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10月10日に何が起こった?  作者: 力丸あかね


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6/10

発掘



私のパソコンの中に痕跡があるはずなのになぜ見つからない?

私は『かの君』と何を話した?

そこに北条君からメールが来た

「見つけたんだって『かの君』」 どんな人だった?オレも見たいな、乙女心をくすぐった人をさ」

「うん、体格がいい人、それだけでなんだけど、顔は普通よりちょっと精悍かな」

「あのさ、オマエが思い出すまで言うの止めてたんだけど、オレに送ったメールに

乙女心がイカれていくところを赤裸々に書いた箇所あるんだけ、それ送ろうか?

赤面ものだから、覚悟がいるけど、手掛かりにはなると思う、どうする?」

(そうか、そうだな、一人だけ真実を知ってるやつがいたな)。

たしかにイカれた私の痕跡は毎月フォルダーの北条君からのメールで見つけたが

もっと具体的に知りたい。

私がイカれていく様子、見てみるかパンドラの箱の中

「わかった、送って、真実を知りたいから・・・・このままじゃ終われない」


ドキドキしながらメールを待った。私ってどんな女だったのか私が知りたい。


「先週隣のレーンで泳いでいた人のフォームがきれいだったので、思わずそのおじさんをナンパ。ちょっとコツを伝授してもらったら、カエルのつぶれた泳ぎからプロっぽくなったのでびっくり、3日後なんと10メートル泳げた、すごい!

で、知らないおばちゃんから、あなたあの人に習ってるの?あの人マスターズで何回も賞を取っているのよ、と言われびっくり、っていうか私も人を見る眼があるってことじゃない?

で、メルアドを交換して色々聞いたら前職は消防署のレンジャーで、地元で森林火災予防のボランティアやっていて趣味はバイクだって。色々質問するとすべて真摯に答えてくれるの

毎晩20くらいラリーしてたらなんだか恋しちゃった

短髪とガタイと趣味から、もし妻帯していなかったらアッチ系(硬派のゲイ)だと思わない?私にとってはその方が都合がいいんだけど 」

・・・・・・・と送られてきた

何じゃ、このメールこんなこと書いとったんか。やっぱり北条君は長年の友情で結ばれた何でも話せる友達だったんだと安心した

でも私ってこんなプロファイリングしてたなんて、積極的すぎん?

「ほんとイカれてるわ私」というのが第一印象

そうかあの人やっぱり制服組か、この間会った時も制服組のイメージがあったけど

リセットして2回目に会った時も印象ってあまり変わらないんだなと変に感心した。

同じ人にまた恋しちゃうのかな、だめだ。せっかくリセットでやり直しのチャンス、同じ沼にハマるな私。


北条君にメールを返した

「ありがとう赤面メール。あんたよく呆れなかったわね、どう思った?この時」

すると返信で

「なんか女子高生みたいなキラキラ感があって展開が楽しみだったよ。

オレも最近モテないからうらやましかったよ、いくつになってもトキメキって生まれるんだって」

「で、この後私はどうなったの?ほかにも持ってるんでしょ、秘密文書」

「うん、メールで書ききれずファイルで送ってきたよ4ページの大作」

「そうなの、こっちのファイルにはなかったんだけど、私が削除したのかな?

送ってよ。もうこうなった「わずか3か月前の自分を探す旅」はじめるわよ」

「でも、これ序章で多分3章くらいまであるよ、最後の結末は知らないけど。

結構乱高下が激しくて、耐えられるかな、もう少し体力がついて元気になってからでもいいんじゃない?」

「何もったいぶってるの?もうパンドラの箱は開けちゃってるんだから」

「わかった」

と送られてきたファイルは4ページの大作だった。






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