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第10話 四大天使の協力


アーサーとメフィストフェレスを食べた機械悪魔メフィストフェレス、がピョンととんぼ返りする。


そして、地面を蹴り、邪神の卵へ向かって飛ぶ。


卵は四大天使の攻撃により、表面がボロボロになっている。が四大天使も傷ついている。


卵はその傷穴から真っ白な触手を何本も突き出し、攻撃している。


アーサーとメフィストフェレスの行動は既に四大天使に伝わっている。


戦いながらでも情報収集することはこのクラスの天使なら可能だ。


機械のウリエル。紫色の曲線の美術品のような姿。攻撃方法は糸。


糸、釣り糸から始まり、縫う技術は服につながり、網につながり、電気を伝える電力網にもつながる。


糸は人間文化において最も重要なものなのだ。


ウリエルは糸をつかさどる天使。そのウリエルが、機械のメフィストを手助けするために、


糸を何本も放出する。


その糸は邪神の卵の触手を捕まえ、動きを封じる。


だが、ウリエルに捉え切れないほどの触手、そして三角の棘が回転運動をしながら迫る。


それを防ぐのはガブリエルとラファエル。


ガブリエルは剣をつかさどる天使。剣、つまりは武器、刃物。


ラファエルは火をつかさどる天使。火。つまりは加工。変化。


この二つは人類文化において最も重要な要素。


西洋騎士然とした機械のガブリエルは邪神の棘を切断する。一度剣を振り下ろすだけで、


無数の斬撃が広がる。


東洋騎士然とした機械のラファエルは邪神の触手を爆破する。


その手に持つ如意棒のような棒で殴るたびに、無数の爆発が広がる。


これらは一発一発が核爆発よりも破壊力がある、超威力である。


が、それでも邪神は倒すことができない。


邪神の眼がぐるりと移動し、機械のメフィストの目の前に来る。


そこから何かの光線を発射した。


四大天使は耐えられても、メフィストフェレスには不可能な威力。


それをミカエルが歌で止める。


ミカエルは歌をつかさどる天使。


人間文化において、歌はあらゆる時代、あらゆる国。あらゆる場所に存在する。


歌は人類文化において最も重要な要素。


ミカエルが歌で光線を霧散させる。



「キエエエエエエエ!!」


機械のメフィストフェレスが大鎌で邪神の目を突き刺す。だが全く突き刺さらない。


「止めるな!」


ガブリエルが叫ぶ。


四大天使は邪神への攻撃を強める。


邪神はそれに対抗する力を注ぐ。


すると、メフィストフェレスの鎌がぐさりと、刺さった。


躊躇なく、鎌を下に引っ張り、傷口を大きくする。


鎌を捨て、両手でその目の傷を引っ張り開ける。


傷口の中は真っ赤だった。真っ赤な液体が満たされている。


機械のメフィストフェレスはその中に顔を突っ込んだ。


その瞬間。傷口は閉じ、機械のメフィストフェレスの首はちょん切られた。


頭を失った機械のメフィストフェレスは、力なく落下していく。


そして、再び四大天使と邪神の卵の戦いが再開した。


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