第2話
この世界も時の流れ方は同じように数えてます。変に設定しようとしたらこんがらがって。
一年=365日 一日=24時間
一月=28or30or31日 1時間=60分
一週間=7日 1分=60秒
一週間=月、火、水、木、金、土、日
ついでにお金の単位以外の諸々の単位も同じにしてます(距離、重さ 等々)
お金だけは違った方が世界が違うことを実感しやすいかと思って変えてます
お金の単位についてはまたいずれ。
うーーーーん、はぁ。よく寝たよく寝た。
もう朝か。太陽がまぶしい。
ガチャリ
「おはよう」
「あら、エルディア、おはよう」
「エルディア、おはよう。」
父さんと母さんがすでに起きていた。
母さんは目玉焼きを焼いている。
父さんはもう朝食はとった後なのか、珈琲を淹れていた。
父さんが珈琲を手に机につくのを見て、声を掛ける。
「父さん、疲れは取れた?」
「うーん、まあまあかな」
何ともまぁ、、、
「そっか。ちゃんと体休めてくれよ。今日から2日は仕事休みなんだろ?」
「そうだね。仕事のことはいったん忘れてのんびり過ごすとするよ。」
父さんの働く屋敷は週休2日。1週間7日のうち、週末2日は休みなのだ。
今日明日と折角休みなのだからもう少しゆっくり起きてくるもんだと思っていたが、それは思い違いだったようだ。
「そりゃあ、毎日6時には起きてるからね。休日であっても同じ時間に目が覚めてしまうものだよ。」
「そういうもんか」
「そういうもんだよ。エルディアも働き出せば分かるさ」
「働くねえ、、、」
自分が働くって事には、全く実感が湧かないんだよなぁ
俺も次の誕生日になれば17歳、成人の歳になる。そうなれば当然、働かなくてはならない。
俺と同い年の街の奴らも17を迎えたやつから順番に職を求めてこの街を出て行ったりしている。
勿論、父さんみたいに、この街で働くやつもそれなりの数いるが、それでもここは辺境なのである。そう働き口は多くないのだ。
「俺の周りだと、「冒険者になる!」とか言ってこの街を出ていった奴もいたな。」
アイツらは今どんな風に過ごしているのだろうか。
「ハハッ、冒険者か。父さんも実は一時期やってたことがあってな。」
「そうだったのか!?」
全然知らなかったんだが。
「ずっと役所勤めなのかと思ってたよ」
「確かに、この話はしてなかったな。冒険者、アレは夢がある職だな。強くさえあればかなり裕福な暮らしができる。大して強くなくても食っていくことくらいはできる。一般人のつく職の中では、命さえ無事なら、冒険者ほど割のいい職はないかもしれないな。」
「命さえ無事なら、ね、、、」
「ま、冒険者は良いもんだが、ま、好き好んでやるようなものでもなかったな。」
「ならなんでそんなもんやろうと思ったんだよ?」
「そりゃあ決まってるだろ。母さんを守れるくらい強くなりたかったからさ。」
「、、、、」
あー、この人ってのは、、、いや、父さんらしいか。
「母さんが強い人ってかっこいいわよね〜なんて言ってるのを聞いて、父さんも強くてカッコいい男になろうと思ったわけさ。」
「はいはい、結局いつもの理由なのね」
「エルディア」
「なんだよ?」
「この世界ってのは普通に生きる分には何不自由ないのかも知れない。でも本当に最後の最後は、強くなきゃほんとに守りたいものも守れないんだよ。どこまで行っても、最後は力が正義だ。」
「あ、ああ」
「父さんは一回冒険者を志して、そして途中でその職を手放した。だけどそれでも本当に守りたいものを守るために全力は尽くしているつもりだよ。お父さんにとってそれは、お母さんであり、 であり、エルディアでもある。エルディアがどんな職につくのかは分からないけれど、でも本当に大切なものを守れるように、強くなる努力はし続けなさい。」
「ああ、分かった。」
父さんって普段は印象がアレだから時たまちゃんと話すると本当に無駄にカッコよく聞こえるんだよなぁ。でも、そうか。守るための力か、、、
ん?職業の話からなんでこんな話に飛んだんだ?
「さ、話も1区切りかしら?エルディア、ご飯できたわよ。」
「ん、ありがとう」
「ちなみに冒険者、お父さんは途中で辞めちゃったけれど、お父さん、かなり強くて結構上のランクにまで行ってたのよ。B+ランク、、、だったかしら?」
「いやぁ、確かにそんなとこまで行ったっけな〜」
「B+!?」
冒険者ってのはその信用度でランクが上がる、、、らしい。俺もよく知らないが、聞いたところによると、Eランクから始まって、D、C、B、B+、A、A+、Sと上がっていくらしい。
一人前ってのが大体Cランクくらいと聞いたことがある。
「ま、父さんの場合、討伐依頼よりも護衛任務とか、街の雑務とか多く引き受けてたらなんか勝手にランクが上がっていったというか何というか、、、」
「何やねん」
強い魔物とか討伐したんじゃないんかい。
「何言ってるの。お父さん、討伐依頼も結構こなしてたのよ。それこそオークキングとかソロで討伐してたり。」
前言撤回。この親父バカ強かった。
今まで一回も聞いたことも戦ってるのを見たこともないけど父親が化け物だった件について。
「俺が生まれて16年経った今になって明かされる父さんの過去がヤバすぎるんだが、、、」
「ハッハッハ、何ならこの休み2日間の間にちょっと剣でも振ってみるか?」
「おお、16年間未だかつて聞いたことない言葉が飛び出したぞ」
「よし、エルディア、この2日、軽く剣でも教えてやるとしよう。」
「マジですかい」
「よし、そうと決まれば倉庫にある剣を用意するとしよう。エルディアは朝ごはん食べてなさい。準備にも時間はかかるし、ゆっくりしててな。」
そう言うと、父さんはすっかり冷めてしまった珈琲をグッと飲み干して
「ゲッホゲッホ、うぇ、苦っが」
、、、締まらねぇ
そう言えば珈琲も普段母さんが飲むのは見かけるけど、父さんが飲んでるとこは見たこと無かったな。
飲めないのになんで淹れたんだ。
「んんっ」
父さんは軽く咳払いをした後そのままカップを洗い、何事もなかったかのように準備の為に玄関から出ていった。
うっす。つむぎんこと綴莉紡だよ。
今まで他の方の投稿って読む側の目線で見てたけど、実際話を書くようになると、今まで気にもしてなかったとこを見るようになるのな。
例えば、他の作品は一話平均2300文字から2800文字くらいらしい。
てな訳で今回からそんなもんの量にしてみることにした。
前2話は1400文字くらいだから1000文字くらい増えたわけだけど。
どう?




