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第64話 国旗損壊罪PTで、会議を損壊させかけたんだが。ウチ、反日議員にされかけたんだけど。ていうか、一次ソース調べてから叩いてほしいっす

 国旗損壊罪PT、最終日。

 長机を囲むプロジェクトチームの空気は、朝からずっと重かった。

 条文は、三日前に配布済み。

 事務方との調整も終わり、文言もすでに固まっている。


 今日は、形式的な了承だけの予定。

 そんな空気が、会議室全体を支配していた。


「ご質問、ご意見はありますか?」


 座長の本松が、いつも通りの声で問いかける。

 るる奈は、配られた条文の紙を、暇つぶし程度にぼんやりと眺めていた。


(やっと、今日で終わりかー。終わったら、速攻で部屋戻って、推しの配信のアーカイブ見よ♡)


 るる奈は、今回のPT参加も、いつも通りの数合わせ議員だった。

 誰も反対しなさそうな法案に、頭数を揃えるためだけに呼ばれる。

 ここ数日、るる奈はずっと右にならえで頷き続けてきただけだった。


 しばらく時間がたつが、法案の反対意見を、誰も口にしない。

 本松が周囲を見渡し、小さくうなずきかけたその時だった。


「……発言を許可していただけますか」


 静寂を破ったのは、田端議員だった。

 賛成派の何人かが、あからさまに顔をしかめるが、本松は表情を変えなかった。


「……どうぞ、田端委員」


 田端は、ゆっくりと立ち上がった。


「私は、この法案の趣旨そのものを否定するものではありません」


 一瞬、場の空気が和らいだ。

 しかし次の言葉で、再び緊張が走る。


「ですが、この条文で刑罰を設けることには反対です」


(あ、また田端先生の反対タイムだ)


 るる奈は、条文の紙をめくりながら、心の中でぼんやりと呟いた。


 田端は静かに立ち上がり、眼前に積まれた判例集と憲法本にそっと手を置いた。


「――国の象徴である国旗を大切にしたい、という想い自体を否定するつもりは一切ありません。ですが、それを『刑罰』で強制することには、断固として反対します」


 田端の声は低く、どこまでも静かだった。


「刑罰とは、あらゆる手段を尽くした末の最後の手段です。明確な被害データ(立法事実)すら示せないまま、曖昧な基準で国民を罪に問えば、憲法が保障する表現の自由は、完全に萎縮してしまう。法治国家のルールである憲法を為政者が壊すような暴挙、断じて認めるわけにはいきません」


 誰も、口を開かない。

 なぜなら賛成派の結論は、国旗を大切にしたい国民感情を守るという保護法益で、すでに決まっているからだ。


「……ご意見は承りました」


 本松の声は短く、重かった。

 田端は、周囲を見渡した。

 誰一人として、自分に同調する空気ではない。

 彼は、それを理解していた。


「……私の役目は終わりました」


 資料を丁寧に閉じ、一礼すると静かに会議室を後にした。


 扉が閉まる音だけが、会議室に響いた。

 るる奈は、田端の背中を見送りながら、少しだけ同情した。

 だが、それ以上のことは考えなかった。


 本松は、小さく息をつく。


「……それでは、他にご意見がなければ、採決します」


 いつもなら、ここでるる奈は迷わず手を挙げていた。


(……いや、待って。ウチ、暇だから条文読んでたんだけど)


 脳内に、さっき読んだ条文の一文が、ふわりと浮かび上がってくる。


『……公然と国旗を損壊し、除去し、又は汚損した者は――』


(あれ?した者は?した者って、それじゃあさ……)


 気づいてしまった。

 気づかなければよかったのに、気づいてしまった。


(言う……?言わない……?いや、ウチ、国旗損壊罪とか、正直どうでもいいし。でも……このモヤモヤ、なんか気持ち悪すぎる……)


 本松が挙手を促そうとした、まさにその瞬間だった。


「……あの、すいません」


 るる奈は、遠慮がちに片手を挙げた。

 会議室の空気が、凍りついた。

 賛成派議員たちの視線が、一斉にるる奈に集まる。

 皆、数合わせの千道議員が、という戸惑いの色を隠しきれていない。

 驚愕と困惑の入り混じった目で、るる奈を見つめた。


 本松は一瞬、眉を寄せたが、すぐに表情を戻した。


「……千道委員、どうぞ」


「えーと、ウチ、国旗損壊罪自体は正直どっちでもいいんですけど。ちょっと気になるとこ見つけちゃって」


 るる奈は、条文を指でなぞりながら続けた。


「これって、『損壊した者』を罰する、って書いてあるじゃないですか。だったらさ、家とか誰も見てないとこで先に旗にバツ印書いたり破いたりしといて、それを外に持ってって『見せびらかす』のは、セーフってことですよね?」


「……」


「デモとかでバツ印の旗掲げて歩くのって、その場で破いたり燃やしたりしてるわけじゃなくて、もう損壊した国旗を持ってきて掲げてるだけじゃないですか。これって、法律的には『損壊』が起きてる瞬間を誰も見てないから、セーフなんじゃないの?って、ウチは思ったんですけど」


 会議室が、しん、と静まり返った。


(え、待って、まさかそんな抜け穴が……)


 賛成派議員たちが、慌てて条文を再び開き、真剣な顔で読み返し始める。

 そして、本松の顔から、みるみる血の気が引いていった。


 ――法案作成担当の本松は、この不備には最初から気づいていた。


 「行為」を処罰する以上、「すでに損壊された物」を持ち歩くだけの行為は、構成要件上どうしても捕捉しきれない。

 それは、憲法上の表現の自由をすり抜けるために、あえてそう設計せざるを得なかった、苦肉の産物だった。

 それゆえ、指摘されない限り、自分から言うつもりはなかった。


「え、えーと。鋭いご指摘ですが、この法律はあくまで『損壊等する行為』を処罰するものであって……」


「あ、じゃあ、やっぱそうなんですね。なるほどっす」


 るる奈は、意外にあっさり頷いた。

 だが、保守系の賛成派議員たちの顔に、明らかな動揺が走った。


(いや、そこまで正直に認めなくても……)


(それは、さすがに墓穴を掘っただろ、本松……)


 という空気が、会議室に色濃く漂う。


 だが、るる奈はそこで終わらなかった。

 手元の条文の、別の一文に目を落とす。


「でしたら、提案なんすけど……」


「……まだ、何か?」


 本松の声に、隠しきれない緊張が滲んだ。


「じゃあいっそのこと、『すでに損壊された国旗を見せる』のも含めて、国旗に対する嫌がらせ全部アウトにすればよくないですか?中途半端に『行為の瞬間』だけ狙い撃ちにするから、こういう穴できるんじゃないの?」


「……それは」


「バツ印描くのも、破くのも、燃やすのも、燃やしたやつを見せびらかすのも、全部ひっくるめて『国旗に対する敬意を欠く行為』としてまとめてアウトにした方が、抜け道なくてスッキリしません?中途半端に一部だけセーフにするから、みんなそこ突いてくるわけだし」


 会議室に、今度こそ本格的な動揺が走った。

 保守系の議員たちの何人かは、一瞬「悪くない」という顔をしたが、すぐにその表情が凍りついた。


(いや……。それこそ、完全にアウトだろ……)


(表現の自由を丸ごと殺すことになる……。それこそ、憲法違反まっしぐらじゃないか……)


 本松は、今度こそはっきりと言葉に詰まった。


 なぜなら、るる奈が今言った例外なく全を部禁止する提案こそが、この法案を作る過程で真っ先に検討され、真っ先に葬られた案そのものだったからだ。


 「行為の瞬間」に限定し、「著しく不快な方法」という限定を付け、政治的表現には違法性阻却の余地を残す――。

 それらはすべて、この法律を憲法違反のギリギリの線に収めるための、緻密に計算された「妥協の産物」だった。


 るる奈の提案は、その妥協を全部取っ払って、原初の一番危ない案に、引き戻すものだった。


(……この子、そこまで分かって言ってるのか……?いや、違う。本当に何も考えず、思いついたことをそのまま口にしているだけだ……)


 本松の背中に、じわりと冷たい汗が滲んだ。


「……千道議員。そのご提案は、表現の自由との関係で、極めて慎重な検討を要するものでして……」


「え、待って? だったらウチがさ、推しのスキャンダルにブチ切れて自腹で買ったアクスタ燃やしたとするじゃん? それ見て他のファンが『不快だから燃やすな!』って言ってきたら、ウチの持ち物の使い道を法律で禁止するってこと? 自腹で買ったウチのグッズなのに??」


 もちろん、るる奈は憲法29条の『財産権』や、感情的法益の限界なんて1ミリも考えていない。

 ただ純粋に、自分の推し活に置き換えてそう思っただけだった。


 だが、その場にいたPTの議員たちは完全に凍りついた。

 彼らは「国旗を大切にしたい国民感情を守る」という大義名分を掲げるあまり、『他人の不快感(感情)という不確定な理由で、個人の所有権(財産権)をどこまで国家が制限できるのか』という、憲法上の致命的な対立構造を知りながらも、あえて見て見ぬふりをしているからだ。


 自腹で購入した所有物の処分権限と、それを見る他人の感情。

 法理論の迷宮で泥沼化していた大人の議論を、ギャルの「推し活」という暴投とも言える変化球で、PTが一瞬で粉砕してしまった。


 そしてるる奈は、自分の発言がきっかけで、会議室の空気が一気に重くなっていくのを、肌で感じ取った。


(……あ、やば。これ、なんか変な方向いってる。もしかして、地雷踏んだ!?)


「あ、えっと、今のなし!今の発言、議事録からも消してもらって大丈夫なんで!別に反対とかじゃなくて、ただ気になっただけなんで!」


 るる奈は慌てて両手を振り、そのままの勢いで自分から音頭を取るように、大げさに手を挙げた。


「賛成でーす!ウチ、賛成なんで!早く、採決しましょう!」


 本松は一瞬呆気に取られたが、すぐに気を取り直した。


「……それでは、改めて、本案に賛成の方は、挙手を」


 一斉に手が上がる。

 全会一致で、国旗損壊罪PTは無事に了承された。

 るる奈は、いたたまれない気分のまま、あえて大きな声で言った。


「お疲れ様でしたー!ウチ、お先に失礼しますー!」


 そそくさと、会議室を後にする。

 廊下に出た瞬間、るる奈は小さくため息をついた。


(……やっぱり、慣れないこと、するもんじゃないね)


 自分に向けて、軽く反省の一言を呟く。

 ――でも、あの本松のおじさんの顔、なんかめっちゃ焦ってたな。

 ウチ、なんか変なこと言っちゃったのかな。

 いや、別に反対したいわけじゃないし、法律とか難しいことよく分かんないし。


 そして、それ以上は、深く考えないことにした。

 推しの配信のアーカイブが、まだ見られずに残っている。

 るる奈は気持ちを切り替えるように、スマホを取り出した。



 後日、臨時国会で国旗損壊罪が成立した。

 国会は、いつもと変わらない喧騒に包まれていた。

 そして、とある廊下の片隅が、異様な熱気を帯びていた。


「田端先生!党議拘束に反した理由を、改めてお聞かせください!」


「憲法違反の疑いがあるとおっしゃっていますが、具体的にどの条文と」


 多数のマイクとICレコーダー、そしてフラッシュの嵐。

 その中心に立っていたのは、国旗損壊罪PTでただ一人、堂々と反対意見を述べた田端議員だった。


 千道るる奈は、たまたま自室へ戻る途中、その囲み取材に出くわした。

 人だかりの隙間から、ちらりと様子をうかがう。


(……あ、田端先生だ)


 田端は、記者たちの矢継ぎ早の質問に、一切怯むことなく応じていた。


「私は、法案の趣旨自体を否定しているわけではありません。ですが、刑罰を科すからには、立法事実――つまり、何が実際に害されているのかが、明確でなければならない。今回の条文には、それが欠けています」


 言葉は静かだったが、芯が通っていた。


(……なんか、めっちゃちゃんとしてる。あの日、会議室でみんなにシカトされてた時と、全然テンション変わんない)


 るる奈は、素直に感心した。


(法律って可決したらそれで終わりだと思ってたけど、田端先生、成立した後もこんな熱心に説明し続けてるんだ……)


 そんなことを、他人事のようにぼんやり考えていた、その時だった。


「あ、すみません、千道先生」


 記者の一人が、ふいにるる奈に気づき、マイクを向けてきた。


「千道先生も、あのPTにご出席されていましたよね。国旗損壊罪について、どうお考えですか?」


「え、あ、ウチっすか」


 るる奈は、突然の指名に戸惑いながらも、いつもの調子で答えた。


「いや、ウチはあの時、賛成の手、挙げたし。ちゃんと本会議でも、賛成のボタン、しっかり押したんで」


「PTでは、条文について色々とご質問されていたと伺いましたが」


「あー、それはただの質問っていうか、気になったから聞いただけっていうか」


 るる奈は、あの日のことを思い出しながら、軽く笑って答えた。


(別に反対意見言ったわけじゃないし、大丈夫っしょ)


 そう思って、その場は特に気にせず立ち去った。



 異変に気づいたのは、その日の夕方だった。


「先生、少しよろしいですか」


 自室に戻ったるる奈のもとに、御子神が険しい表情でやってきた。


「なに、その顔。また何かあった?」


「先生の名前が、SNSでトレンド入りしています」


「マジ!?なんで!?ウチ、今日そんな目立つことしてないんだけど」


 御子神が、無言でスマホを差し出す。

 画面に表示されていたのは、いくつもの投稿だった。


『千道るる奈、国旗損壊罪PTで反対意見。国旗を軽視する発言も』


『闇金議員、次は反日か』


『#千道るる奈も反対派』


「……は?」


 るる奈は、画面を凝視したまま固まった。


「なにこれ。ウチ、いつ反対したの?」


「先生が記者に答えた内容が、切り取られて拡散されているようです」


 丸目が、深刻な顔でタブレットの画面を見せてきた。

 そこには、るる奈が記者に答えた際の映像の切り抜きが貼られていた。


『――質問されていたと伺いましたが』


『あー、それはただの質問っていうか』


 ――という部分だけが強調され、あたかも「るる奈がPTで反対の質問をぶつけた」かのような編集が施されている。


「……ちょ、待って。ウチ、賛成の手挙げたって、ちゃんと言ったじゃん!」


「その部分は、報道でもSNSでも、ほとんど扱われていません」


 竹中が、苦々しい声で言った。


「質問したという事実だけが切り取られ、反対派に同調しているという文脈に、都合よく再構成されています」


「なんでそんな都合よく編集できんの!?ウチ、賛成って何回も言ったのに!」


 るる奈は、震える指でスマホをスクロールした。

 コメント欄には、見たこともないような言葉が並んでいた。


『闇金の次は反日議員かよ』


『こういう奴が国を壊す』


『比例で当選しただけの奴が調子乗るな』


「……」


 るる奈の顔から、みるみる血の気が引いていった。


「ウチ、反対の意見なんて、一言も言ってないんですけど……。条文に疑問あるから、気になって聞いただけで……」


「先生」


 御子神が、力強く言った。


「事実と世間に流れている情報が、一致していません。これは、対応が必要です」


「対応って、どうするの……」


「まずは、先生ご自身の言葉で、はっきりと否定していただく必要があります」


 その日の夜、るる奈は急遽セッティングされた囲み取材の場に立った。

 フラッシュの嵐は、田端の時よりもさらに激しかった。


「千道先生、国旗損壊罪に反対されたというのは、事実ですか」


「違います!」


 るる奈は、いつもの軽いギャル語を封印し、必死の形相で言い切った。


「ウチ、PTで条文の内容について質問しただけです。反対の意見なんて、一度も言ってません。それに、PTの採決では賛成の挙手をしましたし、本会議でも、ちゃんと賛成のボタンを押しました。記録、見てもらえば分かります」


「ですが、条文の不備を指摘されたと聞いていますが」


「それは、条文をちゃんと読んで、気になったところを聞いただけです。反対とか、そういうんじゃなくて。ウチ、とにかく賛成です」


 記者たちは、微妙な表情を浮かべながら、それぞれメモを取っていた。


「……つまり、千道先生は、あくまで賛成の立場だったと」


「はい!賛成です!反対じゃないです!マジで、そこだけは絶対に間違えないでください!」


 るる奈は、これでもかというくらい、「反対ではない」を強調した。

 自室に戻ったるる奈は、ソファに崩れ落ちるようにして座り込んだ。


「……ウチ、もう疲れた」


「お疲れ様でした、先生」


 御子神が、静かにお茶を差し出す。


「なんなの、これ。ウチ、ただ条文読んで、ちょっと気になったこと聞いただけなのに」


 丸目が、労わるような声で言った。


「先生、災難でしたね。今回は、先生に落ち度はありません」


「でしょ!?ウチ、ちゃんと賛成の手挙げたし、ボタンも押したし!」


 竹中が、眼鏡を拭きながら、静かに言った。


「今回の件は、いわゆる『切り取り』と『文脈の再構成』の典型例です。事実関係よりも、話題性やインパクトのある構図が優先されて拡散される。既に『闇金議員』『エッフェルるる奈』というレッテルがある先生は、格好の標的にされやすい」


「……ウチ、闇金の次はエッフェル塔、その次は反日議員とか、もう何連続で炎上してんの。世間、ウチのこと恨みすぎじゃない?」


 るる奈は、ソファに突っ伏しながら、盛大にぼやいた。


「せめて、条文くらい読んでから言ってほしいんですけど。スマホで検索したら、国会の会議録とか、法案の条文とか、全部読めるんだから」


「……概ね、正論です」


 御子神が、静かに頷いた。


「政治に関心を持つこと自体は良いことですが、一次情報を確認せず、切り取られた印象だけで判断が形成される。それが今の情報環境の、一つの現実です」


「じゃあウチ、どうすればよかったの……」


「今回のことは、先生の対応で、概ね収束すると思われます。田端先生も、堂々とご自身の見解を発信し続けていますし、時間が経てば、事実は正しく整理されるはずです」


 丸目が、少し明るい声で付け加えた。


「それに先生、今回は完全に『言いがかり』のパターンでしたから。落ち度がない分、逆風は長続きしないと思いますよ」


「……そう、なのかな。そうだといいな」


 るる奈は、少しだけ気持ちを持ち直したように、体を起こした。

 窓の外、夜の永田町は、何事もなかったかのように静まり返っていた。



 数日後、田端議員の主張は徐々に憲法学者やメディアからも一定の評価を受けるようになり、議論は落ち着いていった。

 るる奈にまつわる「反対派」の誤解も、時間の経過とともに、少しずつ薄れていった。

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