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クラスでぼっちの俺が生徒会長とギャルをクズ男から救ったら何故か惚れられてしまい毎日言い寄られるようになり、それを知った義姉が俺を取られまいと結婚を申し込んだせいで三つ巴の戦争が始まった。  作者: この山田は無鉛プレミアムガソリン専用仕様となっています。レギュラーガソリンの使用は故障の原因となるため絶対にお止めください。レギュラーガソリンの使用によって生じたいかなる損害も当社は責任を負いません。
4章 激しくなる3人の美女からのアプローチ
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4-2-5   俺は栗栖とベッドを共にする

「伊良湖、麦茶飲む?」

「ああ。頼む」

「わかった。持ってくるね」




栗栖が麦茶を持ってくるために部屋を出る。



「伊良湖、アタシがいない間部屋を漁っちゃダメだよ?」

「そんなことはしねぇよ」



栗栖は俺に一言言って去っていく。

少しして麦茶が入ったコップを持って栗栖が戻ってきた。



「漁らないでとは言ったけど一切何かした痕跡がないというのは正直複雑な気持ちだね・・・・・・・・・・・・・」

「漁るなと言われれば漁らない。人が嫌がることはしない」

「ああ、うん。はい、麦茶」



栗栖からコップを受け取った俺は麦茶を



「栗栖、まさかとは思うが眠剤とか入って」

「そんなの入ってないし!どんだけ信用してないのよ!」

「いや・・・・・・・・・言ってみただけだ」

「絶対嘘だ!」



俺の言葉に栗栖が非難する口調で言う。

目をそらしながら言ったのだからそんな口調もしょうがないが。



「って、そういや今日優子さんは?」

「お母さん?今週出張で月曜まで帰ってこないよ」

「えっと、栗栖の父親は?」

「今海外出向してるんだ。帰ってくるのも希でさ」



ん?ってことは今日は栗栖の家には俺達2人しか・・・・・・・・・・



「だから今日はアタシと伊良湖しかないよ?」

「そ、そうか」



俺はそのことに動揺する中栗栖は俺のそばに寄ってくる。



「も・し・か・し・て~期待してたりする?」

「いや全然」

「・・・・・・・・本当に期待してないんだね。

そんな顔されるとすごく悔しい気持ちになるわね」



栗栖は俺の顔を見て悔しそうにする。



「俺にそういう反応は期待するな」

「悔しい~いつか絶対期待させてやる」

「フン」



俺が栗栖の宣言に軽く鼻で笑うと



「あ、その余裕マジむかつく~」



と言う。



「ムカついてろ。俺が簡単に自分に惚れるなんて思うなよ」



そうだ。伊達に今まで色んな人間にハメられたわけじゃない。

俺をそうそう惚れさせられると思うなよ。


そして少し栗栖と話した後



「伊良湖、そろそろ寝ようよ」



というのでスマホで時間を確認する。



「ああ、もうそんな時間か」

「だからさ、寝よ?アタシと一緒に」

「布団別々じゃないのかよ!」

「何いってんの?そんなわけないじゃん!」



栗栖に手を引かれベッドに連れていかれる。



「ほら伊良湖、ここに寝て」



と栗栖が自分の隣を指さす。

栗栖の指示通り俺は栗栖の隣に寝転がる。

栗栖は掛布団をかけた後、



「電気消すよ」



と言ってリモコンを操作して電気を消す。



「伊良湖、手つないで」



栗栖が俺と向かい合わせになるように寝て手をつなぎたいというので手をつなぐ。



「違う。こう」



栗栖は普通に手をつなぐとそれが気に入らなかったらしく恋人つなぎにつなぎ直してくる。



「ふふ、もっとぎゅって握って」



少し強めに握ると栗栖はそうそうと言う。



「それにしても伊良湖の手って大きいよね。アタシの手じゃちっちゃすぎて握り辛くない?」

「いや」

「そっか」



栗栖は俺と恋人つなぎをしながら少し密着度を高めてくる。

栗栖の体温を感じる面積が増えてくる。



「アタシの体温はどう?感じる?」

「感じる。でも温度は俺と同じくらいじゃないか?」

「うん。でもこうやってくっついてるとさ、伊良湖が目の前にいるって感じがして幸せ」



おいおいそんなこと簡単に言うんじゃないよ。

経験ない男だったら変な気起こすぞ。



「いいよ伊良湖なら。変な気を起こしてくれるほうがむしろうれしい」

「俺はそんな無責任なことはしない」

「うん、知ってる。そんな性格だから伊良湖のことを好きになったんだよ」



俺が考えてることを読んだのか、変な気を起こしてほしいという栗栖に俺はそう答える。

すると栗栖はまた簡単に好きと俺に言う。



「好きなんて言葉、簡単に使うな」

「アタシの好きは本気だよ。それをこれから証明するって言ったでしょ」



絶対に惚れさせる。

その意思は固いということを俺に示すように栗栖は言う。



「そ」

「む・・・・・・・まぁいっか。じゃ、そろそろ寝よ?」

「ああ」



栗栖は俺のそっけない返事にイラッときたようだがすぐに平常に戻り寝ようというので返事する。



「お、おい栗栖」

「さっきアタシをイラっとさせた罰。アタシの抱き枕として寝て」



栗栖は手を離すと俺に抱き着いてそう言う。



「イラッとさせてすまない。だから離してくれ」

「いや。今夜は絶対離さない」



そう言って栗栖は俺を強く抱きしめる。

結局俺は栗栖に全身、特に胸を押し付けられながら抱き枕となって一緒に寝た。

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