♯9「牢屋」
「放せよ!! ぶっ飛ばすぞ!! この野郎!!」
牢屋へと連行されていく高井の後を、、ポコがさりげなくついていく。。
「おい!! ポコ!! なぜ、、助けてくれないんだ??」
ポコに話しかけたが、、ポコはこういった。
「あなたが捕まることが、、奴隷解放には必要だからです。。それに、、僕は戦闘には参加できません。あくまで案内人ですから」
高井を連行している二人の兵隊は、、不思議そうな顔している。。
「誰と話してんだ??」
兵隊はそう高井に聞いた。
どうやら、、ポコはこのブラックヘルでも特殊な存在のようだ。。
高井正にしか見えてないし、、存在を認知できないらしい。。
高井は、、牢屋に着くと、、縄を解かれて、、兵隊に強く背中を押されながら、、
牢屋のなかへと押し込まれて、、転んだ。。
「痛えな!! 雑に扱いやがって!! 死ね!!」
悪態をつき、、壁によりかかり、、座った。。
「腹減った!! メシは用意されるのかな……」
縦4メートル、、横6メートルの長方形の牢屋だ。。
蠟燭の明かりが一つだけついている。。
「そういえば、、この牢屋に来る途中に、、他にも捕まっている奴らがいたよな」
「そうですね。。彼らは、、もちろん奴隷たちでしょうね」
「それより、、なぜ、、奴隷解放のために、、捕まることが必要なんだ??」
「それは、、今は答えません。なんでも教えてもらってばかりじゃなくて、、これから身をもって体験して、、自分で答えを掴み取ってください!!」
ポコは高井の質問にはあえて答えなかった。。
高井は疲れて、、牢屋の中で3時間ほど爆睡した。。
「おい!! 起きろ!! ゴキブリ人間!!」
「ん??」
「これからお前はフェアロン帝国の奴隷として、、生きることになる!! これから、、お前が住む部屋に案内する」
「俺が?? 奴隷だと?? ふざけるな!!」
「従わなかったり、、抵抗すれば、、拷問を受けるだけですよ!!」
兵隊は高井を脅した。
「今は、、兵隊に従ってください!!」
ポコがそう高井に言い放った。。
「仕方ねえな……」




