表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
電車で助けてくれたきみは、クラスの人気者でした  作者: TAKA


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
5/5

第5話

昼休み、七海に手を引かれて、私は購買へ向かった。廊下の角を曲がったところで、前から二人組が歩いてきて、私は思わず足を止める。桜井くんと、その友達の蓮くんだった。


蓮くんは桜井くんといつも一緒にいる男子で、口数は少ないけれど、よく人を見ているという噂だった。すれ違いざま、桜井くんが「あ」と小さく声をあげて、私のほうを見た。


「この前の、電車の。だいじょうぶだった?」


まさか覚えられているなんて思わなくて、頭が真っ白になる。は、はい、と裏返った声が出て、私はそのまま逃げるように歩き出してしまった。背中のほうで、七海が「今の、何?」と目を丸くしているのがわかる。


少し離れてから振り返ると、蓮くんがこちらをじっと見ていて、それから桜井くんに何かを耳打ちした。桜井くんが、照れたように笑う。その意味は、私にはわからない。ただ、心臓だけが、まだうるさく鳴り続けていた。


七海が私の腕をつついて、にやりと笑った。「詩織、あんた、なんか面白いことになってない?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ