表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/15

♯7「円形衝撃剣」


「円をこのように描いて、、縦に剣を振るだけです。敵を倒したいという気持ちが強ければ強いほど、、威力が出ます」


 ポコは高井正に剣術を教えていた。。


 高井正は言われたように剣を振ってみるが……


「何も起きないぜ?? どうしたらその衝撃波っていうのが出るんだよ?? 円形衝撃剣だったよな??」


「この世界では強い『想い』が最大の武器になります。想いが込められていなければ、、何も起こりません!!」


 何度も、、敵を倒したいという想いを持とうとしたが、、実際に目の前に敵がいないので、、うまくいかずに、、剣から衝撃波が出なかった。。



「仕方ないですね。。少々、、めんどうですが、、敵を出しましょう!!」



 ポコは両手をかざすと、、巨大なライオンが現れた。。


 獰猛そうで、、高井正を威嚇し、、吠えている。。



「ライオンじゃねえか。。食われたらどうすんだよ!!」


「いいから、、食われたくなければ、、倒したいという想いを強く持ち、、さっき教えたように剣を振ってみてください!!」



 高井正は、、ライオンに食われている自分の姿をイメージした。。


 痛みも凄いだろうな。。


「食われたくない!! ライオンを倒して安全を確保したい!!」



 と心の中で叫び、、



 強く剣で円を描き、、縦に振り下ろす。。


「出た!!」


 ブラッディーソードから衝撃波が初めて出た感動を味わった高井。。


 が、、ライオンは衝撃波を軽く避けて、、高井正の体に大きな口で噛みついた。。



「ぎゃああああ」



 ライオンにぶっ飛ばされ、、噛みつかれ、、死を覚悟した。。



 腕や足が食いちぎられて、、胴体がバラバラになってしまった。



 その時、、高井正は思った。


「これで死ねるなら、、それでもいいか。。めんどうな奴隷解放ゲームもしなくて済むし」



 しかし、、胴体がバラバラになり、黒い血が大量に流れても、、意識はある。。



 そして、、ポコは指をパチンと鳴らした。


 すると、、ライオンが一瞬で消え去った。。



「ライオンに食われた感想はどうですか??」



「……」


 意識がはっきりとしていて、、痛みだけを感じる。。



 高井正のバラバラになった胴体が、、徐々に元に戻っていく。


 流れた大量の黒い血も、、体内に戻っていく。。



 高井正は、、元の怪我ひとつしていない、、いつもの姿になった。。



「どういうことだよ?? バラバラになったのに、、また体が元に戻ったぞ??」



「あなたは死ねないのです。。どんな攻撃でも、、死ねない呪いの体なのです。ゴキブリ並みの生命力ということです!!」


 ポコはそう説明した。。



「痛みだけは感じるが、、死ねない。。クソ!! 死ねば、、楽になれると思って期待したんだがな!!」



「自分で言っていていたはずです。退路はないと。。死という逃げ道はありません。永遠にゴキブリの姿で不幸の毎日を過ごすか、、フェアロン帝国の奴隷を解放して、、ゲームクリアして、、天国へと行くか!! その二択しかありません!!」



「もっと剣を教えてくれ!! 早くマルカッスを倒してやるぜ!!」



「ブラッディーソードの威力は、、痛み蓄積型です。。痛みを感じれば感じるほど、、その今まで感じた痛みの累積により、、威力が上がります。ライオンにバラバラにされた痛みもマルカッスを打ち破るために生かされるわけです。私は無駄なことはしない主義です!!」








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ