第13話
ごめん。頑張ったけどやっぱり間に合わなかった。許してくれぇ、、 ( ;∀;)
けど明日からはちゃんといつもどーりに19時30分に投稿するから。これからも応援してくれると嬉しい。
月曜に父さんが倒れてから5日。俺らは意識のない父さんの世話をしたり、呪術について調べたりした。
母さんは知り合いの伝手を頼って呪術師を探すと言って、朝食を作ってみんなで食べた後すぐに家を出て、夕方に帰ってくるという日々を過ごしていた。
お医者さんはあれから2日おきに来て、父さんの容態を診て、薬を補充していってくれた。今日はお医者さんは来ない日で、俺とネルアで、交代で熱を測ったり体を拭いたり、薬を飲ませたりしていた。しかし、その薬も効く様子は全くなく、あれから熱は一向に下がる様子がなく、40度近い熱が出続けた。
コンコン
部屋でもう何度目になるか分からないくらい読んだ呪術について書かれた本を読みなおしていたところで、部屋をノックする音が。
「はーい」
俺は部屋の扉を開ける。
「お兄ちゃん、ご飯作るから手伝ってくれないかな?」
俺は部屋においてあった時計を見る。時刻は11時を指していた。父さんの熱を測って部屋に籠ってからもう3時間半ほども経っていたらしい。
「ああ、分かった。」
俺はそのままネルアと一緒に部屋を出ると昼食を一緒に作って食べた。
「お兄ちゃんは午後は畑に行くんだっけ?」
「ああ、そうだったそうだった。」
忘れてた。午後は畑を見に行くよう言われていたんだった。この間植えた野菜に今日は俺が水をやる当番だった。今日は5月20日。もうそれなりに日の光も強くなって暑くなってきてるから、水をやらないと枯れてしまう。
「お兄ちゃん忘れてたの?」
「あー、ハハッ」
「頑張って植えたんだから枯らしたら許さないからね。」
「分かった分かった」
俺も植えるのは毎年手伝っているんだけども、やっぱ結構大変なんだよなー。腰も痛くなるし時間はかかるし。
「お兄ちゃん、お父さんのこと、たくさん調べてくれてるみたいだけど、あんまり頑張りすぎないでね。最近はお母さんも家にいない時間の方が長いし、お父さんと同じくらい2人が倒れないかどうか心配だよ、、、」
「ごめん、心配かけるな。でも大丈夫。自分の体調くらいはちゃんと管理してるから。倒れたりはしないさ。」
「なら良いんだけど、、、」
ネルアに心配されるほど俺は必死に見えてるのか。いや、必死でいい。いまだに全然進歩はない。母さんが話してた以上の話は本にも載っていなかった。母さんの方でも、未だに呪術師は見つからないらしい。
ネルアには、呪術師が原因だってことは伝えていない、、、が、父さんが倒れたときのことを母さんに伝えたときにネルアも一緒にいたわけだし、もう何となく察しているだろうとは思う。その上で、自分には何もできないと、せめて父さんの世話を、と静かに待っていてくれているのだろう。なら、俺たちが、ネルアの分も頑張らないといけない。
今日、畑行ったついでに、もう一回、あたりをぐるーっと回ってみようか。そしたら、もしかしたら例の呪術師に会えるかもしれない。よし、そうと決まれば、、、
「お兄ちゃん?」
ネルアが不思議そうな顔でこっちを見ていた。
「何か難しいこと考えてる?眉間にしわが寄ってる。」
「ああ、いや、なんでもないよ。よし、それじゃあ俺は畑に行ってくることにするよ。」
俺はそういって食器を手に立ち上がる。
「うん、お願い。じゃあ、お皿は私が洗うから、そこに置いておいて。」
「分かった。ありがとな。んじゃ、留守番よろしく頼むわ。」
「うん、行ってらっしゃい」
ネルアが笑って見送ってくれた。あの笑顔は、守ってやりたいな。何としても、手がかりなり何かを得ないと、、、!
俺はそう意気込んで家を出て、そして予定通り畑に行き、野菜たちに水をやった後、街をぶらぶらしてから家に帰った。しかしやはり途中でそれっぽい男の子に出会うこともなく、家を出てから2時間ほど経って、成果なしで家に戻った。
それからはいつも通り、母さんが帰ってきて、夕食を一緒に作り、そして3人で食べ、それぞれ風呂に入った。風呂から出た俺は、父さんに薬を飲ませるために父さんの部屋へと向かう。
コンコン
「父さん、入るぞ」
ここ最近のいつも通り、返事はない。
俺は扉を開け、中に入って扉を閉める。とその時、がさりと背後から音がした。
なんだろうと思って父さんの方を向く。
「ん、んん、、、」
「父さん!!」
父さんの目が開いていた。体を動かそうとして、でも力が入らないのか、そのまま動くのをあきらめる。
「父さん!大丈夫か!?」
「エル、、ディア、か?」
「ああ!そうだ!エルディアだ!!」
「そうか、、、すまない。迷惑、、かけたな。」
「そんなことは良い!と、取りあえずこれ、薬だ!今から飲ませるから、ほんの少しだけ体を起こすぞ。」
「ああ」
俺は父さんの上体を少し起こし、ゆっくり薬を飲ませた。
体調がよくなったのかと一瞬思いはしたものの、背中から感じる体温は相変わらず熱く、熱は全く下がっていないことが分かった。
「父さん、母さんとネルアも心配してる。今呼んでくるからちょっとそのまま待っててくれるか?」
「ああ。」
父さんは話すのに少し苦戦しながらも、了解の意思を示した。
俺は薬の紙を持つと、父さんの部屋を出て、急いでダイニングへと向かう。ネルアは風呂に入っている最中のようだったが、母さんはダイニングにいた。俺は母さんに父さんの目が覚めたことを伝え、急いで父さんの部屋に戻る。
「あなた!!」
母さんが父さんのもとに駆け寄る。
「ナディア、、、心配かけたな」
父さんが、さっきよりも流暢な感じで答える。目が覚めて時間がたって少し感覚を取り戻してきたのかもしれない。
「良かった、、、。心配なんてものじゃ済まなかったわ、、、。でも無事でよかった。」
「、、、」
母さんの言葉に、父さんが押し黙る。
「なあ、2人は今回のこと、どの辺まで分かってるんだ?」
「そう!それだ!父さん、一体何があったんだ!父さんが例の男の子と話してたところを目撃したって人がいたんだ!父さん、気を付けるって言ってたじゃないか!」
「そうよ、、、。何があったか、教えてくれるわよね。」
「ああ。といっても、特にそれ以上は何もない。あったことといえばこの間と一緒だ。あれからどのくらい経ってるのか分からないが、あの時の月曜日、俺は帰り道で例の男の子に出くわした。彼と話すうちに彼と言い合いになってしまって、そのまま俺は呪術を食らってしまったわけだ。」
「呪術発動の条件が何だったかは分かるのか?」
「分からない。だけども、最初の時は札を使われて、その後すぐ倒れて、今回も札を使われて少しして倒れたわけだから、なにか単発的な条件で発動するタイプの呪術なのは間違いないと思う。」
「そ、そんな!」
「じゃあ、やっぱり呪術師の人を見つけるしか、、、!」
継続的な条件じゃないから、過去にやった行動はなかったことにはできない。
父さんを助けるには呪術師がその男の子に打ち勝つしかないってことか、、
「なあ、ナディア、エルディア、それからネルアとも。それぞれと一人ずつと話をしてもいいかな。」
「え?ええ。分かったわ。」
「ありがとう。」
父さんがそんな提案をしてくる。一人ずつと話したいこと?でも今じゃなきゃいけないのだろうか?今は父さんも安静にして、寝てた方がいいんじゃないんだろうか?
「、、別に俺もいいけど、今は寝てた方がいいんじゃないか?」
「今がいいんだ。駄目か?」
「いや、別に駄目ってわけじゃ、、、。でも父さんがその熱じゃ大変なんじゃないか?」
「大丈夫。少し喋るだけにする。少し話して、それで寝るから。だから、少し時間をくれないか?」
「、、、それなら分かった。でも、終わったらすぐに寝るんだぞ。」
「ああ。助かる。なら、最初は母さんでもいいかな、エルディア。」
「分かった。なら俺はいったん席を外すよ。」
「ああ。」
おれは父さんの部屋をでると、ダイニングへと向かう。ネルアはまだ風呂にいるようだ。
出てきたら知らせてやらないとな。すごく喜ぶだろうな。ネルアは、父さんに厳しいこといっぱい言っているけど、それも全部好きの裏返しだから。俺はネルアが父さんの部屋に飛び込んでいく様子を想像して、クスリと笑う。でも、母さんが出てくるまではネルアが父さんの部屋に行かないようにしないとな。本当に久しぶりに、ようやく話せるんだ。たくさん話すことになるだろう。
ネルアをどうやって引き留めたものか、そんなことを考えながら、俺は母さん達の話が終わるのをゆっくりと待った。
うっすー。つむぎんこと綴莉紡だよ。
そういえば作中で今が何月の何日かって書いてなかったなーと今更ながらに思った。
てなわけで今回遅いながらも書いた。
一応だいぶ前に森行った話のとき、木漏れ日が~とか言う描写だったり、日の落ちる時間とかだったりで、冬じゃないって事くらいの情報は出てるのだけ今みて確認したけども。みんなは今どの季節だと思ってた?
もしこれでだいぶみんなとイメージに差があったらちょっと最初の話とか改稿するわ。
てなわけで、今までエルディアの誕生日書いてなかったけども、5月22日です。はい。書いたつもりで完全に忘れてたわ。許してなー




