第7話
何とか今週で話を動か、、す予定だったけども。終わるかな、、、
翌朝、目が覚めた俺は庭に出て顔を洗い、軽く歯を磨いた後、ダイニングへと向かう。昨日はあの後本を読んでいたら、結構面白くて夜遅くなってしまった。ああはなるまいと俺は思ったね。3冊のうちどれを読んだのかは、、、まあ、察してくれ。てなわけで、少し、、、いや結構眠い。
「おはよう」
「エルディア、おはよう」
「お兄ちゃんおはよー」
俺以外はみんな起きていた。
「おはよう」
父さんとネルアはパンにジャムを塗って食べているところだった。
母さんは何やらいろいろ作っている。あれは、、、サンドイッチか?
「今日はみんなでピクニックに行くことになったの。ほら、エルディアも用意するのよ。」
「ピクニック?」
「うん!私が行きたいって言った!」
どうやら朝起きてネルアがねだったらしい。
「そうだったのか。」
ま、それなら昨日みたいに地獄みたいな特訓はせずに済みそうでよかっ
「あ、ちなみにエルディア、ピクニックの先で今日は昨日の続きやるから動きやすい服に着替えてくるんだぞ」
「うえっ!?結局やるのかよ!?」
「いいじゃないか、今日は晴れてて練習日和だぞ!ハッハッハ」
「俺昨日の筋肉痛まだ消えてないんだけど、、、」
「そうか!」
「そうか、、ってそれだけ?」
「ああ、痛いならマッサージでも、、、」
「いや!遠慮しておく!」
父さんはマッサージがめちゃくちゃ下手なのである。いや、下手というか痛い。力強すぎるんだよなぁ。
「取りあえず食べるか。」
俺は椅子に座って、父さんたちがしていたように、パンにジャムを塗る。
「さて、父さんは持っていく武器の用意でもしてくるか。」
「私も行くー」
「重いし危ないぞ?それより母さんのお手伝いをしてあげてくれないか?」
「そう?分かった!お母さん、何手伝ったらいい?」
ネルアはそういいながら母さんのもとへ。
「じゃ、エルディアは食べ終わったらこっち来て手伝ってくれ。」
と、そんなことを言い残して父さんは外へと出て行った。俺はそれを見送って、手元のパンに意識を戻す。
昨日から、父さんは本当に何もなさげに振舞っているが、昨日のネルアのこともある。
今日こそは絶対聞き出してやる。そう心の中で決意した。
それから少し時はたち、10時過ぎ、俺らは近くにある森の中に来ていた。この森の中には、一か所、ぽっかりと開けている場所があるのだ。そこには、木の切り株が2~3個あるのみで、他には何もないが、木々に太陽が遮られ過ぎず、心地よい木漏れ日が降り注いでおり、家族でのピクニックといえば、いつもこの場所だった。強いてこの場所の悪い点を挙げるとするならば、森であることくらいか。
森には、魔物がうろついている。とはいっても、この場所は森に入ってすぐの場所にあるため、魔物の活動区域からは大きく離れており、基本的に魔物と出会うことはない。たまに現れる魔物も、スライムやゴブリンといった低級の魔物だけなのだそうだ。俺は一回も出会ったことはないが、一応現れることもあるらしい。
とはいえ、父さんがいる以上、この場所の危険性はほぼないようなものだろうけど。スライムに負けるB+ランクなんていないだろうし。
「よし、じゃあエルディア、準備運動はそのくらいにして、そろそろ練習に入るか。」
「了解」
「じゃあまずは素振りをこの間と同じく200回ずつ」
「待て待て待て待て」
俺を疲労困憊で動けなくするつもりか。
「冗談だよ。半分の100回ずつにしようか。」
「100回でも十分疲れるけどな。」
「大丈夫。100回ならエルディアはきちんとした型で剣を振り続けられてたから。」
「100回かぁ。それじゃ、いくぞ。1、2、3、4、5」
「その調子その調子。」
父さんも俺の正面に立って、同じように剣を振りながら、俺の剣の軌道を確認している。
やっぱ父さんの剣の軌道って奇麗なんだよな。無駄な動きがないというか、なんというか。
「ほら、ちょっとずつブレてきてるぞ。もっと体全体を使うようにしてやると安定する。こんな風に。」
「おお、、」
考え事してたら形が崩れてたらしい。いけないいけない。
その後俺は頭を空にして、ひたすらに剣を振り続けた。
「よし、いったん休憩にするか。」
「ぜぇ、ぜぇ、ハァ、ハァ」
俺たちは、木の切り株に座ってる、ネルアや母さんの元に戻り、水分を取って、その後少し離れたとこにある木の切り株に座り、少し休憩した。
ネルアたちは、近くに咲いていた花とかを集めて、冠を作っていたようで、周りには、かなりの数の花が置いてあった。
「見て見て、お兄ちゃん。奇麗でしょ。これ、お兄ちゃんにあげる。」
「ハァ、ハァ、ハァ」
いや、この描写だとあれか、変な誤解を受ける可能性がありそうだ。
これは決して、妹からプレゼントをもらえることにハァハァしているわけではない。
それだとただの変態だ。俺はそう、例の本の主人公の男とは違うのである。
「お兄ちゃん大丈夫?」
「ああ、大、丈夫。ハァ、それ、くれるのか。ありがとう、ネルア。奇麗だな。」
「えへへ、そうでしょ。どういたしまして。これ、お父さんにもあげる~!」
そういいながら、ネルアは父さんの方へと向かっていった。
その後息が整った俺は、3人のもとへと向かい、しばらく喋って、そのまま昼ご飯を食べた。サンドイッチやら、卵焼きやら、いろいろあってめっちゃ美味しかった。ちょっと塩辛めのやつと、普通のやつと、2種類作ってあるあたり、さすがは母さんだ。
そうしてお昼を食べ終わり、俺は父さんとの練習を再開した。午後は、素振りじゃなくて、父さんと打ち合うらしい。ネルアや母さんもその様子を見るとのことで、なんだか少し緊張する。
「ま、打ち合うのは今日が最初だし、勝てないだろうけど、そうだな、3分間、一本もとられないのを目標とするか。俺は寸止めにするけど、お前は全力で来ていいぞ。一応剣の刃の部分はつぶしてあるし、多少の打撲なら母さんが魔法で治せるはずだから。」
「分かった。」
随分と余裕かましてくれてんな。父さんは強いけど、3分耐えるどころか逆に一本くらいとってやらあ。
「それじゃあ行くよ、。お兄ちゃんもお父さんも準備は良い?」
「始め」の掛け声はネルアがかけてくれるらしい。
「いいよ。」
「オッケー」
「よーし、それじゃあ二人とも構えて~。始め!」
父さんは特に動く様子は見せず、構えているだけ。なら!
「はあっ!」
俺は剣で父さんを突く。と、父さんはそれを剣の下側を受けるようにして、上に流し、逆に俺の胴に剣をピタリとあわせた。
「はい、一本」
「ちくしょう!」
勝負になりませんでした、はい。
その後も俺は何度も父さんから一本取るべくトライするも、カウンターで返されて終わるのを繰り返している。3分とか言うレベルではない。
「エルディアは、一発目でいきなり決めようとしてるからなぁ、本命とフェイントを織り交ぜるんだよ。一発一発にはそれなりの強さは必要ではあるけど、、それ以上に、ここだ!ってときに一発、力を籠めるんだ。あとは、エルディアは父さんの剣にばかり意識を集中させてるけど、もっと視野を広く持って、父さんの体全体を見るんだ。じゃないと、相手の動きが全く分からないから避けることも受けることもできない。」
「なるほど」
「じゃ、それを踏まえてもう一回やってみようか。」
「それじゃあいくよー!よーい、始め!」
今度は俺は上段から斜めに振り下ろす。フェイント、とまでは程遠いわけだけど、要は、相手の次の動きに対処できないくらい全力で力を込めるのは良くないということだろう。相手の体制が万全なときは受けて返されると思う必要があるってことだと俺は解釈した。
父さんは、剣を真正面から合わせてくる。俺はそれを見て、引き切りの形に持っていこうとする。と、父さんはそれに合わせるように押切りの形に持っていかれ、俺はいったん距離をとる。と、目の前には父さんがおり、俺の顔の真横に、剣が突き出されていた。
「はい、一本。でも今のは良かったね。でも下がるとき、視線が下に行ってただろう?そうすると、父さんの行動が分からないわけだ。」
「あー」
にしても移動速すぎだけどな。
とまあ、その後も一回やっては指摘が入りを繰り返した。結局その日、4時半になって帰る時間となるまで3分間耐えることはできず、24秒が最高記録となった。
ちーす。つむぎんこと綴莉紡だよ。
誤字脱字とか行間とか、話の矛盾点とか、気になるとこあったら教えてくれなー。
何せ初心者なもんで。




