アメイジア大陸
「これは……アメイジア?」
スクリーンに映った地球は、ゲイルたちの見慣れている地球とは違った。
大陸が1つだけしかなかったのだ。
その名前はアメイジア大陸。
アメイジア大陸とは現在より約2億年後に地球に出現する可能性があると考えられている超大陸の一つ。ゲイルは世界史の教科書をペラペラめくってた時、豆知識欄でその存在を見ていた。
すなわち、ゲイルたちがいる世界は。
「二億年後の未来」
しかし、なぜ二億年後なのかという謎が残る。
「お前たちは第一次地球防衛戦争が、どう終わったか知ってるよな」
第一次地球防衛戦争はこの十二部隊の隊長たちに護衛されたターミナル1号機を、敵主力部隊に特攻させた後、自爆して敵の戦力の八割を巻き込み、その後敵が降伏したことによって終結したと言われている。
ターミナル特攻の際その護衛をしていた十二部隊の隊長たちは、自爆直前で乗機から降り特務隊ENSの隊長に救出され、帰還したとされるのが第一次地球防衛戦争の最終決戦の記録のすべてだ。
特務隊ENSとは、専用ホムンクルスの開発部隊兼テスト部隊で、十二部隊とは別の意味で地球防衛軍になくてはならない部隊だ。
その情報は徹底的に隠され、名前も知らない人も多い
「ターミナルの自爆装置を作ったのと、このペンダントを作ったのは、どちらも特務隊ENSの隊長だ」
それが意味していることは、ターミナルは自爆したのではなく、遠い未来へと敵ごと時間移動したということだ。
「どうしてそんなことがわかったんだ?」
「俺たちがここに来たとき、ENSの隊長のメッセージがあった。それに書かれていた」
そこに、認識改変のこともあった。
宗美と九兵衛のペンダントは、最初に作ったプロトタイプのためカウントダウンのずれや、認識改変の事故があるかもしれないと。
「てことは俺達は……」
「向こうの人たちの記憶が残ったままだから、行方不明扱いだな」
司令室に微妙な空気が流れる。
果たして認識改変のせいで忘れ去られた方がいいのか、行方不明扱の方がいいのか微妙なところだ。




