第26話 カグヤ班中編
第26話 カグヤ班中編
▽ゴーキ対カグヤ班 ガダル・ジョンティェン
カグヤ班Eは9期生の特待生、歳は3つ上、体は大きくないユーキより小柄で細身の体。
ゴーキは盾と片手剣か珍しい・・・
普段は全員両手剣で練習してるが、得意な武器はみな違う。
今日は得意な武具を使っているから、何かする気だろう楽しみだ。
「第一試合 ゴーキ君とカグヤ班 ガダル君の試合始め!」
試合が始まった。
『格下の相手だ全開は可哀想だしな、手加減しながら攻めていくか?』
格下と舐めているのか軽い剣裁きで攻撃してくる。上段、下段、薙ぎ払いに繰り出す。
ゴーキはすまし顔で盾や剣で防がない、素でかわしていく。
『何だ!、手を抜いてやってるのに、すまし顔で余裕こきやがって・・・』
カグヤ班 ガダルは逆に舐められれていると知ってか、全力で向かってきた。
お得意の風切り、気弾、瞬歩の技を駆使した連携技でゴーキを追い詰める。
それでも余裕で、ことごとく捌ききるゴーキ。
ゴーキがスキを見せた瞬間、笑みを浮かべて『間抜けめ』瞬歩でゴーキの前まで跳び込んだ。
邪魔な盾を弾き飛ばそうと会心の気衝を繰り出した。
決まった瞬間、カグヤ班ガダルの衝撃は盾を滑るように流され横後方に飛ばさた。
『はぁー?』と感じる前に彼自身は数メートル先へ飛ばされ意識を失った。
ゴーキの一連の動作は一瞬だ。
当たる瞬間に盾を地面にさし、衝撃を盾の角度を変え横に流す、左手で盾の上部を掴みそれを軸にして、体を真横に傾けながら右脚で空中回し蹴りを繰り出す。横蹴りの回転をいかしたまま元の位置に着地。
空中回し蹴りで気衝撃を放った時に彼は空中を飛んでいた。
ちゃんと気絶する程度の力で抑えている、蹴りの速度や威力が落ちるのは残念だと思ってるゴーキだった。
「勝負あり、ゴーキ君の勝利」
ゴーキは納得の顔だ、盾を軸にする回し蹴りとは面白い。
失敗しても盾は左手で掴んだまま防御が崩れる心配もない。
回転し元の位置に戻るから背後も心配ないか。いい技だ、あとは練度の問題だな。
▽カグヤ班陣営
「気衝を当てるのに失敗するなんて間抜けだ、ガダルが飛ばされたけど、いつ蹴られたんだ」
「見てなかったんで・・・」
「さぁ?」
他も頷いている。見てないじゃなく見えなかっただけだが。
「油断したな。ザーレン・インジン気を締めていけよ」
「はぁ、はい」
ーーーーーー
▽カレン対カグヤ班 ザーレン・インジン
次はカレン、短剣をやめて両手剣に変える、相手みて作戦変更したのか。いやな予感する。
カグヤ班Fは10期生の特待生、歳は2つ上、痩せ型で神経質そうな性格かな。
「第二試合 カレンちゃんとカグヤ班 ザーレン君の試合始め!」
二人は瞬歩で間合いを詰め、数度剣を打ち合う。
いきなりカレンは瞬歩で10mほど後方に下がった。
左手から気弾を練り1つ放つ、ザーレン・インジンは余裕でかわす。
ニヤリと口角が上がる、馬鹿にしたのだろう顔が笑ってる。性格がわるそうだ。
今度は続けて2個の気弾を放つ、簡単に2連撃の剣で切られた。
次は3連弾を放つ、一つは避け残りは2連撃で切る、ザーレンは少し驚くが余裕の顔している。
カレンが首を左右に傾け『コキコキ』、準備運動が終わった仕草をする。
いきなり速度の上がった3連弾を放つ、その速度に相手は真っ青で顔に余裕が無くなった。
さらに速度上げた3連弾を放つ、もう一段上げた4連弾、しまいは5連弾の連続攻撃。
しかし容赦のないカレンだこと。
最後は剣を収め両手で合わせて10連弾を放つ、そして連続の10連気弾、それは雨のような弾幕だ。
気弾の威力は大したことないが、これだけ浴びればかわすことは出来ず、ザーレン・インジンの服も体もボロボロだった。
ザーレン・インジンは圧倒的な数の気弾に顔面蒼白になり震え怯えていた。
いや怯えていたのはズタボロになった為でなく、カレンの手にある強大な気弾をみてだ。
本能的に『あれを食らえば死ぬ』と悟ったからだ。
「カレンちゃん、待った、待ったー 戦闘不能によりカレンちゃんの勝ち」
カレンは『ぷい!』と打つのをやめ戻ってきた。
ザーレン・インジンは自陣に帰らず、喚きながら走っていく。余程怖いにあったのだろう
《合掌》
(何で私には弱っちい奴とか、変態しかこないのかしら。腹立つわ!)
ほんとカレンは切れると容赦ない、すぐフルボッコするんだよな。
▽カグヤ班陣営
「あんな大量の気弾見たことないぞ。彼女は気弾の天才なんだな? さすが『奇跡の少女』と呼ばれるだけはある、元特待生だしな」
「しかし、気弾を大量に打つには時間かかるようだ、初手で倒してしまえば楽勝だろう?」
「カツキよ中々の慧眼だ、初手か・・・、それなら確かに恐るるに足りんな~」
「これは予想外の展開ですが、次は本命のユーキです。カツキさん頼みます」
「任せておけー、カグヤ親衛隊の底じからをみせてやる」
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▽第三試合 ユーキ対カグヤ班 カツキ・イーダー
ユーキの対戦相手はカツキ・イーダーは7期生、成人しているし体格は大人と変わらない。
5歳も離れているがユーキと体格差はそこまでもない。
模擬試験7位?と武術技能二段だったか、実力の程をみせて欲しいものだ。
三人はカグヤの身の上を知っているためか、親衛隊の人に嫌悪感を憶えているのかも知れない。
今までゴーキやカレンが、他人をあそこまで痛めつけることがなかったことだ。
普段と違う気を感じるユーキがいる。
「ユーキさん頑張れー、カグヤ班も頑張って!」
カグヤの声援がとぶ、ユーキの言いつけをしっかり守ってる。いい子だ!
「それでは第三試合 ユーキ君とカグヤ班 カツキ君の試合始め」
気負いもないユーキはゆっくりと息を吸う。そして剣を流れるように地面に向け降ろしていく。適度に力が抜けた自然体・・・
カツキ・イーダーは『ちょっと脅かしてやるか、腰を抜かすなよ』
ユーキの脇腹付近スレスレの風切りを左右に打ち込んだ。
『ハハッハ 動けまい、怖くて動けないか。・・・うむ、ビビったか!』
ユーキは顔面を少し下に傾け内向き加減だ、体は微動だに動かなかった。
《ヤバイ、これはヤバイ! ユーキの雰囲気がいつもと違う》
目が合った瞬間にカツキは一気に間合いを詰めた。
上段から剣を振り降ろすがユーキは簡単にはじき返す、弾かれた剣はすぐさま袈裟懸けに振り降ろされる。
ユーキは横向きに前と進んでかわす、剣は空を切り1回転して再度ユーキに切りかかってくる。
もうそこにはユーキはいなかった、カツキの右斜め後ろに移動していた。
そこから弱い気衝撃の足蹴りを当てた。
数m飛ばされた程度だけど驚かすに十分だった。
『はぁっー油断した。 生意気な!』
カツキは勝負ときめ怒涛の連撃が始まった、2連撃、3連撃、4連撃の自身最速の連続攻撃。
『ハァハァー 何故だ、攻撃が当たらない』
攻撃を受け凌ぐのも至難の業ほどの連撃、淡々とユーキは完璧に受け流す。ここにも予気と感気の成果が現れていた。
カグヤ班のカツキは息が切れてきている、この程度の連撃で疲れるのは何処かおかしい。
そして攻撃している方のカツキが打撃を受けていた。
きっとカレンとゴーキは見えている、だってニコニコと笑っているから・・・
『いつ打撃を受けたかわからない、何か小賢しい手を使っているな。
なら瞬歩で攪乱してあぶりだしてやろう、スキをみて得意の気衝二発で終わりにしてやる』
にらみ合いが続く。
『よし、今だ!』
走り出した、ユーキの手前で瞬歩で横に跳ぶ、左右前後の瞬歩、瞬歩の連続技を繰り出す。
『なかなか尻尾をださないな、なら速度あげて終わりにするか?』
瞬歩の移動を止めない、高速移動の瞬歩だ。
ユーキの背後を取る。『よし、取った!』
地面に剣をさし両手から気衝をだすため、ユーキの前に出ようと動作をする。
「あっ!」
気衝を出そうとして、間抜けにも足がつまずき前屈みに膝をついてしまった。
「遅いな!」
倒れたカツキ・イーダーの首元にユーキの剣が当てられた。
「勝負あり、勝者ユーキ君」
カグヤが喜んでユーキのところに駆けてくる。
「本当に本当に!、お強いんですね。あのカツキさんを倒すなんて、カグヤ嬉しいです・・・嬉しい~!」
カグヤの方が興奮してる、そしてユーキの手をギュッと握ってぶんぶん振って『嬉しい』を連発。
「お疲れーーー」
「お疲れだぜ、ユーキしては気合い入ってたな」
怪我をさせるんじゃないかとヒヤヒヤしたが冷静だったようで安心した。
▽カグヤ班陣営
副班長シーナー・ダオジンは二度も続けて不運に遭うとは有り得ないと思った。
「カツキ、お前ともあろうものがアッサリ逆転されるなど油断したな、肝心な時に躓くとは情けないぞ。どうした真っ青な顔して震えてるが・・・」
カツキは気づいた、自分が気衝をだす瞬間。その刹那、奴は尋常でない動きと速さで気衝を放ち俺は躓いてしまった。小賢しい手と思った攻撃は、尋常でない速さの打撃だ。躓くよう仕向けられた、倒そうと思えばいつでもでるのにだ。全てに手加減して・・・次元が違う・・・12期生の8歳児だと化け物か。
「副班長シーナーよ。俺達では敵わない、奴らは尋常でない、戦うのをやめて帰えろうぜ!」
「一度負けたくらいで弱気になったな?」
「・・・・・・」
「俺は帰る。忠告しとくぞ!、恐らく奴らは全く本気を出してない!」
「本気出してないだと、奴らは格下ではなのか?」
「俺は特待生カイセイやナバラと手合わせしているから分かる、奴らは同等の実力を持っている」
「12期生が特待生カイセイやナバラと同等などと、何を馬鹿な寝言を言ってる」
「三度忠告した、恨まないでくれ! これで失礼する・・・」
「おい・・・・・・」
ーーーーーー
▽ユーキ陣営
(あれまー、また一人帰って行きましたね)
(お前らの毒気にあられたのかな?)
(毒気ってなんぜよ)
(毒を含んだ気にあてられるだが、『-ぜよ』はどこの言葉だ?)
(揉めてそうですね、向こうはガタガタみたいです)
それユーキが言うのかよ。あんたがしたんでしょーよ!
「総代リュウセイさーん 小休止しませんか? お茶ありますよ飲みません?」
「カレンちゃん OK! カグヤ班に伝えます」
OK?どこかで聞いたな、カレンかー カレンだよな 教えたのー
ニコニコしてる一団がいる、ユーキとカグヤは二人の世界か! 放っておこう、好きにやってくれ。
(総代リュウセイと仲がいいんだな? 恋人なのか?)
(タロー バカなこと言わないでよ、恋人じゃないわ)
「カレンちゃんたち、物凄く強いんだね。それに有名人だし・・・」
「こんなの序の口よ!」
「これで序の口なの?、それトンデモナイって事だよ!」
「このこと秘密にしといてね、無理だろうけど」
「聞きたいんだけど、どうしてカグヤちゃんはこっちの陣営なの?」
「カグヤは仲間に入ってるからいいのよ」
「たしか彼女はシャンティ院長の・・・・・・」
「それは、いいの。了解済みだから」
カグヤも別の意味で有名人だった。
▽カグヤ班陣営
カグヤ班全員は起きてる現実を呑み込めていない。
そしてカツキの残した忠告は混乱に拍車をかけていた。
「カツキさんは特待生カイセイやナバラ並の強さだと言いました。それでもやるんですか?」
「負けて格好つかないから言い訳したんだろう。奴らは12期生なんだぞ、それが6期生の特待生カイセイやナバラ並みと言われても信じられるか。あの人たちが、どれだけ強いかお前らも知ってるだろう!」
「言われてみれば、そこまで強さは感じないです、奴ら不気味なんで・・・・・・つい」
「ここで引いたらカグヤ班の名折れだろうが。お前らも特待生なら最後まで腹くくれ・・・」
「混乱して冷静さを失っていました、そうです続けましょう!」
副班長シーナー・ダオジンの説得が効いた、試合は続行することになった。
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2戦目も続行することになりました。3人の活躍に乞うご期待!
『錬気』は架空の能力、空想(妄想)で書いてます。気=波を基本に、そこから増幅させ衝撃の波を気衝、瞬歩、跳躍等の技に、電波を念話に見立て考えてます。深い考えもなく破綻(ご都合主義)してる部分はあるかと思います。
文章は素人の範囲から抜け出ないでしょう。才能ないならストーリーで頑張りたいけど、拙い表現力に期待はできない。
ナイナイ尽くしでも、それなりに頑張ります。
物凄く遅筆なので溜めている分が無くなると更新遅くなります悪しからず。
《感謝》




