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第5話

 あの後昼寝した俺は、自室からダイニングへと向かう。結構寝てしまったからもう夕飯の時間くらいだろうか。部屋の窓を見たらもう外は暗くなってたしな。


「あら、起きてきたのね」

「ああ」


 丁度ネルアが夕飯をテーブルに運んでいた。

 テーブルにはすでに、焼き魚が運ばれていた。


「お兄ちゃん、私が起こそうとしても全然起きなかったんだよ。」

「相当疲れてたのかもな」

「お父さん、お兄ちゃんあんまりいじめないで。」

「ハッハッハー、誤解だよネルア。お父さんは別にお兄ちゃんをいじめたりしてないぞ~。な?エルディア?」

「ぐすんぐすん、オトーサンニイジメラレタヨー。キツカッタヨー。」

「お父さん!」

「エルディア~」


 父さんはネルアと母さんには本当に弱い。クックック、いい気味だ。昼間の復習、、、じゃなくて。

 取りあえず父さんはネルアに服従でもしてろ。


「母さん、なんか手伝おうか?あら、ならこのスープをよそってくれないかしら?」

「分かった。」


 俺はに入っているスープを4人分のお椀によそっていく。


「私向こう持ってくー!」


 ネルアがこっちに来て、俺がよそったお椀を順番に運んでいく。

 一人取り残された父さんが心なしかしょぼんとしているように見える。ま、気のせいだな。


 そうして準備は終わり、


『いただきます』


 父さんが仕事で、中々家族みんなで食べることが少なくなってきていたため、久々の家族4人での食事である。


「おいしい!」

「そう、それは良かったわ~」


 スープをすする。うま。


「そういえば、昼間のスープはネルアがつくったらしいな。」

「うん!どうだった!?おいしかった!?」

「ああ、めちゃくちゃおいしかったぞ。これからも作って欲しいくらいだ。昼間母さんとも話してたけどネルアは絶対料理の才能あるぞ!これから練習していけば世界一上手い料理を作るようになると俺は確信したね!」

「えへへ、それは言い過ぎだよ~。でも、お兄ちゃんがそう言うならこれからもお母さんの料理ネルアも手伝う!」

「あら、それは助かるわね。」

「お母さんの料理は凄い量のレシピがあるからな。たくさん教えてもらうんだぞ。ま、父さんは料理できないんだけどな。ハッハッハ」

「いや、自慢げに言うことじゃねえけどな?父さんも料理くらいできるようになれ?息子よりできないとかどうなん?」


 ネルアを見習えよ。


「父さんには母さんがいるから良いんだよ」

「あらあらまあまあ」

「私も頑張る!」

「それにしても、俺も昔母さんに教えてもらってて思ったけど、母さんって本当にいろんな料理するよな。この辺のだけじゃなくて他国の料理とかまで知ってるし、どこかで学んでたのか?」

「まあ、教わったことも多少はあったわね。でも、大半はやっぱり本じゃないかしら?私、レシピ本とか結構買ってるから。ほら、この家の書斎って本がすごい量あるじゃない?」

「確かにな。俺は書斎入ったことないからあんま分かんないけど、チラッと見たとき凄い量だなーって思ったのは覚えてる。え、もしかしてあれ全部料理の本なのか?」

「そんなわけないじゃない。物語とか、あと魔法の指南書とかもあったりするわよ。エルディアも興味あるなら自由に見てみていいのよ。」

「そうか?なら、もし読んでみたくなったらその時に読んでみるとするよ。」

「ええ。」


 本ねえ、、、今まで全然呼んでこなかったからなかなか読む気にはならないが、、、

 意外と面白いものもあったりするのだろうか。今夜ちょっと見に行ってみるか?


「ご馳走様ー」


 父さんがご飯を食べ終わったらしい。


「ごちそうさまー」


 ネルアも食べ終わった。何気にネルアってご飯食べるのめちゃくちゃ早いんだよな。

 そうして、ネルアも父さんも自室に戻っていってしまった。

 俺もさっさと食べてしまうか。


 そうしてその夕飯後。

 俺は先ほどの話にあった書斎に来ていた。本でもあさってみようと思ったのだ。本が苦手っていうのも俺が読んだことないことからくる、食わず嫌いみたいなものかもしれないしな。

 書斎をぐるりと見渡してみる。部屋は一般的な部屋の大きさなのだが、その入り口以外の3方に棚が置いてあり、さらに入り口側の壁にも入り口以外の部分には棚が設置してあった。

 部屋の真ん中には机と椅子があり、部屋の隅の方に本棚の上の方の本をとるためか、台座も置いてあった。


「さて、と。こんな量全部読める訳もないし、どうしたものかな。っと。」


 まずは入り口側の壁にある棚を見てみるもはや本だらけで目が回ってくる気もしたが、どうやらこの棚にはさっきの話に出てきた、料理の本が並んでいるらしい。300ページほどある本を一冊手に取ってみる。


『ナビヤ帝国の料理大全』


 ナビヤ帝国って言うと、、、俺らのいる国のユーロン王国と並んで、今ある国の中でかなり長い歴史を持つ国だったはずだ。こんな本いったいどこで手に入れたんだか。ユーロン王国とナビヤ帝国の2国だけは何とびっくり400年近い歴史があるのだとか。パラパラとみてみると王宮とかで出てきそうなめちゃくちゃ豪華な料理から、一般的な過程でありそうな簡単な料理まで並んでいた。

 うわ凄え、これ全部読み込んでるんだとしたらそりゃあの料理のレパートリーにもうなずけるというものだ。

 その本を戻し、次は左手にある本棚を見てみる。そこには、歴史書だとか、偉人の名言集とか、偉人の迷言集だとか、詩集、地図本とかが並んでいた。迷言集ってなんだ。ぺら。


『この私ほど女と交わったものは後にも先にも現れないだろう ナムリダ=ヴィーネ』

『眠い。私、仕事、あげる。てか代わりにやれ。こーえいに思え ネイ=ラーニャ』


 パタン。

 なんだこれ。こんなのがつらつらと書きならべられてるのか?

 昔の人らはどれだけ楽しい頭をしていたのだろうか。

 ちなみに、今出てきたナムリダとネイはどちらも300年前にいたとされる英雄たちである。賢者って言われてたらしい。

 まあ俺もちゃんと知ってるわけじゃなくて、母さんに小さいころ聞かせてもらった童話の中でそう語られてたってだけだが。童話ってのは事実をもとにして作られ、多少捻じ曲げられて語られるとはいうものの、実物はこんなんだったのか。

 ナムリダに関しては普通に女性だし、ネイに関してはただのサボりじゃないか。

 いや、性癖に関しては各個人の自由だし、仕事をやらなければ怒られるだけだから別に良い。良いんだが、せめて後世に英雄として語り継ぐなら、こんなものは処分しておいてほしかった。俺の抱いていた幻想を返せ。


 その後俺は、順番に本棚を見て回った。入り口向かって正面には、童話やら小説やらが所狭しと並んでいた。なんだかんだでこの本棚が一番たくさん本があって埋まっていた。右側の棚には魔法関連の指南書や、剣術の指南書なんかががおいてあった。


 結局俺は俺はその中から、少し興味が湧いた本を3冊だけ持って、自室へと戻っていった。

ちーす。つむぎんこと綴莉紡だよ。


皆は料理できるか―?料理って難しいよなー。別にまずいものが出来上がるわけじゃないんだけども、めちゃくちゃ美味しいのって作るの難しくないか?

絶対レシピ見ないと作れねーわ。この間なんて、、、いや、やっぱやめとく。


_____________________________________


や、やらかした!前の話の途中数値何にしようって迷って空白のまま投稿しちまった。

投稿しなおしたから確認頼む、、!

_____________________________________

 それでいくと、父さんってB+ランクまで上がったんだったよな?レベルとかステータスとかどんなもんなのだろうか?7000くらいとかか?、、、ダメだ、考えても分かることじゃないわ。今度聞いてみるか。

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