですか、2つもですか?」


「一つは私と試合して欲しいことと、第三区の皆さんの所へお邪魔させてもらうことです、この二つを飲んで頂ければチャラにします」


「第三区へですか?仕方ありません。急に来られたら断りますが、事前になら承諾しますよ」

乗せられた気もするが仕方がないか、しつこくお邪魔虫キラクに付きまとわれるよりましだ。

「それじゃー取引成立ね」

不用意に名前を出したタローに責任はある、勝手に名前を使うなど迂闊なことだった。


「今日の試合のお相手ですが、ゴーキ君は苦手だし、カレンちゃんにボコられるのは勘弁して欲しい、やっぱり相性のいいのはユーキ君でしょうか」

取り扱いが上手い、これならゴーキとカレンの二人は文句を言うまい。褒めて持ち上げてる、やり手の策士だな。


今までの恨み骨髄のせいか、ほくそ笑む人間がいる。

「急に試合が始まるみたいス、クククゥ・・・イートンの凄さを実感するがいい・・・ はぁー イートンの方が顔がこわばっいないスか? どこか体の具合悪いスか!」


周りでは訓練を止め、イートンとユーキを観戦するために、周囲に大きな輪を作り観戦し始めた。

この前の対外試合で三人の強さは知れ渡っている。対戦した相手に全て引き分けるなど、皆おかしいと気づいていた。


「あなた方に全力が通用するか疑問ですが、私もあの後、死に物狂いに練習したんですよ。一度は剣士を諦めた自分でしたが、あなた方と戦い剣士の楽しさを思い出しました。これには感謝の言葉しかありません」

あの後、心境の変化があったらしい、死に物狂いとは穏やかじゃないですね。


二人は向き合い一礼をする。試合開始。


互いに剣を構え、相手の出方を伺う。

ユーキは最初から全開でなく、段階的に戦闘力を上げよと思っていた。


先に仕掛けたのはイートン、瞬歩でユーキの前まで跳び、更に瞬歩で横にずれながら斬撃を飛ばす。

この程度は当たらない。

この後、2,3,4,5連撃の斬撃、普通に凄まじい攻撃の連続。

『おおおっー』観客からどよめき沸く。


「5連撃も苦も無く、いとも簡単にかわすのですね」

予想してたけど、全てかわされたことにイートンは落胆する。全力を出しきらないと届きそうにない。


後方に跳んだイートン、一緒に気弾を数発を放ってくる。

飛んでくる気弾を切り捨て、ユーキも合わせて前に跳びイートンを追随する。


今度はユーキの5連続の攻撃、イートンも難なく剣で防いでみせる。

攻撃しながら防ぐ、防ぎながら攻撃、両者一歩も引かない見ごたえのある攻防戦。

場内からは喝采の歓声と拍手がコダマまする。


お邪魔虫キラクは二人の攻防を見て『あれ何なんスか・・・イートンと対等に戦ってる。僕は見当違いしたスか?』


別の視点みていたカレンとゴーキは、二人でイートンの動き分析し『反応が遅いぜ』とか『力足りないわね』などなど悪い点を指摘していた。あの動きを指摘するなんてどうかと思うが、至って平気な顔で語っている。

二人の会話を聞き、キラクは『イートンの動きが遅い?・・・何なんスか!この人達は・・・』



瞬歩も高速になり眼で追うのも大変になる。併せて剣の速度も速くなってる。


イートンは距離をとった、何か仕掛けるつもりだ。


気弾と風切り数発を連続に放つと同時に瞬歩でユーキの懐のそばまで詰めた、早い。

直後、ドーンと爆音が鳴る。特大の気衝が放たれた音だ。


ユーキは気弾と風切りを防ぎ、気衝は気装壁で防ぐも直撃で数メートル飛ばされる。


「これも防ぎますか。しかし、さすがに無傷とは自信が無くなりますよ」

「いえいえ、結構痛かったです」


笑った顔から真顔に変わったイートン、その瞬間一気に動き仕掛けてくる。


イートンは瞬歩でユーキの手前まで詰め消えた、動きはユーキの斜め後方をとる三角飛びの技だ。


ユーキは動きを察知し自分の後方にいるイートンに薙ぎ払いの攻撃を入れた。


切ったイートンの姿が朧げに消えていく、ユーキは残像に「おっ!」と驚き声がでた。

それはイートンの『残像』、剣は空を切る。ユーキの体は勢いが止まらず一回転させる。

ユーキは速度を上げ回転しながら、誰もいない方向に横回し蹴りを加えた。


予期してなかったのか油断したイートンは回し蹴りを横腹に食らい遠くに飛ばされた。

気装壁を張れず直撃する。


剣を杖にし立ち上がったイートンは腹を押さえ苦悶する顔、相当痛そうだ。


「参った。降参する」


その言葉にパチパチと拍手が沸き起こる。観衆も次元の違う戦いに感動したようだ。



素人でも投稿する場所があるのは嬉しいですね。文章力ないから読みずらいでしょうけど我慢してください。

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