♯5「ブラッディーソード」
朦朧とした意識と凄まじい痛みの中、、高井正は、、瞬間移動して、、町の住人の弓矢の制裁から
救ってくれたポコの手を握っていた。
「ありがとう。。助けてくれてありがとう……」
「動かないで!!」
ポコは刺さった10本ほどの矢を思い切り、、抜いた。。
「痛ってぇえええええ!!」
高井正は飛び上がった。。
「もっと優しく抜けよ!! バカ野郎!!」
「『ぶっ殺す』の代わりが『バカ野郎』ですか?? 相変わらず、、どうしようもない人間ですね!!」
「痛かったんだから仕方ねえだろ!!」
高井正は罪滅ぼしステータスの腕時計を見てみた。
「15000しか減ってねえじゃねえか。。これだけ痛かったのに!! どうみても割に合わねえ!!」
「ところで、、ここがどこかわかりますか??」
「この大きな扉の先に何があるのか、、初めて来たんだからわかるわけねえだろ!! バカなのか??」
「では、、、、入ってみましょう!!」
ギイイイイ……
木製の大きな扉を開ける音が響いた。
扉の向こうには、、たくさんの種類の数の剣が飾られていた。。
「いらっしゃい!!」
落ち着いた雰囲気の白髪と眼鏡の少し猫背のおじいさんが、、挨拶してくれた。。
「ここは、、なんだ?? 武器が売っている店か??」
「そうです。あなたがゴキブリ人間から解放され、、この異世界から卒業するためには、、あるゲームをクリアしないといけません」
ポコは高井正に説明し始めた。
「ここにはたくさんの剣があります。。それぞれ剣の能力の違いがあります。あなたはこれからある国の奴隷たち5万人を救うゲームをしないとなりません。あなたは剣を使い、、悪の帝王であるマルカッス帝王を打ち破り、、奴隷たちを解放し、、自由にしてやるのです。そうすれば、、ゴキブリ人間から解放され、、このブラックヘルからホワイトヘブン、、つまり、、天国へと行くことができます」
「マルカッス帝王?? 剣で奴隷解放だと?? そんな強そうな帝王と戦うのか?? 勝てるのか?? この俺が??」
「でもやるしかないです。このままでは、、永遠にゴキブリのままですよ??」
「退路はねえんだよな……わかっているけどさ」
「僕がおすすめする剣はこの3つです」
・ブラッディーソード「戦闘中に痛みを感じる量が多いほど、、剣の威力が上がり、、敵をたくさん倒せる」
・スーパーヒーローソード「人を救いたいという想いが強いほど、、剣の威力が上がり、、敵をたくさん倒せる」
・ムーンライトソード「練習量が多ければ多いほど、、剣の威力が上がり、、敵をたくさん倒せる」
ポコはおすすめの剣3つをおじいさんに無断で取り出してきた。。
おじいさんは特にポコの勝手と思える行動に何も言わない。
いつもやっているような見慣れた風景を見ているかのような目で無言でいる。
「3つすべてもらえないか??」
「1つだけです!!」
「じゃあ、、最初のブラッディーソードでいいよ。どうせ、、その戦闘中に痛みを感じるだろうから、、その度に、、剣の威力が上がるほうがいいな」
高井正は赤黒いブラッディーソードをポコから渡された。。剣をしまう鞘も一緒に。。
「じゃあ、、おじいさん。。ブラッディソードをもらっていくよ!!」
「いばらの道だが、、ぜひ、、奴隷解放ゲームをクリアしてくれ!!」
「はいよ。。元気でな。。おじいさん!!」
高井正とポコはおじいさんに挨拶して、、店を出た。




